サウンドバーという言葉を最近よく聞きますし、実際人気のようです。
私はサウンドバーを5年近く使い続けています。
我が家のホームシアター環境は、本格的な5.1chサラウンドシステムからサウンドバーに切り替えた経緯もあります。
今回は、AV情報家電 家電製品アドバイザー(エグゼクティブ等級)の私が、サウンドバーについて徹底解説していきます。
サウンドバーって何?
サウンドバーとは、薄型テレビの前に設置して使用するバー(棒状)タイプのスピーカーのことです。
上記写真の赤枠で囲った部分の横に長い棒状のスピーカーが、サウンドバーです。
サウンドバーって必要なの?
テレビの音を聴く、という目的のためだけなら別に無くても良いです。
薄型テレビはその薄さのために、本格的な低音を出す大きなスピーカーが内蔵できません。
最近はその弱点を補うべく、各社いろいろな手段を講じています。
しかしながら物理的にスピーカーの設置スペースがないのは事実であり、どうしても迫力のある重低音などは出しにくいのが現状です。
また薄型テレビは画面の縁をできるだけ薄くするため、スピーカーが背面や底面に搭載されており前面に付いていない場合がほとんどです。
そのため音がこもって聴こえたり、映画の迫力を感じにくかったり、音声が聴き取りにくかったりすることもあります。
サウンドバーは、基本前面から音が出てくるので、薄型テレビの弱点を補うことができます。
サウンドバーを使用すると音がよりストレートに聴こえます。
サブウーハーという重低音専用のスピーカーを内蔵、または別に付属しているサウンドバーだと、爆発音の重低音の響きなどが増して映画の迫力を感じることができます。
クリアボイス機能があるサウンドバーを使えば、音声も聴き取りやすくなります。
現状のテレビの音に満足していないのであれば、サウンドバーはあった方が良いと思います。
サウンドバーって何が良いの?
サウンドバーっていったい何が良いのでしょうか?
サウンドバーのメリットについてみていきます。
- テレビの音質向上
上記に記載した通り、薄型テレビの低音が出ない音質をサウンドバーで向上させることが可能です。
サウンドバーには低音専用のサブウーハーが内蔵されているものがほとんどです。
上位機種になるとサブウーハーが別で付属してきます。
これによりテレビでは味わえない、迫力のある重低音を味わうことができます。
- 設置場所を取らない
通常のスピーカーだと、テレビの横などに設置する必要があります。
またサラウンド環境をスピーカーで構築するとなると、テレビの前・横・視聴位置の後ろなどにスピーカーを設置する必要があります。
サウンドバーはテレビの前に置ける薄い棒状の箱型になっているので、設置場所を取りません。
また、壁掛けテレビの場合、サウンドバーも壁掛けにすることが可能です。
- 接続が簡単
サウンドバーの接続は非常に簡単です。
付属してくるHDMIケーブルでテレビとサウンドバーを接続するだけです。
最近のテレビはeARC端子が付いているものがほとんどですので、テレビのeARC端子とサウンドバーのeARC端子を接続するだけで、テレビの音がサウンドバーから出てきます。
ARCとは、「Audio Return Channel」 (オーディオ・リターン・チャンネル)の略です。
テレビのHDMI入力端子からオーディオ機器のHDMI出力端子へ音声信号を送ること(戻す=Return)が可能です。
ただし、ARCは伝送できるのは最高192kHz/24bitのLPCM(リニアPCM/ステレオ)または、各種5.1chフォーマット(Dolby Digital/DTS/MPEG-2 AAC)に限られ、近年普及が進んでいるDolby Atmosなどの最新フォーマットに対応できません。
eARCとはARCの拡張版であり、より高品位な音声データの伝送が実現できるようになりました。
具体的には、Dolby Atmos、DTS:X のほかに、5.1ch・7.1chリニアPCM信号(最大8ch)や、最大32chの圧縮音声などの伝送にも対応します。
サウンドバーとテレビの接続の仕方
サウンドバーのメリットでも記載しましたが、サウンドバーとテレビの接続方法はすごく簡単です。
テレビとサウンドバーがeARCに対応している前提で説明します。
テレビ側のeARC端子とサウンドバー側のeARC端子をサウンドバーに付属してくるHDMIケーブルで接続するだけです。
基本はこれでOKです。
テレビにHDMI端子がない場合は、光ケーブルでテレビとサウンドバーを接続することでテレビの音声を出力することができます。
【注意点】
- HDMIケーブルは、ウルトラハイスピードのものを使用してください。
●HDMIの解説は、以下をご参照ください。
スピーカーでのサラウンドシステムとの違いは?
私がかつて構築していたスピーカーでのサラウンドシステムは、音質は確かに良いです。
音質にとことんこだわるならスピーカーでのサラウンドシステムが良いです。
また、スピーカーを物理的にリアにも設置するので臨場感は非常に高いです。
ただし、全てのスピーカーを接続するAVアンプが必要だったり、スピーカーとAVアンプをスピーカーケーブルで接続する必要があります。
我が家はリアスピーカーのスピーカーケーブルが床を這う問題でスピーカーでのサラウンドシステムを断念しました。
AVアンプやスピーカーを自分好みに自由に選択でき、単体でのグレードアップも可能なのはメリットです。
ごく僅かですが、ワイヤレスリアスピーカーに対応したAVアンプもありますが、リアスピーカーの電源ケーブルは必要ですし、ある程度の大きさのスピーカーを設置するスペースも必要です。
サウンドバーであれば、機種を選べばリアスピーカーも設置でき、臨場感を味わうことができます、
外付けのサブウーハーが付属するサウンドバーであれば重低音の迫力も充分味わうことができます。
サウンドバーは何よりも設置スペースを取らないのが最大のメリットです。
サウンドバーのタイプは?
サウンドバーには大きく以下の2つのタイプがあります。
サウンドバーには、外付けの低音専用のサブウーハーを別途置く2ユニットタイプと、サウンドバー本体のみのワンボディタイプがあります。
より重低音の迫力を楽しみたい方は、2ユニットタイプがおすすめです。
重低音専用のサブウーハーがあるので、映画の爆発シーンなどの迫力は全然違います。
一方で重低音は床に響きやすいため、サブウーハーの下にボードなどを敷いた方が良いです。
我が家ではコーリアンボードをサブウーハーの下に敷いて設置しています。
サブウーハーの設置場所がない場合など、設置場所を極力取りたくない場合は、ワンボディタイプがおすすめです。
ワンボディタイプでもサブウーハーは本体に内蔵されてるものがほとんどですので、それなりの重低音は出ます。
サウンドバーの選び方
自宅に合ったサウンドバーのタイプの選択
サウンドバータイプの説明でも述べましたが、自宅の環境にあったサウンドバータイプを選ぶのが良いです。
外付けのサブウーハーの設置スペースがあって、より重低音の迫力を楽しみたい方は、2ユニットタイプがおすすめです。
一方、外付けのサブウーハーの設置スペースがなかったり、より設置スペースを取りたくない場合は、ワンボディタイプがおすすめです。
テレビの音も聴くならAAC対応が良い
AACとは、地デジやBS放送などで使われている音声フォーマット(音声データの形式)です。
しかし、海外製のサウンドバーでは、AACに対応していないものが結構あったりします。
具体的には、BOSEやSonosです。
対応していない製品の場合、テレビ側の音声出力設定をBitstreamではなく、Dolby AudioやPCMに設定する必要があります。
BOSEは、最新の「Bose Smart Ultra Soundbar」でやっとAACに対応してきました。
しかし「Bose Smart Soundbar 600」は、AACに対応していないので注意が必要です。
臨場感重視ならリアスピーカーはあった方が良い
前からも後ろからも音の空間に包み込まれるような臨場感を求めるなら、リアスピーカー付きのサウンドバーが良いです。
バーチャルサラウンド技術も進んできてはいますが、臨場感においてはやはり物理的にリアにスピーカーがあるモデルには敵いません。
リアスピーカー付きのサウンドバーの数は多くありません。
主なものは以下です。
- JBL BAR 1000
本体から分離して充電式のワイヤレスリアスピーカーになります
上方向のスピーカーも内蔵
- JBL BAR 800
本体から分離して充電式のワイヤレスリアスピーカーになります
上方向のスピーカーはなし
- Denon Home SB 550 Set
Denon Home Sound Bar 550とDenon Home 150がセットになったモデル
※リアスピーカーのDenon Home 150は電源ケーブルが必要です
その他、オプションでワイヤレスのリアスピーカーを追加できるモデルもあります。
- 基本、ワイヤレスリアスピーカーの電源ケーブルは必要です
- SONY HT-A9000
オプションでワイヤレスリアスピーカーの追加が可能です
- SONY HT-A8000
オプションでワイヤレスリアスピーカーの追加が可能です
- SONY HT-A7000
オプションでワイヤレスリアスピーカーの追加が可能です
- SONY HT-A5000
オプションでワイヤレスリアスピーカーの追加が可能です
- SONY HT-A3000
オプションでワイヤレスリアスピーカーの追加が可能です
- SONY HT-S2000
オプションでワイヤレスリアスピーカーの追加が可能です
- Bose Smart Ultra Soundbar
オプションでワイヤレスサブウーハー、リアスピーカーの追加が可能です
- Bose Smart Soundbar 600
オプションでワイヤレスサブウーハー、リアスピーカーの追加が可能です
※AACには非対応
- Sonos Beam (Gen 2)
オプションでワイヤレスサブウーハー、リアスピーカーの追加が可能です
※AACには非対応
- Sonos Arc
オプションでワイヤレスサブウーハー、リアスピーカーの追加が可能です
※AACには非対応
●我が家のJBL BAR 1000 のリアスピーカーのセッティングは、以下をご参照ください。
対応サウンドフォーマットの確認
サウンドバーの対応音声フォーマットも確認が必要です。
テレビやVOD(Netflixやディズニープラスなど)のみを使用する場合は、ドルビー系の音声フォーマットに対応していれば良いと思います。
最近のVOD(ビデオ・オン・デマンド)は、ドルビーアトモスに対応している作品が増えてきたので、より高さ方向の臨場感まで味わいたいならドルビーアトモスに対応したサウンドバーを選びましょう。
また、ブルーレイディスクや4K ULTRA HD ブルーレイディスクなどもサウンドバーで聴きたい場合は、DTS系の音声フォーマット(DTS-HD Master Audio、DTS:Xなど)に対応したサウンドバーをおすすめします。
高音質なディスクは、DTS系フォーマット ※ に対応した作品が多いです。
- 主にDTS-HD Master Audio、DTS:X などの高音質フォーマットを差します
そのDTS系の高音質フォーマットを存分に味わうなら、DTS系音声フォーマットに対応したサウンドバーが良いです。
私一押しのサウンドバー JBL BAR 1000 は、DTS系音声フォーマットに完全対応しています。
DTS系フォーマット(DTS-HD Master Audio、DTS:X)に対応した主なサウンドバー ※2024年8月9日現在
- JBL BAR 1000
DTS-HD Master Audio、DTS:Xに対応
- BRAVIA Theatre Bar 9 HT-A9000
DTS:Xに対応
- BRAVIA Theatre Bar 8 HT-A8000
DTS:Xに対応
- SONY HT-A3000
DTS-HD Master Audio、DTS:Xに対応
- SONY HT-X8500
DTS-HD Master Audio、DTS:Xに対応
- Denon Home Sound Bar 550 Surround Set
DTS:Xに対応
- ゼンハイザー AMBEO Soundbar Plus
DTS:Xに対応
- ゼンハイザー AMBEO Soundbar Mini
DTS:Xに対応
- LG Soundbar SC9S
DTS:Xに対応
●音声フォーマットの詳細解説は、以下をご参照ください。
チャンネル数の確認
5.1chや7.1chといった表記は、スピーカーのチャンネル数(スピーカーの数)を表します。
前の1番目の数字は平面上のスピーカーのスピーカーの数を表します。
2番目の数字は、サブウーハーのスピーカーの数を表します。
ドルビーアトモスの表記の「5.1.2」、「5.1.4」、「7.1.2」、「7.1.4」など、表記の3番目の数字は頭上から音を出すためのスピーカー(天井またはイネーブルドスピーカー)の数を表しています。
ドルビーアトモスの本領を発揮したいなら、チャンネル表記の3番目の数字があるイネーブルドスピーカー搭載のサウンドバーを選びましょう。
バーチャルでドルビーアトモスに対応しているモデルよりも物理的にイネーブルドスピーカーがあった方が高さ方向の音表現に優れています。
Bluetooth、Wi-Fi接続の確認
サウンドバーにBluetoothやWi-Fi接続機能があると、スマホから簡単に音楽を飛ばして再生することが可能です。
特にWi-Fi接続機能対応のサウンドバーは、Bluetoothよりも音声圧縮の関係で高音質なのでおすすめです。
4Kパススルーはあった方が良い
4Kパススルーとは、サウンドバーのHDMI入力端子から入力された4K映像信号をそのまま4K対応テレビへ伝送することです。
サウンドバーにブルーレイレコーダーなどを直接接続した場合、ブルーレイレコーダーの4Kデータをそのままテレビに出力できるので、4Kパススルー機能があるサウンドバーがおすすめです。
これはブルーレイレコーダーだけでなく、例えばAmazon Fire TV Stick 4K、Fire TV Stick 4K Maxなどをサウンドバーに接続する際でも同様です。
アプリ対応の確認
メーカーによってサウンドバーに対応したアプリがある機種があります。
専用のリモコンは大体付属してきますが、常に持ち歩いているスマートフォン上のアプリでいろいろな設定や機能の切替などができると便利です。
私が所有してきたサウンドバーで言うと、ヤマハ、JBLはアプリに対応していますが、DENONはアプリに対応していませんでした。
サウンドバーって、結局どれが良いの?
サウンドバーって結構多くの製品があって、どれが良いのか? どれが自分に合っているのか? 悩みませんか?
私もそうでした。
人気ユーチューバーさんのレビューを見て購入して、失敗したこともあります。
結局自分を信じるしかないと思い、私は気になった製品を自分で購入して好みかどうかを判断しています。
当然、購入する前は色々な情報を収集します。
口コミだったり、詳細な製品情報だったり。
それでも購入して気に入らなかった製品は、メルカリなどで売却してしまいます。
そんな私が使ってきたサウンドバーの中で圧倒的おすすめが、JBL BAR 1000 です。
ハッキリ言って JBL BAR 1000 は、最強のサウンドバーだと思います。
●JBL BAR 1000 の開封、ファーストインプレッションは以下の記事をご参照ください。
●JBL BAR 1000 のリアスピーカーのセッティングに関しては、以下記事をご参照ください。
●JBL BAR 1000 で、NHKニュースが二ヵ国語になってしまう件の対応方法は、以下をご参照ください。
●JBL BAR 1000 の更なる音質向上 6つの方法は、以下をご参照ください。
●JBL BAR 1000 の実際の音質は、以下をご参照ください。
●JBL BAR 1000 レビュー 実際使ってみて本当に購入価値あるのか?は、以下をご参照ください。
●JBL BAR 1000 の長期レビューは、以下をご参照ください。
●映画館のJBLサウンドの考察は、以下をご参照ください。
JBL BAR 1000 をおすすめする理由
JBL BAR 1000 をおすすめする理由は以下です。
- 充電式のワイヤレスリアスピーカーが設置でき、とにかく部屋が映画館になる!
- 普通のテレビ番組の音も大満足!
- 重低音の迫力が半端ない!
- 音楽も音質は良い!
- ドルビーアトモスは当然だけど、DTS系の高音質フォーマットにも対応している
- AACに対応している
- アプリも結構便利!
以下、この理由を説明していきます。
JBL BAR 1000 をおすすめする理由①:とにかく部屋が映画館になる!
JBL BAR 1000 を使用して映画鑑賞すると、その臨場感は半端ないです。
充電式のワイヤレスサラウンドスピーカー
JBL BAR 1000 の凄いところは、革新的な脱着式の充電式ワイヤレスサラウンドスピーカーに対応しているところです。
平日はリアスピーカーを合体させてシンプルなサウンドバーとして、休日に映画に浸りたくなったらリアスピーカーを取り外して背後に置けば極上のシアター空間が実現できます。
これで部屋が映画館になるわけです。
リアスピーカーは充電式なので、電源ケーブルも不要で、見た目もすっきりします。
リアスピーカーは、本体接続時に自動で充電されます。
約10時間再生可能なので、1日の映画鑑賞が可能な充分なバッテリー持ちだと思います。
物理的にリアにスピーカーがあるので、その臨場感、サラウンド感は半端ないです。
しかもサウンドバー本体だけでなく、ワイヤレスサラウンドスピーカーにも天井反射用スピーカーがあるので、音の高さ表現も素晴らしく、JBL BAR 1000 で聴くドルビーアトモスは最高です。
●我が家のJBL BAR 1000 のリアスピーカーのセッティングは、以下をご参照ください。
なぜJBLのサウンドバーは映画館の音がするのか?
JBL のスピーカーは映画業界では、世界No1のシェアです。
映画館の音といえば 大体 JBL の音なんです。
だからJBLのサウンドバーで聴く音は映画館の音なんです。
本当に映画館のような音の迫力があります!
JBL BAR 1000 をおすすめする理由②:普通のテレビ番組の音も大満足!
JBL BAR 1000 は映画館並みの迫力のある音なので、普通のテレビ番組でもその音は良いです。
アナウンサーの声も聴きやすいし、コマーシャルの音でさえ迫力があります。
テレビ内蔵スピーカーに比べて、明らかに本格的なオーディオシステムの音が出てきます。
オーディオ歴40年以上の私でも JBL BAR 1000 の音は本格的なオーディオシステムの音だと思います。
とにかくテレビを観ているだけで、その迫力や臨場感のある音に満足でき、テレビを観ていて楽しいです!
JBL BAR 1000 をおすすめする理由③:重低音の迫力が半端ない!
JBL BAR 1000 のサブウーハーの重低音の迫力も半端ないです。
25cm径のスピーカーで300Wもの大出力アンプ搭載なので、本当に低い重低音も鳴るし、かといってボワつく低音ではなく、キレがあります。
JBL製品はイヤホンでもそうなんですが、とにかく低音の質はすごく良いです。
JBL BAR 1000 の低音は5段階で調整できるのですが、最大のレベル:5 にすると、凄まじい重低音が響き渡ります。
近所に響かないか心配になるくらいです。
私は普段はレベル:3 で聴いていますが、映画を観る際はレベル:4 にしています。
低音レベル:4 にした際の映画での爆発シーンなどの迫力は、本当に映画館にいるかのような迫力です。
JBL BAR 1000 をおすすめする理由④:音楽も音質は良い!
JBL BAR 1000 で聴く音楽もとても音質が良いです。
私はよくFire TV Stick 4K Max で、Amazon Music を聴いたりするのですが、その音質は良いですね。
私はAmazon Music Unlimited を契約しているので、「ULTRA HD」の最大24ビット、192kHz で、CD音質以上で聴けるというのも大きいです。
JBL BAR 1000 で聴く音楽は、JBLのイヤホン JBL TOUR PRO 2 やJBL LIVE BEAM 3 で聴く音と同じ音質傾向です。
パワフルで迫力のあるダイナミックな音です。
サブウーハーの力もあって、重低音も響いて気持ち良いです。
JBL BAR 1000 をおすすめする理由⑤:DTS系の高音質フォーマットにも対応している
JBL BAR 1000 は、ドルビーアトモスだけでなく、高音質フォーマットのDTS系フォーマット(DTS-HD Master Audio、DTS:X)にも対応しています。
よくある海外製のBOSE、Sonosや国内製のDENONのサウンドバーなど、ドルビーアトモスには対応しているけどDTS系のフォーマットに対応していないものがほとんどです。
ディスクものの高音質な映画ソフトだと、DTS-HD Master Audio、DTS:XなどのDTS系のフォーマットも結構多いです。
それが対応しているのも JBL BAR 1000 の大きな魅力です。
JBL BAR 1000 は、HDMI端子が3つもあるので、以下のように接続しています。
- HDMI端子1:Fire TV Stick 4K Max を接続
- HDMI端子2:Ultra HDブルーレイプレーヤー SONY UBP-X800M2 を接続
- HDMI端子3:ブルーレイレコーダーPANASONIC DMR-BW800 を接続
なので、ディスクもののDTS系の高音質フォーマットは、Ultra HDブルーレイプレーヤー SONY UBP-X800M2 で再生しています。
Ultra HDブルーレイプレーヤー SONY UBP-X800M2 で観るDTS系のコンテンツも JBL BAR 1000 の音は迫力ありますよ~!
参考までに JBL BAR 1000 の対応音声フォーマットを記載しておきます。
- Dolby Atmos
- Dolby TrueHD
- Dolby Digital Plus
- Dolby Digital
- DTS:X
- DTS-HD Master Audio
- DTS ES
- DTS 96/24
- DTS
- MPEG2 AAC
- MPEG4 AAC
- LPCM(2ch-7.1ch)
JBL BAR 1000 をおすすめする理由⑥:AACに対応している
JBL BAR 1000 は、AACに対応しています。
AACとは、地デジやBS放送などで使われている音声フォーマット(音声データの形式)です。
JBL BAR 1000 は、このAACに対応しているのでテレビ側の設定を変更せずにテレビの音声を聴くことが可能です。
JBL BAR 1000 をおすすめする理由⑦:アプリも結構便利
JBL BAR 1000 は、アプリにも対応しています。
「JBL ONE」 というアプリですが、結構いろいろなことができます。
Wi-Fi接続で音楽の再生が可能
スマホのAmazon Music から JBL BAR 1000 に音楽の再生ができます。
リモコン操作が可能
アプリから専用リモコンと同様の操作をすることができます。
イコライザー設定が可能
これも結構便利で、アプリからサウンドバーのイコライザー設定が出来てしまいます。
自分好みの音に変更・調整が可能です。
↓
モーメント
モーメントで、自分のお気に入りの音楽を設定することが可能です。
部屋の測定
アプリで BAR 1000 のキャリブレーションが可能です。
本体に内蔵された測定用マイクとスピーカーを使って、本体と壁との距離や壁材の違いによる反射速度の違い・空間の広さを測り、設置場所や空間に依存せず常に最適なサラウンドサウンド効果が得られるよう測定し自動で補正するのが「キャリブレーション(部屋の測定)」機能です。
計測用のマイクや特別なソフトウェアは不要で、アプリの「部屋の測定」で音の測定から調整までできます。
オーディオシンクの調整
音声と映像の同期が取れていない場合に調整する機能です。
製品の設定
各種、製品の設定ができます。
JBL BAR 1000 の仕様
製品名 | JBL BAR 1000 |
チャンネル構成 | 7.1.4チャンネル |
スピーカー出力合計 | 880W |
サウンドバー出力 | 440W |
サラウンドスピーカー出力 | 70W x 2 |
サブウーファー出力 | 300W |
サウンドバー部スピーカー構成 | 46 x 90mm径レーストラック型ウーファー x 5、 70mm径ツイーター x 3、 70mm径天井反射用フルレンジドライバー x 2 |
サラウンドスピーカー部スピーカー構成 | 20mm径ツイーター、 70mm径天井反射用フルレンジドライバー |
サブウーファースピーカー構成 | 250mm |
再生周波数特性 | 33Hz~20kHz(-6dB) |
対応音声フォーマット | Dolby Atmos, Dolby TrueHD, Dolby Digital Plus, Dolby Digital, DTS:X, DTS-HD Master Audio, DTS ES, DTS 96/24, DTS, MPEG2 AAC, MPEG4 AAC, LPCM(2ch-7.1ch) ※1 |
Bluetoothのバージョン | 5.0 ※2 |
ワイヤレスサラウンドスピーカー連続使用時間 | 約10時間(音量等の条件により異なります) |
サラウンドスピーカー装着時サウンドバー部外形寸法(幅×高さ×奥行) | 1194 x 56 x 125mm |
メインサウンドバー部のみの外形寸法(幅×高さ×奥行) | 884 x 56 x 125 mm |
着脱式ワイヤレスサラウンドスピーカー外形寸法(幅×高さ×奥行) | 155 x 56 x 125 mm (1台) |
サブウーファー外形寸法(幅×高さ×奥行) | 305 x 440.4 x 305 mm |
サウンドバー部重量 | 3.7 kg |
着脱式サラウンドスピーカー重量 | 1.4kg (1台) |
サブウーファー重量 | 10 kg |
梱包寸法(幅×高さ×奥行) | 1000 x 375 x 475 mm |
梱包重量(総重量) | 19.4 kg |
※1:音声フォーマットの解説は以下記事をご参照ください。
→【2023年8月最新】ドルビーアトモスとは? DTS-Xとは? など 各種 音声フォーマット形式 を解説します。
※2:BluetoothのバージョンやBluetoothコーデックの解説は以下記事をご参照ください。
→【2023年8月最新】Bluetooth について、Bluetoothバージョン、Bluetoothコーデックを解説します。
※JBL BAR 1000公式HP参照
まとめ
サウンドバーについて徹底解説してきました。
私は現在、リアルサラウンドシステムの5.1chを諦めて、サウンドバーでホームシアター環境を構築しています。
リアスピーカーの設置場所の問題とスピーカーケーブルが部屋中を這う問題のためです。
上記の2つの問題は、奥様から強く反対されました。
サウンドバーでも機種をしっかり選べば、まるで映画館のような臨場感で映画などのエンタメソースを味わうことができます。
最近のサウンドバーの技術向上は凄まじく、日本の狭い住居環境にも配慮した製品がたくさんあります。
何となくサウンドバーは音が良くなさそうで敬遠していた人にも自信を持っておすすめできます。
中でも私が実際に半年以上使ってきた JBL BAR 1000 は、価格は10万円前後と少し高めですが、サウンドバーにあって欲しい要素を全て兼ね備えており非常におすすめできます。
本格的に5.1chや7.1chなどのサラウンド環境を構築しようと思えば、スピーカーの数もチャンネル数分必要ですし、スピーカーやスピーカーケーブルをどう部屋に設置していくのか、という問題も発生します。
ましてそれだけの数のスピーカーやAVアンプなどを揃えると最低でも20万円は軽く超えてきます。
そう考えると JBL BAR 1000 の10万円前後の価格はむしろ安く感じてしまいます。
特に、JBL BAR 1000 のサウンドバーの両端箇所をはずして充電式のリアスピーカーにするという発想は素晴らしく、サラウンドシステム構築の大きなハードルである「ケーブルが部屋中に這う問題」を一気に解決してくれた恩恵は非常に大きいと思います。
よくあるワイヤレスリアスピーカーは電源が必要なので、電源ケーブルは必要になりますが、JBL BAR 1000 のリアスピーカーは、充電式のワイヤレススピーカーなので、スピーカーケーブルだけでなく電源ケーブルも不要です。
JBL BAR 1000 は、必要な時に物理的にリアにスピーカーを設置でき、ほぼリアルサラウンド環境を構築できるのでその臨場感は半端なく良いです。
是非、皆さんの環境に合ったサウンドバーを導入し、映画館並みの迫力と感動を味わってみてください。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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