AV情報家電 家電製品アドバイザー(エグゼクティブ等級)でオーディオ歴40年以上のyacchiです。
最近、映画などはNetflixやAmazonプライムビデオなどの動画配信サービスが主流で、Blu-rayディスクなどのディスクメディアは衰退しているように感じます。
今回は、割と希少なディスクメディアの再生プレーヤーである SONY UBP-X800M2 を購入したのでレビューしていきます。
●ブルーレイプレーヤーに関しては、以下をご参照ください。
SONY UBP-X800M2 を購入した理由
- 既存のBlu-rayプレーヤー Maratnz UD7006/Special(逸品館さんのカスタマイズモデル)のトレイが開にくくなった。
※10回くらいOpenボタンを押すと開きます
- Ultra HDブルーレイを再生したかった
※TVは4Kではない
- Ultra HDブルーレイを再生できるプレーヤーの選択肢があまりなかった。
※割と高級機となると、ほぼSONY-UBP-X800M2 一択だった
SONY UBP-X800M2 レビュー
画質
- 普通に綺麗です。
- Blu-rayは、15万円の既存のBlu-rayプレーヤー Maratnz UD7006/Special と遜色ない画質です。
※我が家のテレビは疑似4Kテレビで4Kテレビではありませんので、4K画質のチェックはできていません
音質
- 普通に良い音です。
※電源コンセントの極性に注意してください
- Blu-rayの音質は、15万円の既存のBlu-rayプレーヤー Maratnz UD7006/Special と遜色ない音質です。
※若干、Maratnz UD7006/Specialよりも線が細い気がします。
- CDは、サウンドバー JBL BAR1000 で聴きましたが、まぁ普通に聴けますね。
逸品館のカスタマイズモデルMarantz SA7003/Liveの方が音質は上です。
この辺は、ユニバーサルプレーヤーとCD専用プレーヤーの違いです。
やはりCD専用プレーヤーの方がCDの音質は上です。
- SACDは、サウンドバー JBL BAR1000 で聴きましたが、中々良い音質です。
解像度の高い音質です。
- DVD-Audioは、サウンドバー JBL BAR1000 で聴きましたが、中々良い音質です。
低音の歯切れが良いです。
- 電源の極性
コンセントには正しい向きがあります。(コンセントの穴にはコールドとホットがあります)
コンセントの向きを正しく差さないと音質に影響が出ます。
私はコンセントの向きを両方差し替えて、CDのボーカルがより定位良く、低音がボワつかない方にしています。
操作性
- リモコンは小振りでシンプルで、使いやすい
- 動作のレスポンスは良い
起動も早く、サクサク動作します
- ホーム画面で各種指定可能
設定や、ディスク、VODなどの指定が可能です
SONY UBP-X800M2 の良いところ
- 基本、サクサク動作します
※AmazonPrimeVideo以外
- 薄型ですが、ズシっとした重さもあり高級感はあります。
- Ultra HDブルーレイの再生可能
当たり前ですが、Ultra HDブルーレイの再生が可能です
- SACD、DVD Audioまで再生可能
Maratnz UD7006/Special と同等の再生ディスク対応で良かったです
- HDMI出力端子が2つあり、1つは音声出力専用端子である
これにより、映像はプロジェクターやTVなどに出力し、音声はAVアンプに出力するなど、が可能になります
- 画質、音質とも及第点
15万円のMaratnz UD7006/Special と遜色ない出来です
インシュレーターは、audio-technica ハイブリッドインシュレーター AT6099 を使用していました。
それからラックの置き場所を変更して、AIROWのMETAL-BUBBLE Mサイズに変更しました。
インシュレーターを使用すると、中高音のキレがよくなり、低音も締まります。
我が家では、SONY UBP-X800M2 の音声出力用HDMI端子をサウンドバー JBL BAR 1000に接続し、サウンドバーで音声を出力しています。
映像はHDMIケーブルでテレビに出力しています。
●JBL BAR 1000 のレビュー 開封、ファーストインプレッションは、以下をご参照ください。
●JBL BAR 1000 で、NHKニュースが二ヵ国語になってしまう件の対応方法は、以下をご参照ください。
●JBL BAR 1000のリアスピーカーのセッティングについては、以下をご参照ください。
●JBL BAR 1000 音質向上 6つの方法は、以下をご参照ください。
●JBL BAR 1000を実際使ってみて本当に購入価値あるのか?は、以下をご参照ください。
●JBL BAR 1000 実際の音質は、以下をご参照ください。
●JBL BAR 1000 の長期レビューは、以下をご参照ください。
SONY UBP-X800M2 の良くないところ
- 本体にディスプレイがなく、何曲目なのか、どれくらいの時間再生しているか分からない
- AmazonPrimeVideoのレスポンスが悪い
Netflix、YouTubeはサクサク動作しますが、PrimeVideoだけ何故かレスポンスが遅く使えない感じです
- 音声アナログ出力端子がない
プリメインアンプ DENON PMA-2500NE にアナログ接続できません。
プリメインアンプ DENON PMA-2500NE には、同軸デジタルケーブルで接続しています。
- リモコンに0~9の数字ボタンがない
直接9曲目などの指定ができない
SONY-UBP-X800M2 開封
かなり高さが低い薄い箱です。
中には本体、取扱説明書、リモコンが入ってました。
SONY UBP-X800M2 の主な特徴
1080/60pプログレッシブハイビジョン出力
インターレースで収録された映像を、高品位なプログレッシブハイビジョン映像に変換して出力します。
ブルーレイディスクに録画されたハイビジョン番組なども1080/60pにして出力します。
色彩豊かな映像を再現する「トリルミナスカラー」
「トリルミナスディスプレイ」に対応したテレビと接続すれば、光の三原色である赤、緑、青だけでなく、エメラルドグリーンのような海などの中間色も自然で豊かな色階調で再現します。
24p True Cinema
映画のオリジナルフィルムと同じように毎秒24コマのプログレッシブハイビジョン映像(24p)を収録したBDソフトに対応しています。
24p入力に対応したハイビジョンテレビとHDMIケーブルで接続すれば、24p映像をそのまま出力するので、映画本来の質感で楽しめます。
音質に妥協しない本体設計
■高剛性シャーシ/ sfヒートシンク
AVアンプでも採用している高剛性シャーシ構造や、メインLSIの上に 独自開発のフィンを付けたsfヒートシンクを採用し、機械的な振動を抑制しています。
■シールド構造
電源基板とメイン基板の間にシールド構造を追加し、本体シャーシの強度をさらにアップしています。
同時に、基板間の放射ノイズを遮断する効果を持ち、従来機(UBP-X800)の約1/3まで低減しています。
■ローノイズレギュレーター
AVアンプの設計技術を活用した電気部品を新たに採用し、 電源ノイズを従来機(UBP-X800)の約1/100まで大きく低減しています。
ビデオ/オーディオ分離HDMI出力
音声信号専用HDMI出力を搭載しています。
映像をプロジェクター、音声はAVアンプに、といった使い方が可能です。
これって意外と貴重な端子です。
※HDMIのタイプ・バージョンの解説は以下記事をご参照ください。
→【2023年9月最新】HDMI について、HDMIタイプ・HDMIバージョンの違いなどを解説します。
ハイレゾ音源を高音質再生
さまざまなハイレゾフォーマットに対応しており、高音質の音楽プレーヤーとしても活用可能です。
Bluetooth技術対応で、ワイヤレスでも高音質再生
Bluetooth対応ヘッドホンと組み合わせれば、深夜でも迫力の音量で映画や音楽をワイヤレスで楽しむことが可能です。
また、SBC接続の最大約3倍のデータ伝送量を可能とする、ハイレゾ対応オーディオ伝送技術 LDACにも対応しています。
これによりハイレゾ音源をはじめブルーレイディスク、DVD、CD、インターネットサービスなど、LDACに対応したBluetooth対応ヘッドホンやワイヤレススピーカーと組み合わせることで、高音質なワイヤレス再生を楽しむことが可能です。
テレビで視聴しているコンテンツの音源をHDMI経由でテレビから出力すると同時に、Bluetooth経由でワイヤレススピーカーに音声出力することも可能です。
これによりテレビから離れている場合も、ワイヤレススピーカーでも音声を同時に楽しむことができます。
ハイレゾ相当の高音質にアップスケーリング(*)「DSEE HX」
CD音源(44.1kHz/16bit)や圧縮音源のサンプリング周波数とビットレートを本来の数値より高めることで、ハイレゾ相当の高解像度音源(96kHz/24bit)にアップスケーリングし、これまで再現できなかった高音域までクリアに表現できます。
- 2ch音声のみ
- サンプリング周波数が44.1kHzまたは48kHzの2ch音声に有効です
4Kストリーミング対応
NetflixやYouTube、AmazonPrime Videoなどの動画配信サービスの4Kストリーミングに対応しています。
Wi-Fi機能内蔵
本体内にWi-Fi機能を内蔵しており、多種多様なネット動画を大画面のテレビで楽しめます。
デュアルバンド(2.4GHz/5GHz)に対応しており、より安定した無線接続を実現しています。
このおかげでYouTubeも普通に観れます。
マルチな再生力
DVD、CD、スーパーオーディオCDのほかUSBメモリーや外付けハードディスクに保存された動画、静止画、音楽を再生可能です。
下の図にはないですが、DVD Audioも再生可能です。
※SONY-X800M2 公式HP参照
端子類
背面写真の左から
- USB端子
- LAN端子
- HDMI入力1(映像/音声)
- HDMI入力2(音声専用)
- 同軸デジタル音声出力
付属品
- リモコン(単4乾電池付属)
- 取扱説明書
※SONY UBP-X800M2公式HP参照
SONY UBP-X800M2 の主な仕様
製品名 | SONY UBP-X800M2 |
画質機能 | 4Kブラビアモード、TRILUMINOS (R) Color、x.v.Color、Deep Color、24p True Cinema |
音質機能 | DSEE HX、ドルビーTrue HDデコード、DTS-HDマスター・オーディオデコード |
音質機能ーHDMI | DTS-HDマスター・オーディオビットストリームアウト、ドルビーTrue HDビットストリームアウト |
音質機能ー同軸 | DTSビットストリームアウト、ドルビーデジタルビットストリームアウト |
便利機能 | ブラビアリンク、高速起動モード、自動電源オフ |
ネットワーク機能 | 無線LAN内蔵、ソニールームリンク対応、BD-Live Netflix、YouTube、AmazonPrimeVideo |
再生可能メディア | Ultra HD ブルーレイ、BD-ROM (ブルーレイ3DTM )、BD-ROM (2D)、BD-RE(Ver.2.1)、BD-RE DL(2層)、BD-R(Ver.1.1/1.2/1.3)、BD-R DL(2層)、DVDビデオ、CD、SACD、DVD-Audio、CD-R/-RW、DVD-R、DVD-RW、DVD-R (2層)、DVD+R、DVD+RW、DVD+R (2層)、USBメモリー、HDD |
再生可能フォーマット | MPEG1/MPEG2/MPEG4/MPEG4-AVC/WMV/AVCHD/Matroska Video、Motion JPG/3gpp/3gpp2/Quick Time、MP3/WMA/AAC/LPCM、FLAC/WAV、DSD、AIFF、ALAC、JPEG/PNG/GIF/MPO |
サイズ | W430 x H50 x D265 |
質量(kg) | 3.8 |
消費電力(待機時) | 15W(0.4W) |
※SONY UBP-X800M2公式HP参照
SONY UBP-X800M2 の価格
2023年12月にyahoo!オークションで52,000円で、新品・未開封品を購入しました。
5万円以上の購入で5,000円オフクーポンを利用したので、実質47,000円です。
2023年12月4日時点でAmazonでは、48,791円です。
※Amazonの価格は日々変動します
まとめ:希少なユニバーサルプレーヤー!
今やNetflixやAmazonPrimeVideoなどの動画配信サービスが主流ですが、私の環境ではBlu-rayディスクなどディスクメディアの方が画質、音質とも良いです。
既存のMaratnz UD7006/Special のディスクトレーが開きにくくなり代替機を探したのですが、今やほとんどユニバーサルプレーヤーは存在しません。
以前に使ったことのあるアメリカのOPPO社もユニバーサルプレーヤーからは撤退したようです。
高級機として、フランスのREAVON(リーヴォン)という海外製品もあるのですが、どうも中国企業の「GIEC(杰科)」が設計・製造・販売している製品と全く同じもののようです。
そうすると残るのは、比較的安価なPanasonicかSONYかLGくらいの製品しかありませんでした。
ほぼ日本製しか選択肢がなく、その中でも高級機的な存在は、SONY UBP-X800M2 くらいでした。
SONY UBP-X800M2 は、ユニバーサルプレーヤーとして今や希少な存在です。
実際購入してみて、以前に使用していたMaratnz UD7006/Special と画質、音質とも遜色なく、満足しています。
若干、操作性で本体にディスプレイがないなどの不便さはありますが、別途SACD/CDプレーヤーを持っている私としては、ほぼUltra HDブルーレイ/通常ブルーレイの視聴に使用するので問題ありません。
そんな希少な本格的ユニバーサルプレーヤー SONY UBP-X800M2 のレビューでした。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
気になった方は以下リンクより製品を確認してみてください。
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