AV情報家電 家電製品アドバイザー(エグゼクティブ等級)でオーディオ歴40年以上のyacchiです。
美しい港町・函館。
函館市は北海道南部の観光都市として、歴史的建造物や夜景、グルメで全国的に知られています。
今回、私たち60代夫婦が3泊4日で函館を満喫してきました。
函館山の絶景、大沼国定公園の雄大な自然、五稜郭の歴史、そして新鮮な海鮮グルメ。
函館には魅力が溢れています。
この記事では、実際の旅程に沿って、函館観光のリアルな魅力をお伝えします。
YouTube動画も公開中!
動画では美しい映像とともに函館の魅力をお届けしています。
この旅の臨場感はYouTube動画でチェック!


今回の撮影機材
今回使用した撮影機材は以下です。
今回、ソニーα7cⅡ をメインに動画撮影をしました。
一眼カメラでの動画撮影は静止画とはまた違った勉強が必要です。
一眼カメラのジンバルは持っていないので、歩き撮りをしたい場合に DJI Osmo Pocket 3 が活躍します。
3軸ジンバルのカメラなので、手振れはかなり抑えられます。
レンズは直近に購入した SONY FE 20-70mm F4 G 1本で撮影しました。
このレンズは珍しい広角側20mmスタートの標準ズームレンズで、動画撮影には最強です。
また、奥様は「VLOGCAM ZV-1 II」で撮影しています。
しかし今回はシャッタースピードの設定が極端に遅くなっており、ほとんど白飛びして使えませんでした。
シャッタースピード優先モードで、シャッタースピード:50 で設定してあったのですが、何かの拍子に設定が変わってしまったようで、シャッタースピード:6 になってました。
奥様はカメラ設定は全くできないので、今回の件で「VLOGCAM ZV-1 II」での撮影を諦めかけています。
動画の色調整は難しいですね。
特に違うカメラ間の色味の合わせ方は本当に難しいです。
カラーコレクション・カラーグレーディングは以下の本で勉強を始めたばかりです。
「カラーコレクションハンドブック」は非常に難解で、中々スッと理解できない。
う~ん、奥が深い…


- カメラ
ソニーα7cⅡ
DJI Osmo Pocket 3
VLOGCAM ZV-1 II
- レンズ
SONY FE 20-70mm F4 G
- マイク
ソニー ECM-G1
- NDフィルター
NiSi 可変NDフィルター TRUE COLOR VARIO 1-5stops (ND2-32)
- NDフィルターアダプターリング
NDクイックリリーススイッチ ブラケットレンズフィルター
- ステップアップリング
NiSi ステップアップリング Brass アダプターリング 72-82mm
- カメラストラップ
PeakDesign(ピークデザイン) スライドライト ネックストラップ
- カメラバッグ
VANGUARD VEO ADAPTOR S41 GY
- その他
ソニー予備バッテリー
【1日目】セントレア出発〜函館到着
セントレアから函館へ
旅のスタートは中部国際空港セントレアから。

早めに空港に着いたので、スカイデッキへ向かいました。

開放的なスカイデッキからは、離着陸する飛行機や伊勢湾の景色が一望できます。旅の高揚感が一気に高まる瞬間です。






搭乗ゲートへ移動し、いよいよ函館へ。




飛行機の窓から見える雲海や街並みは、いつ見ても美しいものです。
ただ、この日は出発が1時間ほど遅れてしまいました。


函館到着の夜
函館空港に到着すると、港には豪華客船「飛鳥II」が停泊していました。
ライトアップされた姿は優雅で、いつか私たちも乗ってみたいと思わせる存在感です。




函館ダイニング雅家で夕食
住所:北海道函館市若松町8-14
電話番号:050-5448-3725
営業時間:11:30~15:00 (料理L.O. 14:30 ドリンクL.O. 14:30)
17:00~23:30 (料理L.O. 22:45 ドリンクL.O. 22:45)
定休日:年中無休
出発の遅れで到着が遅くなったため、ホテル近くの「函館ダイニング雅家」で夕食を取ることにしました。



函館の新鮮な海鮮を使った料理は、旅の疲れを忘れさせてくれる美味しさ。
函館の食の豊かさを初日から実感しました。


お通しも普通に美味しかった!

私の大好きなイカの塩辛。


カニとイクラとウニという贅沢な一品。

ビールの次は日本酒で乾杯!

シメは、ミニ海鮮丼で!


宿泊ホテル:東急ステイ函館朝市 灯の湯
今回の宿泊先として選んだ「東急ステイ函館朝市 灯の湯」は、函館駅から徒歩4分という抜群の立地にあります。
3泊とも素泊まりでこのホテルを選びました。





- 客室設備:全室に洗濯乾燥機、電子レンジ、BALMUDAの電気ケトル、空気清浄機、靴乾燥機、SONYの大画面テレビを完備
- 17階無料ドリンクサービス:コーヒーや紅茶などが24時間利用可能
- 18階温泉大浴場「灯の湯」:函館の夜景と函館湾を一望できる露天風呂付き(アルカリ単純温泉)
- 立地:函館朝市に隣接、函館駅徒歩4分
カードキーをタッチしないとエレベーターの階を押せないようになってました。

最上階には露天風呂付温泉大浴場「灯の湯」


泊まった部屋はスタンダードツインです。









部屋からの眺め。


洗濯乾燥機が各部屋に設置されているのは本当に便利で、毎日利用することで持参する衣類を大幅に削減できました。
宿泊客は無料で使用できるため、長期滞在にも最適です。
このホテルを選んだ最大の理由は、最上階18階にある露天風呂付温泉大浴場「灯の湯」でした。
やっぱり大浴場だと寛げるんですよね。
温泉に浸かりながら一日の疲れを癒せるのは最高です。
ただし、大浴場はかなり混んでいました。
特に夕方から夜にかけての時間帯は混雑するので、時間をずらして利用することをおすすめします。
函館(当時は箱館)は、1854年の日米和親条約により下田とともに開港した歴史ある港町です。
1859年には横浜、長崎とともに貿易を開始し、北海道の玄関口として発展しました。
外国船の寄港地となったことで、西洋文化がいち早く流入し、現在でも見ることができる異国情緒あふれる街並みが形成されました。
【2日目】大沼国定公園と函館山夜景
大沼国定公園の雄大な自然
2日目は快晴。
レンタカーで大沼国定公園へ向かいました。



大沼国定公園とは
大沼国定公園は昭和33年7月に、全国で13番目、南北海道唯一の国定公園となりました。
活火山である駒ヶ岳(1,131m)と、その山麓に点在する大沼、小沼、蓴菜(じゅんさい)沼の大沼三湖に代表される湖沼群の地域で、山と水の変化に富んだ景観を一体的に含んでいます。
駒ヶ岳が記録にとどめられた文書のうち、もっとも古いのは寛永17年(1640)の大噴火のくだりで、何度もの噴火によって形成された大沼は、自然の力強さと美しさを同時に感じられる場所です。
北海道駒ヶ岳は、50万年ほど前から噴火を繰り返しながら標高1,700メートル級の大きな円錐形火山に成長しました。
しかし、5万年〜3万年前の大噴火により山体の上部3分の1ほどが大崩落し、現在の標高1,131メートルの特徴的な馬蹄形カルデラを形成しました。
この噴火活動により大沼・小沼・蓴菜沼の3つの堰止湖が誕生し、大小126の島々が点在する現在の美しい景観が作られました。




島巡りの路を散策
「島巡りの路」は、大沼公園の代表的な散策コースです。

約1時間かけてゆっくりと歩きました。
どこを切り取っても美しい景色に圧倒されます。
湖面に映る駒ヶ岳、緑豊かな小島、木漏れ日の中を歩く心地よさ。
木々に囲まれた小径を歩きながら、大小さまざまな島々を結ぶ橋を渡る体験は、まさに自然の中を散歩している気分でした。
駒ヶ岳を背景に広がる大沼の風景は、季節ごとに異なる表情を見せてくれます。
私が訪れた時期は新緑の季節で、鮮やかな緑と青い湖面のコントラストが非常に美しく、写真を撮る手が止まりませんでした。
都会の喧騒を忘れ、自然の中で深呼吸できる贅沢な時間です。
散策路は整備されており、60代の私たちでも無理なく歩けました。
季節によって表情を変える景色は、何度訪れても飽きることがないでしょう。



































ターブル・ドゥ・リバージュで昼食
住所:北海道亀田郡七飯町字大沼町141
電話番号:0138-67-3003
営業時間:11:00 〜 15:00
定休日:火曜定休
※火曜日が祝日の場合は水曜休み
※冬期間は不定休
散策途中の昼食は「ターブル・ドゥ・リバージュ」へ。
このレストランは大沼湖畔に位置するフレンチレストランで、地元の食材を活かした料理で有名です。



店内には懐かしいオープンリールカセットデッキが置いてありました。


何と!TRIODEの真空管アンプまであって、オーディオ好きな私は一瞬でこの店が好きになりました。






窓から大沼湖が見えます。



注文した料理:
- 大沼牛ビーフシチュー(2,700円) – 地元産の上質な牛肉を使用
- 北斗産渡り蟹のトマトクリームパスタ(2,700円) - 彩り鮮やかな前菜付き







こんな場所に何でこんなに美味しいレストランが?と思うほど、料理のクオリティが高いです。
大沼牛のビーフシチューは柔らかく深い味わい、渡り蟹のパスタは濃厚なトマトクリームが絶品でした。
このトマトクリームが絶品で、全て飲み干したい!と思う程。
料理の味はもちろん、湖を眺めながらの食事は格別で、旅の思い出に残る素晴らしい時間となりました。
大沼国定公園へ来たら、是非立ち寄って欲しいレストランです。
「ターブル・ドゥ・リバージュ」では、湖の上で開放的な時間を楽しむ約40分間の湖上クルーズもやっています。
出航日時 :営業日の11:30 / 13:00
・運航所要時間 約40分・定員/12名(4組まで)
・運航期間 5月~10月
*天候不良の場合欠航する場合があります。
*小学生は1,000円引き

島巡りの路の散策を再開
島巡りの路は、あと残り半分くらいです。
相変わらず素晴らしい景色が続きます。
たまたま現地で出会ったガイドさんに駒ヶ岳のビューポイントを教えてもらいました。

そのビューポイントからの駒ヶ岳。
タイミングよく雲が切れて、左上の尖った山頂が見えました。



歩いていくと、何やらしゃがんで写真を一所懸命撮ってます。

その正体は、このキノコでした。


湖が鏡のように反射して綺麗!




水面に光が差して、キラキラしてました✨

スタート地点に戻ってきました。
ここからも駒ヶ岳が見えます。

遊覧船で湖上クルーズ
昼食後は遊覧船に乗船。




約30分のクルーズです。
湖上から眺める駒ヶ岳は、陸地から見るのとはまた違った迫力があります。
標高1,131メートルの活火山が目の前に広がる光景は圧巻です。
風を感じながら湖面を滑る感覚は爽快で、大沼の自然を体全体で感じられます。








- アクセス:JR函館本線大沼公園駅下車すぐ、函館市内から車で約30分
- 島巡りの路:所要時間約50分、無料
- 遊覧船:大人1,100円、所要時間約30分
- ベストシーズン:春(新緑)、秋(紅葉)が特に美しい
名物・大沼団子
大沼に来たら外せないのが「大沼団子」。
タレとあんのセットで、見た目は量が多そうでしたが、美味しくて一気に食べてしまいました。
伝統の味を守り続ける大沼団子は、甘さ控えめで上品な味わい。
散策の疲れを癒してくれる絶品スイーツです。



函館山の夜景
大沼観光を終えて、函館市内へ戻ります。
函館観光のハイライトといえば、やはり函館山からの夜景です。
混雑を避けるため、今回はロープウェイではなくタクシーで山頂まで向かいました。
16時過ぎから場所取りを開始し、夜景の美しい時間帯に備えました。




函館山とは
函館山は標高334メートルの山で、山頂からは函館市街や津軽海峡などの眺望が楽しめます。
「百万ドルの夜景」として知られる函館山からの景色は、世界三大夜景の一つに数えられています。
函館山は標高334メートルの陸繋島で、実は13の山からなる山塊です。
明治時代から昭和21年まで軍事要塞として使用されていたため、一般人の立ち入りが禁止されていました。
戦後に観光地として開放され、現在では年間約500万人が訪れる北海道屈指の観光スポットとなっています。
函館山からの夜景は、ナポリ、香港と並んで世界三大夜景の一つに数えられています。
早めの場所取りが必須
17時頃からどんどん人が増えてきます。
最前列を確保しましたが、後から来る人にどんどん押されて、足を踏ん張るのに疲れました。
展望台は激混みになるので、早めに行って場所取りすることを強くおすすめします。
この日は風が強く、かなり寒かったです。
夜景になるまでの待ち時間が凄く長く感じられました。
上着や防寒具は必須です。

マジックアワーから夜景へ
日没が近づくと、空の色が刻々と変化していきます。
このマジックアワーの美しさは格別です。




函館山からの夜景が特別美しい理由は、その地形にあります。
函館の市街地は細いくびれた部分にあり、両側を海に挟まれた独特な地形をしています。
この地形により、街の明かりが海に囲まれた美しいシルエットを描き出し、他では見ることのできない幻想的な景色が生まれます。
18時30分頃まで撮影を続け、今回初めてタイムラプス撮影にも挑戦しました。
刻々と変化する空の色と街の明かりの変化は、静止画では表現しきれない美しさがありました。
是非、動画でご確認ください!
そして、街明かりが徐々に点灯し始める瞬間。
これが函館山夜景の最も感動的な時間です。
両側を海に囲まれた独特の地形が生み出す、くびれのある夜景。
オレンジ色の街灯が織りなす光の絨毯は、まさに息を呑む美しさです。




帰りはロープウェイで下山しましたが、凄い人で30分以上待ちました。
まぁ、待っている間も綺麗な夜景を見られたので良しとしましょう。

ロープウェイから観た夜景も綺麗でした!

- ベストタイム:日没30分後が最も美しい
- 場所取り:16時頃から場所取り開始がおすすめ
- 防寒対策:山頂は市内より5-10度低いため必須
- アクセス:混雑を避けるならタクシー利用も検討
- ロープウェイ:往復1,500円、3分間隔で運行
はこだて塩らーめん しなの
住所:函館市若松町20-10
電話番号:0138-22-5552
営業時間: 11:30 – 14:00 / 17:00 – 22:30 (ラストオーダー各15分前)
定休日:日曜日


函館山での夜景鑑賞の後は、ホテルスタッフおすすめの「はこだて塩らーめん しなの」へ向かいました。
20時頃に到着すると、すでに行列ができており、函館山に続いて約1時間並ぶことになりました。
私たちの2組後ろで「スープ切れで本日終了」とのアナウンスが。
ギリギリセーフでした。
せっかくなので待つことに。
「はこだて塩らーめん しなの」の塩ラーメンは、一見あっさりとした色味のスープですが、一口飲むと驚くほどのコクがありました。
鶏ガラと豚骨を約5時間、濁りが出ないよう丁寧に煮込んで作られた黄金色のスープは、まさに芸術品のような美しさです。
スープは黄色味がかっていて脂膜で覆われていますが、これは鶏油とオニオンラードによるものです。

これにより芳醇な旨味とコクが生み出され、あっさりしながらも満足感のある味わいになっています。
餃子も注文しましたが、餡の味が素晴らしく、ラーメンとの相性も抜群でした。


函館山での長時間の夜景鑑賞で疲れ切っていた我々にとって、この温かいラーメンは体の芯まで温めてくれる最高のご馳走でした。
函館で塩ラーメンを食べるなら、間違いなくおすすめできる名店です。
ただし、行列は覚悟の上で、時間に余裕を持って訪れることをお勧めします。

おつまみチャーシューもビールに合う!


醤油さしがフクロウになってました。



【3日目】市内観光と海鮮グルメ
朝食:うにむらかみ
住所:北海道函館市大手町22-1
電話番号:0138-26-8821
営業時間: 朝の部8:30〜15:00(ラストオーダー14:30)のみの営業
夜の部は本店から徒歩3分の「うにむらかみ 函館駅前店」で17:30~21:30(ラストオーダー21:00)
定休日:水曜日






3日目の朝は、函館朝市内にある「うにむらかみ」で贅沢な朝食を楽しみました。
このお店は1954年創業の老舗ウニ加工会社「村上商店」の直営店で、ミョウバンを使用しない無添加のウニ料理で有名です。
村上商店は1954年の創業以来、「新鮮な生うにを出荷し続ける」ことにこだわり続けている老舗企業です。
創業者の祖父母がウニ工場を営んでいたこともあり、幼少期からウニに慣れ親しんだ現在の代表が、伝統的な製法を守りながら最高品質のウニ料理を提供しています。
特に、保存料として一般的に使用されるミョウバンを使わない無添加ウニは、ウニ本来の甘みと風味を味わえると評判です。
朝食として注文したのは以下のメニューでした:
うにむらかみでの朝食メニュー
- 無添加生うに丼 Sサイズ:4,950円
- 生うに入りだし巻き玉子 ハーフサイズ:1,100円
正直なところ、朝食としては高価な選択でしたが、その価値は十分にありました。
「うにってこんなに美味しいんだ!」と思わせてくれる、人生で最も贅沢なうに尽くしの朝食でした。
値段は確かに高いですが、うにってこんなに美味しいんだ!と思える贅沢なうに尽くしの朝食でした。無添加の生うには甘くて濃厚、臭みが全くありません。うに本来の味を存分に堪能できます。
だし巻き玉子にもたっぷりのうにが入っており、ふわふわの食感と相まって絶品です。
朝から幸せな気分になれる、特別な体験でした。





函館市電で市内観光
函館市電の魅力
この日はあいにくの曇り。
午後から雨の天気予報です。
函館駅から函館市電で移動します。



函館市電は観光路線も充実しており、函館観光の拠点として便利です。
車と一緒に信号待ちがあるのが新鮮でした。
バスのように押しボタンで降りる駅を知らせるシステムも面白いです。
レトロな車両に揺られながらの移動は、函館らしさを感じられる時間です。



交通系ICカードが使えるのは有難いです。
奥様はmanaca、私はtoicaが使えました。

私たちは末広町駅で下車しました。

函館市電のルーツは明治30年(1897年)に開業した「亀函馬車鉄道」に遡ります。
当初は馬が客車を牽く馬車鉄道でしたが、大正2年(1913年)6月に東雲町〜湯川間が電化され、路面電車としての運行が始まりました。
現在まで110年以上にわたって市民の足として活躍し続けており、北海道遺産にも選定されている貴重な交通機関です。
坂と教会群の散策
函館といえば坂の街。
明治の面影を残す木造洋館や教会群が点在し、坂道から函館湾を一望できるロケーションは、映画やテレビの撮影に数多く登場しています。
訪れた坂と教会など
- 日和坂
その名の通り、天気の良い日に歩くと気持ちの良い坂です。
- 八幡坂
赤レンガ倉庫が建ち並ぶウォーターフロントから函館山へ続く道が八幡坂。
海からまっすぐに続く並木道のため、坂の上から見下ろす景色はまさに絶景です。
函館を代表する絶景スポットとして、観光客に人気があります。
- 函館ハリストス正教会
函館ハリストス正教会復活聖堂は、ヘリテージング100選にも選ばれる歴史的建造物です。
白壁と緑の屋根が美しいロシア正教会の教会で、異国情緒溢れる佇まいが印象的です。
- チャチャ登り
急な坂道で、名前の由来は諸説ありますが、登るのにチャチャ(おじいさん)が大変という説もあるとか。
- 大三坂
石畳が美しい坂道で、周辺には歴史的建造物が多く残っています。
- カトリック元町教会
ゴシック様式の美しい教会で、内部も見学可能です。
- 箱館カネサ商店
歴史を感じる商店で、函館の街並みに溶け込んでいます。

日和坂の上に函館山が見えます。




























天気が悪くなってきたため、先を急いでいたので、旧函館区公会堂を見られなかったのが残念でした。
旧函館区公会堂は明治の面影を残す木造洋館で、大理石の暖炉を備えた応接室やシャンデリアなど、当時の華やかさが漂う建物です。
次回はぜひ訪れたいと思います。
赤レンガ倉庫
元町散策の後は、雨が降り始めたため金森赤レンガ倉庫へ急いで向かいました。
この建物群は函館のウォーターフロントを代表する観光スポットで、明治時代から続く長い歴史を持っています。
金森赤レンガ倉庫の歴史は1887年(明治20年)に始まります。
長崎から函館に移り住んだ初代渡邉熊四郎が既存の建物を買い取り、営業倉庫業を開始したのが始まりです。
海運業の活況により荷物の取扱量が年々増加し、倉庫を増築・拡大していきました。
1907年の火災で6棟が焼失した後、1909年に現在見ることができる不燃質の赤レンガ倉庫群が建設されました。
赤レンガ倉庫に向かう途中にあった「ラッキーピエロ」
バス停名になっているので、移転は難しそう…笑


雨が降ってきたため屋外での見学は短時間となりましたが、赤レンガの重厚な建物群は雨に濡れてより一層美しく見えました。
歴史ある建物の外観だけでも十分に価値がありますが、内部は現在、飲食店や土産物店などの複合施設として活用されています。





函館ビアホールで昼食
住所:北海道函館市末広町14-12
電話番号:0138-27-1010
営業時間: 11:30〜21:30
土・日・祝日11:00〜
定休日:なし




時間が少し早かったものの、雨で建物内に入りたかったので「函館ビアホール」で昼食をとることにしました。
このレストランは赤レンガ倉庫の歴史ある内観をそのまま活かした空間で、煉瓦の壁や高い天井が当時の雰囲気を伝えています。
注文したメニュー:
- 函館ビール:地元産のクラフトビール
- 生春巻 青ジソソース:935円
- ジンギスカンビヤホール風 ミニサイズ:1,925円
- レモン&パセリ ソーセージ 3本:957円
どの料理も美味しく、特に函館ビールは地元産の原料を使ったクラフトビールで、すっきりとした味わいが印象的でした。





歴史を感じる内観の中での食事は、単なる昼食以上の価値がありました。
赤レンガ倉庫群の現在
1988年に観光スポットとして生まれ変わった金森赤レンガ倉庫は、現在では年間約200万人が訪れる函館の代表的な観光地となっています。
倉庫群は以下のように活用されています:
金森赤レンガ倉庫の施設構成
- 金森洋物館:輸入雑貨、クリスマス用品など
- 函館ビール館:レストラン、地ビール醸造所
- はこだて明治館:ガラス工房、オルゴール館
- 金森ホール:イベント・コンサート会場
雨天でなければもっとゆっくりと外観を楽しみたかったのですが、それでも明治時代の建築技術の素晴らしさと、現代への継承の取り組みを実感することができました。
夜間はライトアップされ、昼間とはまた違った美しさを見せてくれるそうです。
五稜郭タワー
雨が激しくなってきたため、市電で五稜郭公園前駅へ移動し、五稜郭タワーから五稜郭を見学することにしました。

五稜郭は函館観光で絶対に外せない歴史的スポットの一つです。
五稜郭は1857年から7年の歳月をかけて完成した、日本初の西洋式城郭です。
江戸幕府が蝦夷地(現在の北海道函館市)の防備と行政の拠点として築城しました。
星形の独特な形状は、ヨーロッパの築城技術を取り入れたもので、敵の攻撃に対してより効果的に防御できるよう設計されています。
1868年からの戊辰戦争では、旧幕府軍の榎本武揚らが立てこもり、箱館戦争の舞台となりました。
これが戊辰戦争最後の戦いとなり、明治新政府の全国統一が完成しました。
五稜郭タワーからの眺望
展望台からは五稜郭の美しい星型はもちろん、函館市街や函館山、津軽海峡などの眺望が楽しめます。


展望台も五稜郭と同じく五角形の設計で、歴史が学べる展示やシースルーフロアなどがあります。
雨の中でしたが、上から見る五稜郭の星型は圧巻です。
桜の季節には、星型の輪郭がピンクに染まって更に美しいそうです。




箱館奉行所の復元
五稜郭の中心には箱館奉行所があり、2010年に当時の姿を完全に復元して公開されています。


建物内では幕末の函館の歴史や、五稜郭の築城過程について詳しく学ぶことができます。
雨のため今回は見学できませんでしたが、次回の函館訪問時には必ず訪れたいと思います。
雨が結構激しくなってきたので、五稜郭公園内の散策は断念。
前日の函館山と塩ラーメンの待ち時間で疲れていたこともあり、タクシーでホテルに戻りました。
この日はホテルでゆっくりと過ごし、温泉で旅の疲れを癒しました。
夕食:海光房
住所:北海道函館市若松町11−8
電話番号:0138-26-8878
営業時間: 17:00〜23:00(L.O.22:00)
定休日:不定休(季節や仕入れ状況により変更となる場合があります)







雨の中、夕食にホテル近くの「海光房」へ行きました。奥様が事前に調べていたお店の一つです。
カニとイカを堪能:
- ビール
- 日本酒の燗
- 毛ガニ
- 活イカ
- 刺身(何という魚か失念…)
- カニチャーハン



イカは半分を刺身で、半分を天ぷらにしてもらいました。







新鮮な海鮮は絶品でした。
特にカニの甘さと身の詰まり具合は素晴らしく、イカの透明感と歯ごたえも最高です。
ただし、値段がかなり高いので行く際には要注意です。
私たちはたまたま予約までの空き時間に入れてもらえましたが、確実に入店するなら予約していくことをおすすめします。
【4日目】函館朝市と帰路
函館朝市
最終日の朝は、ホテルのすぐ近くにある函館朝市を散策しました。

3日間の滞在でホテルの真隣にありながら、ゆっくりと見学するのは初めてでした。
函館朝市は戦後間もない昭和20年(1945年)に、近隣町村の農家が野菜や果物を持ち込み、函館駅前で立ち売りを始めたのがルーツです。
その後、カニやサケをはじめとした海産物も加わり、現在では約1万坪という広大なエリアに約250店舗が軒を連ねる北海道屈指の市場となりました。
蟹や鮭をはじめとした海産物や農園からの直売品など、北海道ならではの鮮度の高い商品を販売しています。
函館朝市の活気
函館朝市は中心部からほど近い朝の海鮮天国として人気です。
夜とは全然違う賑わいで、活気に満ちています。











函館朝市ひろばも凄い賑わいでした。
新鮮な海産物が所狭しと並び、威勢の良い掛け声が飛び交います。
イカ、カニ、ウニ、ホタテなど、北海道ならではの海の幸が豊富です。




函館朝市ひろばの中にフードコートがあります。


イカ釣りも楽しそうで、多くの観光客が挑戦していました。



函館朝市の魅力
函館朝市は以下の3つのエリアに分かれています:
函館朝市の構成
- どんぶり横丁市場:海鮮丼専門店が集まるエリア
- 駅二市場:活イカ釣り堀で有名、新鮮な魚介類
- 函館朝市ひろば:土産物や加工品が豊富
飛行機の時間があったため今回は食事をしませんでしたが、朝市で新鮮な海鮮丼を食べるのは函館旅行の醍醐味の一つです。
特に人気なのは以下の老舗店舗です:
函館朝市の人気店
- きくよ食堂:昭和31年創業、海鮮丼の老舗
- すずや食堂:創業30年以上、遠方からのリピーター多数
- 駅二市場 活いか釣り堀:釣ったイカをその場で調理
- 営業時間:5:00-14:00(店舗により異なる)
- 休業日:元日のみ(一部店舗は不定休)
- アクセス:JR函館駅徒歩1分
- 駐車場:有料駐車場あり(買い物で割引サービス)
- ベストタイム:早朝6:00-9:00が最も活気がある
函館シーポート公園・イカ広場
函館朝市散策の後は、ホテルの窓から見えていて以前から気になっていた函館シーポート公園とイカ広場へ向かいました。
このエリアは比較的新しい観光スポットですが、函館らしい写真が撮れる隠れた名所です。
HAKODATEモニュメントとイカ広場
HAKODATEモニュメントは、函館屋外広告業協同組合の創立50周年を記念して制作され、若松埠頭にある「ふれあいイカ広場」の一角に、2025年9月に市に寄贈・設置された函館の新しいフォトスポットです。
写真映えするスポットです。

人も少ないので、ゆっくり写真撮影ができました。
函館らしさを感じられる穴場スポットとして、おすすめです。
隣接するイカ広場には、函館の「市の魚」であるイカをモチーフにしたユニークなモニュメントが設置されています。
巨大なイカのオブジェは、函館らしさを表現した印象的な作品で、子供から大人まで楽しめる撮影スポットとなっています。












函館山を背景にした絶景スポット
この公園の最大の魅力は、函館山を背景にした絶景です。
モニュメントと函館山を一緒に写真に収めることができ、函館らしい記念写真を撮影するには最適の場所です。
朝の時間帯ということもあり、観光客も少なく、ゆっくりと写真撮影を楽しむことができました。
海沿いに位置しているため、函館港の景色も一望でき、朝の清々しい空気の中で函館の美しい景色を満喫できました。
このような穴場スポットを見つけられたのも、ホテルの立地が良かったおかげです。
函館観光で定番スポットも良いですが、このような新しい発見ができる場所も旅の醍醐味の一つです。
人も少なく、落ち着いて函館の風景を楽しめるおすすめスポットです。


帰りの飛行機
函館空港へのアクセス
函館駅から函館空港へは、シャトルバスで移動しました。


普通の路線バスでも行けますが、スーツケースなどの荷物をそのまま持ち込む必要があります。
空港直行のシャトルバスは専用のトランクに荷物を入れてくれるので、非常に便利です。
料金: 一人700円
注意点: 交通系ICカードが使えません。クレジットカードのタッチ決済か現金のみの対応です。

函館空港での過ごし方
函館空港では最後のお土産購入と、函館名物のスープカレーを楽しみました。


空港内のフードコートで食べた「函館名物の魚介だしスープカレー」は、函館出身のミシュランシェフが手がけたもので、魚介とチキンのダブルスープに特製ブレンドスパイスを融合させた繊細な味わいでした。
函館旅行の締めくくりにふさわしい、海の街らしい美味しいスープカレーで、最後まで函館の食の魅力を満喫することができました。




時間に余裕があったため、函館空港の展望デッキにも行きました。
コンパクトな空港ながら、離着陸する飛行機を間近で見ることができる素晴らしい施設でした。


富士山との出会い
離陸後の機内から、なんと富士山が見えました!雲から突き出た富士山は、すぐに分かるほど存在感がありました。
やっぱり富士山ってすごいですね。


離陸・着陸の様子、富士山の映像は是非、動画でご確認ください。
セントレアに着陸し、今回の3泊4日の函館旅行も終了です。
3日目が雨であまり観光できなかった部分もありましたが、岐阜の暑さと比べて函館の涼しく湿気の少ない気候は非常に過ごしやすく、心身ともにリフレッシュできた素晴らしい旅となりました。
まとめ:函館旅行の魅力
3日目が雨であまり観光できなかったのは残念でしたが、それでも充実した旅行になりました。
函館の魅力
自然の雄大さ:
大沼国定公園の美しさは格別でした。
駒ヶ岳と湖のコントラスト、豊かな自然に囲まれた散策路、遊覧船からの眺望。
何度も繰り返し起こった噴火によってできた大沼は、豊かな森林に囲まれているため、北海道ならではの動植物が見られます。
自然の力強さと美しさを同時に感じられる場所です。
夜景の美しさ:
函館山の夜景は、期待以上の感動でした。
マジックアワーから夜景へと変化する過程、両側を海に囲まれた独特の地形が生み出す光の絨毯。
寒さと混雑を乗り越えても見る価値がある絶景です。
街並みの美しさ:
函館西部地区には明治初期に形成された古い町並みが残り、多くの由緒ある建築物が観光スポットになっています。
坂道、市電、赤レンガ倉庫、教会群。異国情緒溢れる街並みは、歩いているだけで楽しい気分になります。
朝市の賑わい:
函館朝市の活気は、函館の食文化の豊かさを象徴しています。
新鮮な海産物が並ぶ様子は見ているだけでワクワクします。
グルメの美味しさ:
- 雅家の海鮮料理
- ターブル・ドゥ・リバージュの洋食
- 大沼団子
- 塩ラーメン しなの
- うにむらかみの無添加生うに
- 函館ビール
- 海光房のカニ・イカ
- 魚介だしスープカレー
どれも本当に美味しく、函館の食のレベルの高さを実感しました。
新鮮な海鮮、伝統の味、地ビール。
食を楽しむだけでも函館に来る価値があります。
快適な滞在
岐阜の暑さに比べて、函館は湿気もあまりなく、とても過ごしやすかったです。
夏の避暑地としても最適だと感じました。
東急ステイ函館朝市 灯の湯のホテルも、設備が充実していて快適でした。
特に温泉大浴場と洗濯乾燥機は、長期滞在に本当にありがたい設備です。
次回への期待
楽しかったなぁ~。
また行きたいと思いました。
次回は天気の良い日に旧函館区公会堂を訪れたいです。
五稜郭公園内も散策して、桜の季節にも来てみたいですね。
大沼では昭和以降、雪祭り、湖畔駅伝大会、湖水祭り、紅葉祭りなど様々な行催事が開催されているので、季節を変えて訪れるのも良さそうです。
函館は何度訪れても新しい発見がある街だと感じました。
旅のアドバイス
おすすめの季節
- 桜の季節(4月下旬〜5月):五稜郭や大沼の桜が美しい
- 夏(6月〜9月):避暑地として快適、大沼でのアクティビティも楽しめる
- 紅葉の季節(10月〜11月):大沼の紅葉が見事
持ち物
- 函館山は風が強く寒いので、防寒具必須
- 歩きやすい靴(坂道が多い)
- 雨具(天気が変わりやすい)
時間配分
- 函館山は早めに行って場所取り
- 人気店は行列覚悟で
- 雨天時の代替プランも考えておく
交通手段
- 市内は市電が便利
- 大沼へはレンタカーがおすすめ
- 空港へはシャトルバスが快適
この記事が、函館旅行を計画している方の参考になれば幸いです。
YouTube動画もぜひご覧ください!
まとめ
函館は歴史、文化、自然、グルメのすべてが揃った、日本でも屈指の観光地だと改めて実感しました。
開港の歴史が生んだ独特の異国情緒、新鮮な海の幸、美しい自然景観、そして温かい人々との出会い。
すべてが旅を彩る素晴らしい要素でした。
特に印象的だったのは、函館の人々が自分たちの街の歴史と文化を大切にし、それを観光客に分かりやすく伝えようとする姿勢です。
ホテルでのおもてなし、レストランでの心温まるサービスなど、函館の人々の温かさが旅をより特別なものにしてくれました。
函館は、何度訪れても新しい発見がある魅力的な街です。
皆さんもぜひ、この美しい港町で素晴らしい旅の思い出を作ってください。
この感動を是非動画でお楽しみください!
最近動画をやり始めて思うのは、旅の思い出は写真よりも動画の方が鮮明に蘇ってくる、ということです。
実際にその場で見ていた景色よりも動画で観た方が奇麗だったりもします。
写真だと最近はアルバムも作成しないけど、動画だとYoutubeで気楽に観れるので旅の振り返りには最適です。
今後も「カメラ」カテゴリーでは、旅の思い出やカメラ機材などのブログを随時更新していきます。
それでは、楽しいオーディオ・ビジュアルライフを!!










































※この記事の内容はあくまで個人の見解で、間違っていたり、最新でない可能性があります。できるだけ公式サイトのリンクを貼っておきますので、正しい情報は公式サイトをご確認ください。
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