AV情報家電 家電製品アドバイザー(エグゼクティブ等級)でオーディオ歴40年以上のyacchiです。
河口湖への1泊2日の旅行、1日目は「白糸の滝」と「忍野八海」に行きました。
河口湖1泊2日旅行の2日目の最初は「新倉山浅間公園」に行きました。
そう、あの『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン(改定第4版)』の表紙になった、富士山と五重塔の絶景をどうしても観たかったんです。
この記事では、YouTubeでは伝えきれなかった詳細情報、駐車場の混雑状況、登山ルート、歴史的背景まで徹底解説いたします。
この旅の臨場感はYouTube動画でチェック!


新倉山浅間公園は世界的に有名な富士山絶景スポットで、登山は大変だが必見の価値あり。
駐車場混雑に注意し、早朝訪問がおすすめ。
四季を通じて美しい景色が楽しめる日本を代表する観光地。
今回の撮影機材
今回使用した撮影機材は以下です。
今回、ソニーα7cⅡ をメインに動画撮影をしました。
一眼カメラでの動画撮影は静止画とはまた違った勉強が必要です。
一眼カメラのジンバルは持っていないので、歩き撮りをしたい場合に DJI Osmo Pocket 3 が活躍します。
3軸ジンバルのカメラなので、手振れはかなり抑えられます。
レンズは直近に購入した SONY FE 20-70mm F4 G 1本で撮影しました。
このレンズは珍しい広角側20mmスタートの標準ズームレンズで、動画撮影には最強です。
また、奥様は「VLOGCAM ZV-1 II」で撮影しています。
「VLOGCAM ZV-1 II」での撮影動画も所々に挟んでいます。
動画の色調整は難しいですね。
特に違うカメラ間の色味の合わせ方は本当に難しいです。
カラーコレクション・カラーグレーディングは以下の本で勉強を始めたばかりです。
う~ん、奥が深い…


- カメラ
ソニーα7cⅡ
DJI Osmo Pocket 3
VLOGCAM ZV-1 II
- レンズ
SONY FE 20-70mm F4 G
- マイク
ソニー ECM-G1
- NDフィルター
K&F Concept 72mm 可変NDフィルター ND2-ND32
- NDフィルターアダプターリング
FOREGA NDクイックリリーススイッチ ブラケットレンズフィルター
- カメラストラップ
PeakDesign(ピークデザイン) スライドライト ネックストラップ
- カメラバッグ
VANGUARD VEO ADAPTOR S41 GY
- その他
ソニー予備バッテリー
河口湖1泊2日旅の2日目の最初に「新倉山浅間公園」へ
河口湖での1泊2日旅行の2日目、私は朝一番に新倉山浅間公園を訪れることにしました。
前日の1日目は残念ながら曇りで富士山がほとんど見えませんでしたが、2日目の朝は晴れていました。
これは絶好のチャンスだと思い、まず最初に新倉山浅間公園で富士山と五重塔の絶景を堪能することに決めました。
宿泊していたホテルから車で約15分ほどの距離にある新倉山浅間公園は、富士山の絶景スポットとして世界的に有名な場所です。
特に2015年に『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン(改定第4版)』の表紙を飾り、2018年にはNational Geographic『Traveler』の表紙にも選ばれたことで、一気に世界中から注目を集めるようになりました。
ホテルを8時にはチェックアウトして、向かいました。
早朝の静寂な時間帯に訪れることで、混雑を避けながらゆっくりと絶景を堪能できると考えていました。
しかし、実際に現地に到着してみると、すでに多くの観光客の姿が見えました。
やはり富士山がよく見える日は、早朝から多くの人が訪れるようです。
富士山と五重塔の絶景をどうしても観たかった
私が新倉山浅間公園を訪れたいと思った最大の理由は、富士山と五重塔が一緒に見える日本を代表する絶景を自分の目で確かめたかったからです。
この景色は「NIPPON」を象徴する風景として海外でも非常に有名で、多くの外国人観光客が訪れる理由もよく分かります。
特に、桜の季節には富士山、五重塔、桜という日本の三大アイコンが一枚の写真に収まる奇跡的な構図が楽しめることで知られています。
私が訪れたのは7月でしたので桜はありませんでしたが、青い空と雪を被った富士山、朱色の五重塔のコントラストは息を呑むほど美しいものでした。
この絶景を求めて世界中から写真家や観光客が訪れる理由が、実際に現地を訪れてみてよく理解できました。
まさに日本の美しさが凝縮された景色だと感じました。
駐車場
オーバーツーリズムで駐車場は混雑しているので要注意
新倉山浅間公園の駐車場事情は、近年のオーバーツーリズムの影響で非常に複雑になっています。
公式の駐車場は存在しますが、特に土日祝日や富士山がよく見える日には朝早くから満車になることが多く、駐車場待ちの渋滞が発生することもあります。
現在の駐車場状況は以下の通りです:
新倉山浅間公園駐車場料金(2024年4月より有料化)
駐車場 | 台数 | 料金 | 住所 |
---|---|---|---|
P1 第1駐車場 | 普通88台 | 1,500円(6時間) | 山梨県富士吉田市浅間2-4-1 |
P2 第2駐車場 | 普通38台 | 1,000円(6時間) | 山梨県富士吉田市新町1丁目7-258-1 |
P3 第3駐車場 | 普通35台 | 1,000円(6時間) | 山梨県富士吉田市新町2丁目4 |
P4 第4駐車場 | 普通21台、バイク10台 | 1,500円(6時間)、バイク750円 | 山梨県富士吉田市新町3-1-7 |
大きな駐車場もあるが混雑が不安で、今回、我々は大きな駐車場の手前の民間駐車場に止めました
公式駐車場の混雑を避けるため、私たちは公式駐車場の手前にある民間駐車場を利用することにしました。

この民間駐車場は公式駐車場ほど大きくはありませんが、比較的空いており、すぐに駐車することができました。
民間駐車場の利用料金は1,000円で、駐車場にいた管理人の方に直接現金でお支払いしました。
公式駐車場が満車の場合や、確実に駐車したい場合には、このような民間駐車場の利用も一つの選択肢となります。
ただし、民間駐車場から新倉山浅間公園の入口までは徒歩で5分程度かかりますので、その点も考慮して選択することをお勧めします。
特に桜の季節や連休中は、朝7時頃には駐車場が満車になることもあるため、早めの到着を心がけることが重要です。
また、周辺道路も混雑するため、時間に余裕を持って行動することをお勧めします。
新倉山浅間公園とは
新倉山浅間公園(あらくらやませんげんこうえん)は、山梨県富士吉田市新倉に位置する街区公園で、1959年10月に設置されました。
新倉山の麓から中腹に位置し、総面積は約4.3ヘクタールの広さを誇ります。
公園は雄大な富士山と朱塗りの五重塔「忠霊塔」、そして満開の桜を一望できる絶景スポットとして国内外で著名です。
環境省が公表した「富士山がある風景100選」にも選定されており、まさに日本を代表する富士山ビューポイントと言えるでしょう。
新倉山浅間公園の歴史
新倉山浅間公園の歴史は古く、この地には705年に創建された新倉富士浅間神社があります。
戦国時代には武田信玄の父である信虎が北条氏との戦いの際に新倉山に陣を構え、当社で戦勝祈願を行ったという歴史もあります。
現在の公園として整備されたのは昭和30年代で、戦没者慰霊塔である忠霊塔の建設と合わせて公園として整備されました。
その後、富士山の世界文化遺産登録(2013年)を機に観光客が急増し、安全確保のための遊歩道整備や展望デッキの設置などが行われ、現在の姿となりました。
特に2015年のミシュランガイド表紙採用以降は国際的な注目を集め、年間を通じて多くの外国人観光客が訪れるスポットとなっています。
現在では富士吉田市の観光の象徴的存在として、地域経済にも大きく貢献しています。
赤い鳥居
新倉山浅間公園の入口付近には、新倉富士浅間神社の立派な赤い大鳥居があります。
この鳥居は神社のシンボルとして親しまれており、鳥居の向こうに見える富士山の景色は、まさに日本らしい美しい風景を演出しています。
赤い鳥居のバックに富士山が見える様子は本当に素晴らしく、多くの観光客がここで記念撮影を行っています。
朱色の鮮やかな鳥居と青い空、そして白い雪を被った富士山のコントラストは、まさに絵画のような美しさです。
特に朝の時間帯は光の具合が良く、鳥居の朱色がより一層鮮やかに映えます。
私が訪れた際も、朝の清々しい空気の中で、鳥居越しに見る富士山の雄大さに感動を覚えました。
この景色を見るだけでも、新倉山浅間公園を訪れる価値があると感じました。



新倉富士浅間神社
新倉山浅間公園内には、705年に創建された歴史ある新倉富士浅間神社があります。
正式な参拝をするため、まずはこちらの神社で神様にご挨拶をしました。




新倉富士浅間神社の歴史と由来
新倉富士浅間神社は、慶雲3年(705年)9月9日に甲斐国八代郡荒倉郷の氏神として創建されました。
御祭神は木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)、大山祇命(おおやまづみのみこと)などを祀っています。
大同2年(807年)には富士山の大噴火が発生し、その際に平城天皇の勅命により当社に勅使が参向し、国土安泰富士山鎮火祭が執行されました。
この時、平城天皇から「三國第一山」の称号を賜ったという由緒があります。
戦国時代には武田信虎が北条氏との戦いの際に新倉山に陣を取り、当社で戦勝祈願を行い勝利を収めたため、刀を奉納したという伝説も残っています。
このような歴史的背景から、地域の人々の信仰を集め続けている神社です。
現在の本殿は大正11年(1922年)に建立されたもので、富士山信仰の拠点として多くの参拝者が訪れています。
神域は新倉山浅間公園として整備されており、赤い大鳥居と忠霊塔は当地のシンボルとして親しまれています。
スロープで上る
登りは、398段の階段がきつそうだったので、スロープルートを選択
新倉山浅間公園の忠霊塔へ向かうルートには、398段の階段ルートと遊歩道のスロープルートの2つがあります。
私たちは階段の398段がかなりきつそうに見えたため、距離は長くなりますがスロープルートを選択しました。

398段の階段は「咲くや姫階段」と呼ばれており、地元の子供たちが忠霊塔へ上がる際の「近道」として使っていた獣道を整備したものです。
直線的に上がるため距離は短いですが、かなりの急勾配で体力を要求されます。
一方、スロープルートは緩やかな遊歩道として整備されており、体力に自信のない方や年配の方でも比較的楽に上がることができます。
ただし、距離は階段ルートの約2倍程度になります。

スロープは階段よりも距離は長く、結構きつかった
実際にスロープルートを歩いてみると、確かに階段よりも距離が長く、思っていた以上にきつい登りでした。
緩やかとはいえ、標高差約100メートルを歩いて上がるのは、それなりに体力を消耗します。
スロープルートの途中には何カ所か休憩できる場所があり、そこから富士吉田市の街並みを見下ろすことができます。
登りながら徐々に視界が開けていく様子は、まさに登山の醍醐味を味わえました。
約15分程度の登りでしたが、日頃の運動不足を実感しました。
ただし、途中の景色も美しく、登り切った時の達成感は格別でした。
スロープルートを選んで正解だったと思います。もし階段ルートを選んでいたら、もっと大変だったでしょう。











五重塔(忠霊塔)
スロープを登り切ると、ついに目的地である五重塔(忠霊塔)に到着しました。
間近で見る忠霊塔は想像以上に立派で、その背後に見える富士山との組み合わせは圧巻でした。


五重塔(忠霊塔)の歴史
忠霊塔の正式名称は「富士吉田市戦没者慰霊塔」で、1962年(昭和37年)4月に完成しました。
明治以降の戦役(日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、太平洋戦争)で戦没した富士吉田市出身者1,055柱を合祀するための慰霊塔です。
建設は1958年(昭和33年)8月12日に富士吉田市長を委員長とする建設委員会が設けられ、1959年(昭和34年)4月に起工、3年間の工事期間を経て完成しました。
建設費用は旧下吉田町在郷軍人林を恩賜林組合に売却した300万円を基礎資金とし、不足分は市民の浄財で賄われました。
忠霊塔の構造は鋼板一文字葺鉄筋コンクリート五層建で、大阪四天王寺の五重塔をモデルとしています。
高さは19.5メートル(本体部分13メートル、相輪6.5メートル)で、基礎部分は7.3メートル四方となっています。
建設当時の富士吉田市では鉄筋コンクリート造りの建物が珍しく、山の中腹という立地での建設は技術的にも困難を極めました。
しかし、戦争を経験した人々や家族を亡くした多くの方々の想いと熱意によって、故郷の象徴である富士山が一望できる新倉山に建立されました。
展望デッキ
展望デッキからの眺めは絶景
忠霊塔の裏手には2015年に設置された展望デッキがあります。
このデッキは増え続ける観光客の安全を確保するために設置されたもので、それまでは危険な急傾斜地に立ち入らなければ五重塔と富士山を一枚の写真に収めることができませんでした。
展望デッキからの眺めは本当に絶景で、眼下には富士吉田市の街並みが広がり、その向こうには雄大な富士山がそびえ立っています。
左右に大きく裾野を広げた富士山の美しいシルエットは、まさに日本の象徴と呼ぶにふさわしい姿でした。
デッキは複数の段に分かれており、どの位置からでも美しい景色を楽しむことができます。
ただし、人気スポットのため多くの観光客が訪れており、特に土日や桜の季節には30分から1時間以上の待ち時間が発生することもあります。

五重塔のバックに富士山が見える景色は別格
展望デッキから見る五重塔と富士山の組み合わせは、まさに別格の美しさでした。
朱色の五重塔、青い空、白い雪を被った富士山のコントラストは、何度見ても飽きることがありません。
この景色がミシュランガイドやナショナルジオグラフィックの表紙を飾った理由がよく分かります。
日本の美しさを象徴する要素がすべて一つの構図に収まっており、まさに「NIPPON」を体現した風景だと感じました。
写真撮影をする際は、早朝や夕方の光の条件が特に美しく、多くの写真家がこの時間帯を狙って訪れています。
私が訪れた朝の時間帯も、柔らかい光に照らされた五重塔と富士山の組み合わせが非常に美しく、心に残る光景でした。


桜がなくても充分絶景を堪能できる
新倉山浅間公園といえば桜の季節の美しさで有名ですが、桜がない時期でも十分に絶景を堪能することができます。
我々が訪れたのは7月でしたが、青い空と緑の木々、そして五重塔と富士山の組み合わせは十分に美しく、訪れる価値のある景色でした。
春には約650本のソメイヨシノが一斉に花を咲かせ、富士山、五重塔、桜という日本の三大アイコンが一枚の写真に収まる奇跡的な構図が楽しめます。
しかし、それ以外の季節でも、新緑の季節の青々とした木々、秋の紅葉、冬の雪景色など、四季折々の美しさがあります。
特に冬の晴れた日には、澄んだ青空のもと雪を被った美しい富士山の姿を望むことができ、空気が澄んでいるため富士山がより鮮明に見えます。
どの季節に訪れても、それぞれの美しさを楽しむことができるのが新倉山浅間公園の魅力の一つです。

目線を左にやると、町の景色が一望できます。


下りは階段で
展望デッキで絶景を十分に堪能した後、下りは398段の咲くや姫階段を使用しました。



登りではスロープルートを選択しましたが、下りは階段の方が早く降りることができるため、階段ルートを選択しました。
下りの階段は登りほどきつくありませんが、398段という数は相当なものです。
途中で何度か休憩を取りながら、ゆっくりと降りていきました。
階段からも富士山の景色を楽しむことができ、角度が変わることで異なる表情の富士山を見ることができました。

途中に「愛宕神社」
階段を降りている途中、愛宕神社という小さな神社がありました。
この神社は忠霊塔への階段の途中に鎮座しており、多くの参拝者が立ち寄る場所となっています。
愛宕神社は火防の神様として知られており、火災や盗難除けのご利益があるとされています。
例祭は1月25日と7月第3土曜日に行われており、地域の人々の信仰を集めています。
小さな神社ですが、その歴史は古く、新倉富士浅間神社の末社として大切に維持されています。
階段の途中で一息つきながら、こちらの神社でも参拝させていただきました。

「愛宕神社」の歴史
宕神社は火防の神様である火産霊神(ほむすびのかみ)を祀る神社で、全国各地に存在します。
新倉山の愛宕神社も同様に火災から人々を守る神様として地域の信仰を集めています。
江戸時代から明治時代にかけて、木造建築が主流だった時代には火災は非常に恐れられる災害でした。
そのため、火防の神様である愛宕神社への信仰は非常に厚く、各地域に愛宕神社が建立されました。
新倉山の愛宕神社も、地域の人々が火災から守られることを願って建立されたもので、現在でも地域住民や参拝者から大切にされています。
忠霊塔への参拝の途中で立ち寄る人も多く、新倉山浅間公園の重要な構成要素の一つとなっています。
再び赤鳥居へ
階段を降り切って、再び新倉富士浅間神社の赤い鳥居のところに戻ってきました。
登る前に見た景色とは異なり、忠霊塔での絶景体験を経た後では、同じ景色でもより深く感じることができました。
赤鳥居のバックに見える富士山は最高
下山後に改めて見る赤い鳥居と富士山の組み合わせは、登る前に見た時以上に美しく感じられました。
忠霊塔からの俯瞰的な景色とは異なり、鳥居越しに見る富士山は親しみやすく、温かみのある印象を与えてくれます。
朱色の鳥居と富士山のコントラストは時間帯によって表情を変え、朝の柔らかい光、昼の強い日差し、夕方の温かい光など、それぞれ異なる美しさを見せてくれます。
私が訪れた朝の時間帯は、清々しい空気の中で鳥居の朱色が特に鮮やかに映えていました。

なぜか季節外れの紅葉があり、紅葉をバックに観る富士山も良かった
7月という季節にも関わらず、境内の一部で季節外れの紅葉を発見しました。
おそらく特定の樹種や立地条件の影響で色づいていたのだと思いますが、この予期しない紅葉が景色にアクセントを加えてくれました。
緑の木々の中に点在する赤や黄色の葉と、朱色の鳥居、そして富士山の組み合わせは、通常の桜の季節とは異なる独特の美しさを持っていました。
自然の偶然が生み出した美しい光景で、この時期に訪れたからこそ見ることができた特別な景色だったと思います。
このような予期しない発見があるのも、実際に現地を訪れる醍醐味の一つです。
写真や動画では伝わらない、その場の空気感や偶然の美しさを体験することができました。

ふと右に視線をやると、富士急ハイランドが見えました。


最後の階段を下っていきます。

旅の感想
1日目は残念ながら曇りで富士山がほとんど見えませんでしたが、2日目は雲一つない快晴で、新倉山浅間公園から美しい富士山を堪能することができました。
富士山が見える確率
7月に富士山が見える日数は、平均して月に5〜10日程度と言われています。
富士山は雲がかかりやすく、特に夏場は午後になると雲に隠れてしまうことが多いため、富士山が見える日は決して多くありません。
そのような中で、今回の旅行で美しい富士山を見ることができたのは、本当に運が良かったと感じています。
富士山観光を計画される際は、天候のリスクを考慮して余裕のあるスケジュールを組むことをお勧めします。
また、朝の時間帯の方が富士山が見える確率が高いため、早起きして朝一番に絶景スポットを訪れることが成功の秘訣です。
世界的な注目度
2015年の『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン(改定第4版)』や2018年のNational Geographic『Traveler』の表紙を飾ったことで、新倉山浅間公園は一気に世界中に知られることとなりました。
現地を訪れてみると、外国人観光客が非常に多く、世界中から人々が訪れる理由がよく分かります。
富士山、五重塔、桜(季節によって)という日本を象徴する要素が一つの構図に収まるこの景色は、まさに「NIPPON」の美しさを世界に伝える最高の広告塔となっています。
日本人としても、改めて自国の美しさを再認識することができました。
登山の達成感
新倉山浅間公園の忠霊塔まで登るのは、確かに結構な運動量が必要です。
398段の階段ルートはかなりきつく、スロープルートを選択しても相応の体力を要求されます。
若い人であれば問題ありませんが、年配の方や体力に自信のない方は、相応の覚悟を持って臨む必要があります。
しかし、その苦労を乗り越えて到達した展望デッキからの絶景は、まさに登った人だけが味わえる特別な体験です。
「苦労してでも登りたい」というYouTubeのタイトルの通り、その価値は十分にあると断言できます。
この富士山と五重塔の絶景を見ることができただけでも、今回の河口湖1泊2日旅行に来た価値があったと心から思います。
日本に住んでいても、なかなか見ることのできない絶景を体験することができ、日本の美しさを改めて実感した旅となりました。
次回は大石公園へ
新倉山浅間公園での絶景体験の後、次の目的地として大石公園を訪れる予定です。
大石公園は河口湖の北岸に位置する公園で、ラベンダーやコキアなどの花々と富士山の組み合わせが美しいスポットとして知られています。
大石公園は新倉山浅間公園とは異なる角度から富士山を眺めることができ、湖畔という立地を活かした美しい景色が楽しめます。
特に花の咲く季節には、色とりどりの花畑と富士山のコントラストが美しく、多くの観光客や写真愛好家が訪れるスポットです。
新倉山浅間公園が山の中腹からの俯瞰的な景色であるのに対し、大石公園は湖畔からの親しみやすい景色を提供してくれます。
このように異なる視点から富士山を楽しめるのも、河口湖周辺観光の魅力の一つです。
大石公園での体験については、また別の記事で詳しくご紹介する予定ですので、ぜひそちらもご覧ください。

まとめ
新倉山浅間公園は、まさに「苦労してでも登りたい」価値のある絶景スポットでした。
ミシュランガイドやナショナルジオグラフィックの表紙を飾った理由がよく分かる、日本を代表する美しい景色を堪能することができました。
今回の河口湖1泊2日旅行の体験を通じて、新倉山浅間公園の魅力と注意点をまとめると以下の通りです。
新倉山浅間公園の魅力
- 富士山と五重塔が一望できる世界的に有名な絶景スポット
- 四季折々の美しさが楽しめる(桜、新緑、紅葉、雪景色)
- 歴史ある神社と慰霊塔の文化的価値
- 登山による達成感と特別な体験
- 写真撮影に最適な構図とロケーション
訪問時の注意点
- 駐車場の混雑対策(早朝到着、民間駐車場の活用)
- 登山に相応の体力が必要(398段の階段またはスロープルート)
- 天候に左右される(富士山が見える確率は高くない)
- 混雑時の待ち時間(特に桜の季節や土日祝日)
- 年配の方は事前の体力づくりが重要
おすすめの訪問方法
- 早朝(7~8時頃)の到着で混雑回避
- 天気予報を事前にチェック
- 体力に応じてスロープルートと階段ルートを選択
- 民間駐車場の利用も検討
- 水分補給と休憩を十分に取る
新倉山浅間公園は確かに登るのは大変ですが、その苦労を上回る絶景が待っています。
富士山と五重塔という日本を象徴する景色を一度に楽しめる貴重なスポットで、一生に一度は必ず訪れるべき場所だと確信しています。
今回の旅行記が、新倉山浅間公園を訪れる予定の方々の参考になれば幸いです。
天候に恵まれ、美しい富士山との出会いがありますように。
そして、この素晴らしい日本の景色を多くの方に体験していただきたいと願っています。
次回の大石公園での体験記事もお楽しみに。
河口湖周辺には、まだまだ多くの魅力的なスポットがありますので、継続して情報をお届けしていきます。
動画で臨場感を、ブログで詳細な情報を楽しんでください!
最近動画をやり始めて思うのは、旅の思い出は写真よりも動画の方が鮮明に蘇ってくる、ということです。
実際にその場で見ていた景色よりも動画で観た方が奇麗だったりもします。
写真だと最近はアルバムも作成しないけど、動画だとYoutubeで気楽に観れるので旅の振り返りには最適です。
今後も「カメラ」カテゴリーでは、旅の思い出やカメラ機材などのブログを随時更新していきます。
それでは、楽しいオーディオ・ビジュアルライフを!!







































※この記事の内容はあくまで個人の見解で、間違っていたり、最新でない可能性があります。できるだけ公式サイトのリンクを貼っておきますので、正しい情報は公式サイトをご確認ください。
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