
AV情報家電 家電製品アドバイザー(エグゼクティブ等級)のyacchiです。
オーディオ歴は40年以上、ホームシアター歴は15年以上です。
2024年、ソニーが満を持して投入した4K液晶テレビのフラッグシップモデル「BRAVIA 9 (XR90)」。
「4Kブラビア史上、最高輝度」という謳い文句に、購入を検討している方も多いのではないでしょうか。
しかし、決して安くはない買い物。
「本当に価格に見合う価値があるのか?」「買ってから後悔しないか?」と、不安に思うのも当然です。
私自身も購入の際に、最後まで「BRAVIA 7 (XR70)」とどちらにするか悩みました。
BRAVIA 7はかなり値下がりしてきてており、約倍の価格差がありました。
それでもテレビはかなり長く使うものだし、映画やドラマをかなりたくさん観る私としては、映像に妥協はできないと思い、BRAVIA 9を購入することにしました。
この記事では、実際にBRAVIA 9 (XR-65X90)を購入し、1ヶ月以上使い込んだ私が、どこよりも正直な視点で徹底レビューします。
画質や音質はもちろん、サウンドバーとの相性や操作感、そして「正直、ここはイマイチかも…」と感じた弱点まで、忖度なしで語り尽くします。
この記事を読めば、BRAVIA 9の真の価値と、あなたが本当に「買い」なのかが分かります。
ぜひ最後までお付き合いください。


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まずは結論:私がBRAVIA 9を1ヶ月使って感じたこと
早速ですが、結論からお伝えします。
BRAVIA 9は、「最高の映像体験を求めるなら、後悔しない最高の投資」です。
CINEMA IS COMING HOME というテーマだけあって、ブラビアで映画を観ると映像の臨場感、奥行き感など凄いです。
まさにこの言葉に尽きます。
特に、私が愛用しているサウンドバー「JBL BAR 1000」と組み合わせた時の没入感は、もはや自宅が映画館そのもの。
これまでと同じ映画を観ても、全く新しい感動がありました。
一方で、テレビ単体の音質には、正直なところ物足りなさも感じました。
また、最近の大型テレビ市場が抱える「サウンドバー設置問題」など、購入前に知っておくべき注意点もいくつかあります。
そして、嬉しい誤算だったのがGoogle TVの操作性です。
Google TV は画面操作レスポンスが心配でしたが、動作も気持ち良いくらいサクサクです。
以前のテレビ(4Kではない60インチの SHARP LC-60XL10 )の動作が少しだけもっさりしていたこともあり、このストレスフリーな操作感は本当に快適です。
この記事では、これらのリアルな感想を、具体的な機能や性能と照らし合わせながら深掘りしていきます。


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ソニーの新製品発表サイクル
ソニーは近年、2年に1度モデルを新しく展開しています。
2024年8月にBRAVIA9、8、7が登場し、2025年にはスタンダードmini液晶テレビのBRAVIA5が登場しました。
この流れで行くと、新たなフラッグシップテレビは2026年に登場予定です。
店舗でソニーの派遣店員さんに聞いたところ、
「テレビはかなり進化しつくしているので、毎年新型を出す必要はない」
とのことでした。
ハイセンスやTCLなど中華系メーカーは、スペックは毎年どんどん進化していきます。
ただ、どれだけスペックが高くても、車と同じでエンジンで差が出てきます。
ソニーの画像エンジン「XR」や、ローカルディミング技術には定評があり、他の追随を許しません。
実際に2024年のAV Watchアワード で、有機ELテレビ部門を含めた全エントリーの中でBRAVIA 9が総合得点トップに躍り出ました。
その実力をじっくり見ていきましょう。
日本メーカーの安心感
価格面のみで言うと、やはりハイセンスやTCLといった海外メーカーの方がコストパフォーマンスが高い印象があります。
ただ、テレビは長く使うものなので、長い目でみる必要があります。
具体的に言うと、長い間故障せずに使用できるか、ということです。
確かにハイセンスは3年のメーカー保証はありますが、4年~10年以上使った場合はどうでしょうか?
そういう意味で、純粋な日本メーカーであるソニーやパナソニックは技術力も高く、実際に故障率も少ないようです。
アフターサービスという面でもサポートが行き届いている日本メーカーには安心感があります。
REGZAは、今や中国ハイセンスの傘下ですし、シャープも台湾の鴻海の傘下です。
純粋な日本メーカーは少なくなってきている中、ソニーとパナソニックには頑張っていただきたいものです。
【動画で見る】BRAVIA 9の外観と設置レビュー
まずは、製品の顔である外観デザインから見ていきましょう。


ベゼル(画面のフチ)は極限まで細く、映像だけが浮かび上がるような印象を受けます。
背面も凹凸が少なく、ケーブル類を隠せるパネルが付いているため、壁掛けはもちろん、どの角度から見ても美しいデザインです。


▼写真だけでは伝わらない質感を、ぜひ動画でご確認ください。
【重要】転倒防止対策
大型テレビを設置する上で、絶対に無視できないのが「安全性」と「拡張性」です。

私は以下の耐震ポールを以前のテレビから使用しています。

今回、BRAVIA 9 に変えてもそのまま使用できました。
ポールの長さをテレビ背面のネジ穴位置に合わせて、伸縮できるからです。
私が使用しているのは、平安伸銅工業の「液晶テレビ耐震ポール」です。
BRAVIA 9の背面にあるVESAマウント用のネジ穴を使って、しっかりと固定できました。


大切な家族と高価なテレビを守るためにも、転倒防止対策は必ず行いましょう。
サウンドバー設置スペース
そして、もう一つの重要なポイントがサウンドバーの設置スペースです。
以前に記事にもしましたが、サウンドバーと共存できるテレビの選択肢は意外と少ないんです。
最近の大型テレビは安定性を優先するためか、テレビの足と画面の下部が凄く近く、テレビ台から画面下部の隙間がほとんどありません。
この問題、音質にこだわる方なら一度は悩んだことがあるのではないでしょうか。
BRAVIA 9のスタンドは、設置位置を「外側」「内側」に加えて、サウンドバーを下に置くための「サウンドバースタイル(約8cmのリフトアップ)」にも対応しています。

このおかげで、私のJBL BAR 1000も画面に干渉することなく、完璧に収まりました。


ソニーは自社でサウンドバーを販売しているため、その対応は当然かもしれませんが、私のように他社製のサウンドバーを使いたいユーザーにとっても、この設計は本当に有難いです。

接続端子
接続端子は、背面の右側に横向きに集約されており、壁掛けの際でも邪魔にならない配慮がされています。
接続端子部分を専用カバーで隠すことができ、背面の見た目までこだわっています。


光デジタル音声出力端子は光ミニプラグ型になっており、通常の角型を使用する場合は、付属の変換アダプターを使用します。



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【映像レビュー】BRAVIA 9の画質は本当に「史上最高」なのか?
ここからは、BRAVIA 9の最も注目すべきポイントである「画質」について、私のリアルな感想を交えながら徹底的にレビューします。
▼百聞は一見に如かず。店頭デモモードや実際の映像で、その圧倒的な画質の違いを体感してください。
テレビの画質はスペックだけでは決まらない
テレビの画質はスペックだけでは決まらないんです。
いくら最大輝度が高くても、miniLED分割数が多くても、それだけで高画質にはなりません。
車と同じで、いくら馬力やトルクのスペックが良くても、それだけで走りや乗り心地の良さは判断できません。
走りの良さは、エンジンやタイヤや足回りなど、全体のバランス制御で決まります。
テレビも一緒で、画像エンジンプロセッサーが、どうminiLEDなどを制御するかが重要です。
ソニーはその制御技術が凄いんです。
元々ブラビアのローカルディミング技術は、バックライトの濃淡だけで画面に何が映っているのか分かるほど、その精度には定評があります。
- ローカルディミング:LEDの部分ごとに輝度を制御する機能
明るい部分と暗い部分がはっきりとした高コントラストの画像を実現可能に
また、ソニーは約500万円もするマスターモニターを作っています。
- マスターモニターとは、色域・色温度・輝度・ガンマといった各種パラメータが規格内に収まっているか、クリエイターによる演出や効果が意図通りに表現できているかを確認するための、“基準器”となるプロ用モニターのことです。
なかでもソニーのマスターモニターBVMシリーズの画質には世界中から絶大な信頼が寄せられており、業界のデファクトスタンダードになっています。

マスターモニターのバックライト制御技術と同様に、BRAVIA 9のXRバックライトマスタードライブは、Mini LEDバックライトを緻密に制御しています。

こういった技術のおかげでBRAVI 9は、マスターモニターに最も近い映像を実現しているんです。
このマスモニの画像と近い画質設定が、「プロフェッショナル」モードです。

圧倒的な明るさと漆黒のコントラスト
普段はスタンダードで観ていますが、かなり明るいです。
日中でも全く問題なく明るく視聴可能です。
この明るさは本物です。
また、最近は「プロフェッショナル」に近い「シネマ」も気に入ってます。
従来モデルからピーク輝度が最大1.5倍、バックライトの分割数が最大3倍に向上したというスペックは伊達ではありません。
リビングなど明るい環境でも、映像が白飛びしたり黒つぶれしたりすることなく、細部までクッキリと見えます。
これは、映画撮影で使われるソニー製の業務用マスターモニターと同じバックライト制御技術が応用されているおかげ。
まさにプロの映像制作者が見ている世界を、家庭で体験できるということです。
【特筆】ドルビービジョンの衝撃的なリアリティ
BRAVIA 9の真価を最も感じたのが、ドルビービジョン対応コンテンツを再生した時です。
NetflixやUHD Blu-rayなどでドルビービジョン作品を再生すると、テレビの画質設定メニューに「ドルビービジョン ダイナミック」「ドルビービジョン ブライト」「ドルビービジョン ダーク」という専用の項目が自動で出現します。
ドルビービジョンの明暗差の表現は物凄いです。
特に明るい部分が非常に明るくなって、より映像にメリハリが出ます。
夜景のシーンでは、街の灯りが目に刺さるほど眩しく輝く一方で、闇は深く沈み込みます。
爆発シーンの閃光は、思わず目を細めてしまうほどのリアリティです。
この圧倒的なダイナミックレンジは、BRAVIA 9の高い輝度性能があってこそ。
一度体験すると、もう元には戻れません。
地デジもネット動画も、まるで4K作品のように
「4Kテレビで地デジを見ると粗が目立つ」というのは過去の話。
BRAVIA 9に搭載されたプロセッサー「XR」は、地デジのハイビジョン映像やネットのストリーミング動画を、驚くほど高精細な4K映像にアップコンバートしてくれます。

さらに「XR クリアイメージ」機能が映像をフレーム毎に分析し、ノイズを的確に除去。

ネット配信動画にありがちなざらつきや乱れがなく、非常に見やすいです。
これなら、過去のDVD資産なども存分に楽しめそうです。
映画好き必見!「スタジオ画質モード」の衝撃
特にNetflix、SONY PICTUERS CORE、Prime Video に対応 している「スタジオ画質モード」は、かなり良いです。

製作者の映像制作時の意図が反映されるので、より没入感が増します。
これは、各配信サービスと連携し、作品ごとに最適化された画質設定ファイルをリアルタイムで反映する機能です。
つまり、クリストファー・ノーラン監督が「このシーンの暗闇は、この黒で表現してほしい」と意図した通りの映像を、私たちは自宅で観ることができるのです。
映画ファンにとっては、これ以上ない贅沢と言えるでしょう。


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【音質レビュー】テレビ単体の実力とサウンドバーの必要性
画質と並んで重要なのが「音質」です。
BRAVIA 9は、音質面でもユニークな技術を搭載しています。
▼テレビスピーカーの限界と、JBL BAR 1000がもたらす迫力の違いを、ぜひあなたの耳で聴き比べてみてください。「ボイスズーム3」の驚くべき効果も必聴です。
テレビ単体の音質評価と「ボイスズーム3」の実力
BRAVIA 9は、画面そのものを振動させて高音域を出す「フレームトゥイーター」や、壁や天井に音を反射させる「ビームトゥイーター」を搭載しています。
テレビ単体での音は割とスッキリめです。
「ボイスズーム3」 のおかげもあり、セリフなどは聴きやすいです。
ニュースやドラマのセリフは非常にクリアで聞き取りやすいです。
特に、AIが人間の声を認識して音量を調整する「ボイスズーム3」は秀逸で、BGMが大きいシーンでも俳優のささやき声がしっかりと耳に届きます。
「1~最大」と6段階でボイスズームの効き目を大きくすることができます。
結論:最高の映像体験には、最高の音響が不可欠
テレビ内蔵スピーカーの音質も良いのですが、どうしても映画の爆発シーンなどに欠かせない重低音の迫力には欠けます。
やっぱり、サウンドバー(JBL BAR1000 など)との組み合わせが最高だと思います。
セリフは明瞭なものの、映画の爆発音や地響きのような重低音の迫力は、やはりテレビ単体では限界があります。
BRAVIA 9の圧倒的な映像美を100%味わうためには、サブウーファー付きの高性能なサウンドバーは「必須アイテム」と言っても過言ではありません。
本当のオーディオマニアはAVアンプでサラウンド環境を構築するのでしょうが、手軽に映画館並みの臨場感を得たいのであれば、BRAVIA 9 + 高性能サウンドバーという組み合わせは、現在考えられる最高の選択肢の一つです。
テレビスピーカーとサウンドバー:JBL BAR1000の音質比較
実際にEpidemicSoundの音楽で、テレビスピーカーとJBL BAR1000 の音質を空気録音してみました。
実際に生で聴くよりも音質は劣ってしまいますが、TASCAM DR-07Xで録音しています。
是非、ヘッドホンやイヤホンでお聴きください。
以下の動画でご確認ください。




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【動画で実演】サクサク操作のGoogle TVと便利な機能
毎日使うテレビだからこそ、操作性も重要な選択基準です。
▼「Google TVはモッサリする」はもう過去の話。動画で実際のスクロール速度やメニュー画面の切り替えをご覧ください。
Google TV は画面操作レスポンスが心配でしたが、動作も気持ち良いくらいサクサクです。
動画でお見せした通り、メニュー画面のスクロールやアプリの起動は非常にスムーズ。
リモコンもBluetooth接続なので、テレビにいちいち向けなくても操作できるのが地味に便利です。
また、スマホ(Android、iPhone問わず)の画面を簡単にキャストできる「Google Cast」「Apple AirPlay 2」への対応や、LINEでテレビの使用状況を見守れる「ブラビアみまもり」など、現代のライフスタイルに合った機能が充実しているのも嬉しいポイントです。
録画機能の将来性
まだ、ブルーレイレコーダーがあるので内蔵機能は使っていませんが、地上放送/BS・CS/BS4K・CS4K、3チューナー搭載なので、番組を見ながら、2K放送でも、4K放送でも、同時刻に放送中の別の2番組を外付けUSBハードディスク(別売)に録画することができます。
私も10年以上使っているレコーダーが壊れたら、安価になった外付けHDDに移行しようと考えています。
CMの前後で自動的にチャプターを区切ってくれる「おまかせチャプター」機能もあるので、レコーダーがなくても十分快適な録画ライフが送れそうです。

BRAVIA 9の主な特長
Mini LEDバックライト搭載
従来の直下型LEDバックライトに比べて、約1/100の大きさで高密度に敷き詰められた、Mini LEDバックライトを搭載。
プロセッサー「XR」や、ソニー独自のバックライト駆動技術によって従来よりも高コントラストな映像を実現します。

プロフェッショナルモニターのテクノロジーを搭載
映画の撮影の際に活用されている当社のマスターモニター(業務用モニター)のバックライト制御技術と同様に、XRバックライトマスタードライブはMini LEDバックライトを緻密に制御し、真のコントラストを実現します。

XR Backlight Master Drive(XR バックライト マスタードライブ)
Mini-LEDバックライトを高密度・精密に制御し、明暗差や階調表現を向上させています。

スタジオ画質モード
映画制作者の意図に忠実な画質再現を目指すモードです。

エックス ワイド アングル
斜め方向から見ても色やコントラストが落ちにくい広視野角設計になっています。

XRコントラストブースター30
プロセッサー「XR」がエリアごとに映像を分析することで、コントラストを向上させます。
従来モデルと比較し、ピーク輝度が最大1.5倍、LEDバックライトの分割数が最大3倍向上したことにより、さらに明るい部分はより明るく、暗い部分はより暗くすることが可能になり、より自然なコントラストで映像を描き出します。

XR HDRリマスター
映像の中で、それぞれの被写体に応じてコントラストを向上させるオブジェクト型の映像処理に加え、プロセッサー「XR」が横断的な映像分析・処理を行うことで、さまざまな映像をHDR相当のコントラストにまでアップコンバートすることが可能に。
白飛びや黒つぶれの少ない、明るい空の色合い、浮かぶ雲の立体感、花びらの質感など、まるで目の前にあるかのように描き出します。

XR トリルミナス プロ
色再現領域をより一層拡大。さらにプロセッサー「XR」の新アルゴリズムにより、彩度/色相/明度を3次元で検出。
その他画質要素と横断的に最適化処理を行うことで、より細部まで忠実で、人の目にとって自然な色を再現することが可能になりました。

4K画質へアップコンバート
地上放送やネット動画など、あらゆるコンテンツを高精細な4K映像に作りかえます。
ハイビジョン映像を4Kにアップコンバートするデータベースと、4K映像をさらに高精細化するさまざまな映像に対応したデータベースに加えて、オブジェクト認識と質感再現の複数のデータベースを採用。

XR スーパーリゾリューション
プロセッサー「XR」の横断的な映像分析・処理によって、映像の中のそれぞれの被写体に応じて、最適な超解像処理を加え、細部まで現実に近い質感を表現します。

XR クリアイメージ
プロセッサー「XR」が映像のフレームごとに細かく分析を行うことによって、放送波や低解像度のコンテンツに発生するノイズや、速い動きのノイズを除去し、大画面でも見やすく精細な映像を実現します。

XR モーション クラリティー
プロセッサー「XR」の横断的な映像分析・処理と、高精度なLEDバックライトの発光エリア制御技術により、映像の色味や精細感、画面の明るさを保ったまま残像感を低減。
動きの速いシーンでもくっきりとしたリアリティーのある映像表現を可能にします。

X アンチ リフレクション
表面に低反射な新素材を採用。太陽光や室内灯などの外光の反射を抑えることで、明るい環境下において、テレビの正面から映像を見た際に、暗いシーンが白っぽくなることや映り込みを防ぎます。

アコースティック マルチ オーディオ プラス
独自の音響技術「アコースティック マルチ オーディオ プラス」を採用。
フレームを裏から叩くことで、フレーム自体を震わせて高音域の音を表現する「フレームトゥイーター」に加え、壁と天井に反射させて音を届けることで立体音響をより強化し、音の広がりや定位感を向上させる「ビームトゥイーター」を新搭載。
画面から音が出ているかのような、包み込まれるような迫力のある高音質を実現しました。

ボイスズーム3
全体の音の大きさを変えず、人の声のみをよりクリアにし、音量も変えることが可能です。
たとえば、ニュースキャスターの声が聞きづらい時に、声の音量を大きくして聞き取りやすくできます。
また、スポーツ中継などで、実況や解説の声が大きすぎる場合は、声の音量だけを小さくすることも可能です。
「ボイスズーム3」では、AIサウンドセパレーション機能が新搭載されました。
人の声のみをAIで検出することで、声の明瞭度が向上しています。
また、サウンドバーにも対応になりました。
【対応ホームシアターシステム/サウンドバー:BRAVIA Theatre Quad、BRAVIA Theatre Bar 9、 BRAVIA Theatre Bar 8 】

アコースティック センター シンク
ソニーのサウンドバーとの接続時に、センタースピーカーとしてテレビからも音が出るため、定位感が向上し、より臨場感のある体験が可能になります。
【対応ホームシアターシステム/サウンドバー:BRAVIA Theatre Quad、BRAVIA Theatre Bar 9、BRAVIA Theatre Bar 8、HT-A9、HT-A7000、HT-A5000、HT-A3000】

3Dサラウンドアップスケーリング
プロセッサー「XR」によって、あらゆるコンテンツを立体音響に。
テレビのスピーカーだけで、左右方向に加え、高さ方向も加えた3次元の立体音響を実現するため、「ドルビーアトモス」以外のコンテンツでも臨場感のある音響空間を楽しめます。

SONY PICTURES CORE
ソニー・ピクチャーズと連携して誕生したソニー独自のコンテンツサービス「SONY PICTURES CORE」。
ソニー・ピクチャーズの最新作から過去の名作映画を最大2年間楽しむことができます。

Bluetooth接続リモコン
Bluetooth接続なのでリモコンをテレビの受光部に向けずに操作できます。

またリモコンの各ボタンを押すだけで、テレビの電源がオンになります。
例えば、リモコンの「YouTube」ボタンを押すだけでテレビが起動してYouTube画面になります。


LINE連携(ブラビアみまもり)
LINEを使って、留守番中の子供のテレビの見過ぎや離れて暮らす高齢者などを見守る機能。
テレビの使用状況をLINEで確認したり、LINE上で入力したメッセージをテレビに直接送ったりすることができます。

シームレスエッジ(超狭額ベゼル)
没入感の高い画面デザインになっています。

4-Wayスタンド
設置スタイルに合わせたフレキシブルな4-Wayスタンドを採用。
スタンド外側とスタンド内側に加えて、サウンドバー(別売)の設置時に画面に重なることなく設置できるよう、サウンドバースタイルも採用しています。

転倒防止ベルト付属
テレビの転倒を防止するための固定ベルトを全モデルに付属しています。
また、地震や日常の様々なシーンでテレビが傾いた時を想定した、傾斜試験による安定性を確認しています。

BRAVIA Connect
スマートフォンからのテレビ操作に対応しています。

Google TV搭載
Google TV機能搭載なのでネット動画の視聴に最適。
映画、音楽、ゲームなどあらゆるジャンルのコンテンツを楽しめます。


Dolby Vision Gaming対応
ゲーム(PlayStation 5など)への映像最適化対応。

4K/120fps に対応
HDMI2.1に規定される4K/120fps に対応。
シューティングやスポーツゲームなど、動きの速いゲームの動きをなめらかに描き出すので快適なゲームプレイを楽しめます。

PS リモートプレイ対応
PS リモートプレイのアプリを使えば、PS5、PS4のPlayStationゲームを本体からストリーミングして、別の場所にあるブラビアに映しプレイすることができます。

ECOメニュー強化
消費電力表示や日々の電力量確認が可能なエコ機能を強化しています。

チューナー搭載で2K放送も4K放送も2番組同時録画
地上放送/BS・CS/BS4K・CS4K、3チューナー搭載なので、番組を見ながら、2K放送でも、4K放送でも、同時刻に放送中の別の2番組を外付けUSBハードディスク(別売)に録画することができます。

おまかせチャプター
録画中の番組に、チャプター(映像の区切り)を設定します。視聴中にリモコンの「次」ボタンでチャプターを飛ばしたり、「前」ボタンでチャプターの先頭に戻ったりできます。



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BRAVIA 9のスペック
BRAVIA 9は、65V型、75V型、85V型の3サイズで展開されています。
ここでは、公式サイトの情報を基に、XR-65X90の主な仕様をまとめました。
項目 | 仕様 |
---|---|
型名 | XRJ-65X90 |
パネル | 液晶 |
バックライト | Mini LED |
画素数(水平×垂直) | 3,840×2,160(4K) |
高画質プロセッサー | XR |
高画質機能 | XR バックライト マスタードライブ、XR トリルミナス プロ、XR クリアイメージ、XR アップスケーリング |
高音質機能 | アコースティック マルチ オーディオ プラス、ビームトゥイーター、ボイスズーム3 |
スピーカー | フレームトゥイーター×2、ミッドレンジ×2、ビームトゥイーター×2、サブウーファー×2 |
チューナー | 地上/BS・CS/BS4K・CS4K ×3 |
HDMI入力端子 | 4(うち2つがHDMI 2.1対応) |
OS | Google TV |
消費電力 | 331W |
年間消費電力量 | 245kWh/年 |
外形寸法(スタンド込) | 144.4 x 85.9 x 34.5 cm |
質量(スタンド込) | 29.5 kg |
特筆すべきは、やはりバックライトに「Mini LED」を採用し、それをソニー独自の「XR バックライト マスタードライブ」で精密に制御している点です。
これが「史上最高輝度」の核となる技術です。
ソニーのバックライト制御技術は、ハイセンスやTCLなどがまだ追いつけないほどの高い技術力を持っています。


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良かった点
- 映像が圧倒的に鮮明で、HDRコンテンツがまるで別物に感じる
- 明るい部屋でも映像がくっきり見える
- 映画やドラマを製作者の映像制作時の意図が反映された画質で観れる
- サウンドが立体的で、ドラマや映画の臨場感が高い
- Google TVがサクサク動作
BRAVIA 9の画質は、まさに「圧巻!」の一言です。
プロの映像制作現場で使用しているマスターモニターと同じ画質を実現できるのは、BRAVIAの上位機種しかありません。
現時点では、BRAVI 9、8、7 の3機種しかありません。
その中でもBRAVIA 9の画質はひとつ飛び抜けています。
気になった点
- サイズ展開が65型以上しかないため、設置スペースの考慮が必要
- 価格はTCLやハイセンスと比べるとかなり高価
BRAVIA 9は、65・75・85型の3サイズしか展開がないため、設置スペースの考慮は必要です。
また、現時点では価格も最高峰です。
どんな人におすすめか
- 明るいリビングで映画やドラマを楽しみたい人
- 大画面(65インチ以上)で最高の画質を求める人
- 映画やドラマを製作者の映像制作時の意図が反映された画質で観たい人
BRAVI 9は、とにかく映画やドラマが好きで、画質に徹底的にこだわりたい人には、最高のテレビだと思います。
まとめ:BRAVIA 9は高価だが、後悔しない最高の投資
ここまで、ソニーの最新4K液晶テレビ「BRAVIA 9 (XR90)」を徹底的にレビューしてきました。
最後に、この記事の要点をまとめます。
- 画質は文句なしの史上最高レベル。
特に明るさとドルビービジョンの表現力は圧巻。
映画やドラマを製作者の映像制作時の意図が反映された画質で観れるのもGood!
- サウンドバーを置けるスタンド設計は、音にこだわるユーザーにとって大きなメリット。
- テレビ単体の音質はクリアだが、重低音の迫力は物足りない。
最高の体験にはサウンドバーが必須。
- Google TVの操作性は驚くほどサクサクでストレスフリー。
- 転倒防止対策は必須。
VESAマウント対応のポールがおすすめ。
結論として、BRAVIA 9は以下のような方にこそ、強くおすすめできるテレビです。
- とにかく最高の画質で映画やライブ映像に没入したい人
- すでに高性能なサウンドバーを持っている、または導入予定の人
- 価格が高くても、最高の映像体験のためなら投資を惜しまない人
高価な買い物であることは間違いありません。
しかし、BRAVIA 9がもたらしてくれる感動体験は、その価格を上回る価値があると私は断言します。
あなたのテレビライフが、より豊かで素晴らしいものになることを願っています。
また、実際の画質や音質を確認したい場合は、以下の動画もご参照ください。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
少しでも私の記事が皆さんの楽しい オーディオ・ビジュアルライフの一助になれば幸いです。
「オーディオやカメラ」などについての悩みや疑問・質問など、ご自由にコメント欄に投稿してください。
(コメント欄はこの記事の最下部にあります)
※いただいたコメントは全て拝見し、真剣に回答させていただきます。
それでは、楽しいオーディオ・ビジュアルライフを!!


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※この記事の内容はあくまで個人の見解で、間違っていたり、最新でない可能性があります。できるだけ公式サイトのリンクを貼っておきますので、正しい情報は公式サイトをご確認ください。
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