サウンドバーの音質を良くする8つの方法|買い替える前に見直したい設定・設置

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サウンドバーの音質を良くする8つの方法|買い替える前に見直したい設定・設置

AV情報家電 家電製品アドバイザー(エグゼクティブ等級)のyacchiです。
オーディオ歴は40年以上、ホームシアター歴は15年以上です。

    
サウンドバーを購入したものの、

「思っていたほど音が良くない」
「低音は出るけれど、少しボワつく」
「セリフがクリアに聞こえない」
「Dolby Atmos対応なのに、思ったほど音が広がらない」

と感じていませんか?

そんな場合でも、すぐにサウンドバーを買い替える必要はありません。

サウンドバーは、製品そのものの性能だけでなく、置き方・設定・テレビ側の音声出力・部屋の環境によっても、聞こえ方が大きく変わります。

私自身も実際にサウンドバーを使っていく中で、置き場所や低音設定、インシュレーターなどを見直すことで、音の印象が変わることを何度も経験しています。

そこでこの記事では、サウンドバーの音質を良くするために、買い替える前に確認したい8つのポイントを紹介します。

できるだけ、お金をかけずに試せる方法から解説していきます。

📌同じ内容を動画でも解説しています。実際の設定画面やサウンドバーの設置状態を映像で確認したい方は、こちらもご覧ください。
サウンドバーの音質を良くする8つの方法|買い替える前に試したい設定・設置

この記事を書いた人

家電製品アドバイザー(AV情報家電・エグゼクティブ等級)。
オーディオ歴40年、ホームシアター歴15年。
現在はSony α7C IIとDaVinci Resolve Studioでシネマティックな旅動画を制作中。
音と映像のクオリティには一切妥協しません。

yacchiです
目次
yacchi
家電製品アドバイザー(AV情報家電・エグゼクティブ等級)
オーディオ歴40年以上・ホームシアター歴15年以上。
AV情報家電製品アドバイザーの最高峰「エグゼクティブ等級」を保持する音と映像の専門家です。
2chピュアオーディオとサウンドバーを愛し、長年培った「確かな耳」で、安価な製品でも徹底的に音質を化けさせる試行錯誤が得意。
現在はSony α7C IIとDaVinci Resolveを相棒にシネマティックな旅動画(YouTube)も制作中。
コスパとクオリティ、どちらも一切妥協しません。

サウンドバーの音質を良くする8つの方法

今回確認するのは、次の8項目です。

項目確認するポイント
1サウンドバーの置き方
2設置面・振動
3音場補正・キャリブレーション
4サウンドモード
5EQ・音声強調
6低音・サブウーファー
7テレビ側の音声出力
8部屋と視聴位置

大きく分けて、

「設置」→「設定」→「部屋」

の順番で確認していきます。

1.サウンドバーの置き方を見直す

最初に確認したいのが、サウンドバーの置き方です。

基本的には、テレビの中央に合わせて設置し、サウンドバーの前を家具などで塞がないようにします。

そして、意外と見落としやすいのが、

サウンドバーをテレビ台の奥に置きすぎないこと

です。

テレビ台の前面とサウンドバーの前面を合わせる

できれば、サウンドバーの前面とテレビ台の前面を、ほぼ同じ位置に合わせてみてください。

サウンドバーをテレビ台の奥に置きすぎると、前方へ出た音の一部がテレビ台の天板に当たり、上方向へ反射することがあります。

また、直接視聴位置へ届く音と、テレビ台で反射した音が重なることで、音の輪郭が少しぼやけたり、濁って聞こえる場合もあります。

特に、

セリフが少しこもる
中高音がすっきりしない

と感じている場合は、一度サウンドバーを前に出して聞き比べてみる価値があります。

Dolby Atmos対応サウンドバーは上・左右も塞がない

Dolby Atmos対応サウンドバーの中には、上向きスピーカーや横向きスピーカーから音を出し、天井や壁の反射を利用して音場を広げるタイプがあります。

この場合、

  • テレビの下に入り込みすぎている
  • 左右を家具で囲っている
  • 上向きスピーカーの上に障害物がある

といった設置では、本来の広がりを得にくくなることがあります。

まずは、

前・上・左右に音が出ていく空間があるか

確認してみてください。

2.設置面と振動を見直す

次に確認したいのが、サウンドバーとテレビ台の接触部分です。

サウンドバー内部のスピーカーが動くと、本体にも振動が発生します。

その振動がテレビ台へ伝わることで、設置環境によってはテレビ台まで一緒に振動し、低音が少しボワついて聞こえることがあります。

インシュレーターを試してみる

特に、サウンドバー底面にしっかりしたゴム脚がない場合や、底面がテレビ台に近い状態で設置されている場合は、インシュレーターを試してみる方法があります。

    
私自身もサウンドバーの下にインシュレーターを使用しています。

私の環境では、

  • 低音のボワつきが少し減った
  • 低音が引き締まったように感じた
  • 結果として中高音もクリアに感じられた

という変化を感じています。

ただし、インシュレーターを入れれば必ず音質が良くなる、というものではありません。

サウンドバーの重量、テレビ台の材質、元から付いている脚の構造などによって、効果の感じ方は変わります。

また、底面にスピーカー・バスレフポート・放熱部分などがある製品では、それらを塞がないように注意してください。

まずはメーカーが指定している設置方法を基本にし、そのうえで振動が気になる場合に試す方法の一つと考えるのがおすすめです。

私が使用しているインシュレーターについては、こちらにまとめています。

3.音場補正・キャリブレーションをやり直す

対応しているサウンドバーでは、音場補正やキャリブレーション機能を搭載していることがあります。

音場補正は、部屋の広さやスピーカーの位置、視聴位置などを測定し、その環境に合わせて音を調整する機能です。

    
ここで重要なのが、

一度行ったから終わりではない

ということです。

  • サウンドバーの位置を変えた
  • リアスピーカーの位置を変えた
  • 家具を動かした
  • カーテンやラグを追加した
  • 視聴位置を変更した

といった場合は、再度キャリブレーションを行ってみることをおすすめします。

私が使用しているJBL BAR 1000にもキャリブレーション機能があります。

せっかく音場補正機能が搭載されていても、以前の設置状態のままでは、現在の環境に合っていない可能性があります。

設置環境を変えたら、音場補正もやり直す。

覚えておきたいポイントです。

4.サウンドモードを使い分ける

サウンドバーによっては、

  • MOVIE
  • MUSIC
  • STANDARD
  • NEWS
  • VOICE

など、複数のサウンドモードが用意されています。

    
ここで大切なのは、

一番高機能に見えるモードを常に使えばよいわけではない

ということです。

映画では、音の広がりや低音を活かしたモードが合いやすい傾向があります。

一方、ニュースやトーク番組では、声が自然に聞こえるモードの方が快適な場合があります。

音楽についても、強いサラウンド効果を加えるより、音源によっては自然なステレオ感を重視した方が好みに合うことがあります。

同じシーンや同じ曲を再生しながら、サウンドモードを切り替えてみてください。

高機能=高音質とは限りません。

自分が一番自然に感じるモードを選ぶのがポイントです。

5.EQ・音声強調を調整する

サウンドバーにEQ、低音・高音調整、ボイス強調などが搭載されている場合は、ここも確認してみましょう。

ただし、注意したいのが、

低音や高音を上げれば上げるほど音が良くなるわけではない

という点です。

     
低音を強くしすぎると、迫力は増えますが、中音域が埋もれて、セリフや細かな音が分かりにくく感じることがあります。

高音も上げすぎると、最初は鮮明に感じても、長時間聴いていると耳が疲れやすくなる場合があります。

おすすめは、

まず標準設定を基準にして、一段ずつ変更すること。

例えば、

  • 低音を一段下げる
     ↓
  • 同じシーンを再生する
     ↓
  • 元に戻す
     ↓
  • 比較する

     
というように調整すると、違いが分かりやすくなります。

セリフが聞き取りにくい場合

ボイス強調、ダイアログ強調、クリアボイスなどの機能がある場合は試してみてください。

ただし、これも強くしすぎると声だけが前へ出て、映画全体のバランスが不自然になる場合があります。

声が聞き取りやすく、なおかつ全体の音が自然に聞こえるポイント

を探すのがおすすめです。

📌テレビや映画のセリフが聞き取りにくい原因については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
テレビの音が聞き取りにくい原因は?セリフ・声を聞きやすくする8つの改善方法

     
📌動画版はこちらです。
サウンドバーの音質を良くする8つの方法|買い替える前に試したい設定・設置

6.低音・サブウーファーを調整する

映画を見ると、つい低音を強くしたくなります。

しかし、

低音の量が多い=音質が良い

とは限りません。

別体のサブウーファーがある場合、その役割はサウンドバー本体では出しにくい低い音を補うことです。

理想は、サブウーファーだけが目立つのではなく、

サウンドバー本体と自然につながって聞こえる状態

です。

低音が強すぎる場合は一段下げる

低音がボンボンと目立つ場合は、最初にサブウーファーレベルやBASS設定を一段下げてみてください。

それだけでセリフや中高音が聞きやすくなることがあります。

サブウーファーの位置も変えてみる

サブウーファーは、設置位置によって低音の聞こえ方が変わります。

     
例えば、

  • 部屋の角
  • 壁際
  • 壁から少し離した位置

では、低音の量感や締まり方が変わることがあります。

ここで重要なのは、

「この位置が正解」と決めつけないこと

です。

部屋の形状や家具の位置によって結果が変わるため、実際に場所を少しずつ動かして比較します。

その際は、できるだけ同じ視聴位置に座り、同じ映画や音楽を使って比較してください。

条件を揃えることで違いが分かりやすくなります。

7.テレビ側の音声出力設定を確認する

サウンドバーの設定ばかり見直していて、テレビ側の設定を確認していないケースもあります。

実はここは非常に重要です。

     
例えば、

  • Blu-rayプレーヤー
     ↓
  • テレビ
     ↓
  • サウンドバー

という構成の場合、テレビ側で音声が変換されてからサウンドバーへ送られることがあります。

まず確認したい設定

HDMI ARCまたはeARC接続の場合は、テレビ側で次の項目を確認してみてください。

  • 音声出力先
    テレビスピーカーではなく「オーディオシステム」「外部スピーカー」など。
        
  • eARC
    テレビとサウンドバーの両方が対応している場合は、「Auto」「ON」など。
       
  • パススルー
    「Auto」「パススルー優先」などの設定がある場合は確認。
        
  • デジタル音声出力
    PCMだけでなく、AutoやBitstreamなどの設定があるか確認。

ただし、

PCMだから音質が悪い、という意味ではありません。

機器の組み合わせによってはPCMが適切な場合もあります。

大切なのは、本来マルチチャンネルで送れる音声が不要に2chへ変換されていないか、対応フォーマットが別の形式へ変換されていないかを確認することです。

Dolby Atmos表示も確認

Dolby Atmos対応作品を再生した際に、サウンドバー本体や専用アプリに

Dolby Atmos

など、想定している音声フォーマットが表示されるか確認してみると分かりやすいです。

テレビによってメニュー名称や適切な設定は異なります。

設定変更後に音が出なくなった場合は元の設定に戻し、テレビとサウンドバー双方の取扱説明書も確認してください。

8.部屋と視聴位置を見直す

最後は、サウンドバー本体ではなく部屋です。

同じサウンドバーでも、設置する部屋が変わると聞こえ方は変わります。

    

  • フローリング
  • 大きな窓
  • 何もない壁

など、硬い面が多い部屋では音が反射しやすくなります。

反射音が多すぎると、音が少し騒がしく感じたり、音の定位やセリフがぼやけて感じられる場合があります。

一方、

  • カーテン
  • ラグ
  • ソファ
  • 布製家具

などは、強すぎる反射を抑える方向に働きます。

だからといって、本格的な吸音材を大量に設置する必要はありません。

まずは生活の中で使っているものを活用してみてください。

視聴位置でも音は変わる

座る位置も重要です。

可能であれば、サウンドバーの中央付近で視聴してみてください。

左右に大きくずれたり、サウンドバーから極端に近すぎたり遠すぎたりすると、音のバランスが変わることがあります。

低音についても、座る場所を少し前後するだけで量感が変わる場合があります。

部屋もオーディオの一部。

サウンドバー本体の設定だけでなく、部屋と自分の位置まで含めて調整することで、本来の性能を引き出しやすくなります。

サウンドバーの音質調整は「一度に全部変えない」のがコツ

8つの方法を紹介しましたが、調整する際に非常に重要なのが、

一度に複数の設定を変更しないこと

です。

例えば、

  • 低音を変更
  • EQを変更
  • サウンドモードを変更
  • サウンドバーの位置も変更

と一度に全部変えてしまうと、

「何を変えたことで良くなったのか」

が分からなくなります。

おすすめは、

1項目変更する → 同じ音源で確認する → 元に戻して比較する

という方法です。

映画なら、セリフ・低音・効果音が分かりやすいシーンを一つ決めておくと比較しやすくなります。

音楽でも、普段からよく聴いている曲を使うと違いに気づきやすくなります。

まとめ|買い替える前に、まず設定と設置を確認

今回は、サウンドバーの音質を良くするための8つの方法を紹介しました。

サウンドバーは、テレビの前に置くだけでもテレビ内蔵スピーカーとは違った音を楽しめます。

しかし、その状態がその製品のベストな音とは限りません。

確認したいのは、

置き方・設置面・音場補正・サウンドモード・EQ・低音・テレビ側の設定・部屋と視聴位置。

まずは、無料でできる設定や置き場所の変更から試してみてください。

買い替えを考えるのは、それからでも遅くありません。

また、これからサウンドバーを購入する方は、選び方・接続・設置の注意点をまとめたこちらの記事も参考にしてください。
📌サウンドバー完全ガイド|選び方・接続方法・おすすめモデルを徹底解説

今回使用しているJBL BAR 1000については、こちらで詳しくレビューしています。
📌圧倒的音質・臨場感のおすすめ サウンドバー 『JBL BAR 1000』 【約1年使用した感想】

   
動画でも実際の設置や設定画面を紹介しています。
サウンドバーの音質を良くする8つの方法|買い替える前に試したい設定・設置
サウンドバーの音質を良くする8つの方法|買い替える前に試したい設定・設置

    
最後までお読みくださり、ありがとうございました。

少しでも私の記事が皆さんの楽しいオーディオ・ビジュアルライフの一助になれば幸いです。

    
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※この記事の内容はあくまで個人の見解で、間違っていたり、最新でない可能性があります。できるだけ公式サイトのリンクを貼っておきますので、正しい情報は公式サイトをご確認ください。


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