【完全版】ディズニープラスのDTS:X対応コンテンツを視聴!設定方法からBRAVIA 9×JBL BAR 1000での音質レビューまで徹底解説

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ディズニープラスのDTSX対応コンテンツを視聴 アイキャッチ

動画配信サービスの進化は、もはや「映像」だけにとどまりません。

私たちがリビングで体験できる「音」の世界も、今まさに革命的な進化を遂げています。

その中心にいるのが、ディズニー公式動画配信サービス「ディズニープラス(Disney+)」です。

2024年5月、ディズニープラスは待望の「DTS:X」対応を開始しました。

       
これまで物理ディスク(Ultra HD Blu-ray等)でしか味わえなかった圧倒的な臨場感と、芯のある力強いサウンドが、ついにストリーミングで楽しめるようになったのです。

これは、ホームシアター愛好家にとっては、まさに「悲願」とも言えるアップデートでした。

今回は、私が所有する最新のフラッグシップ4K液晶テレビ「BRAVIA 9」と、圧倒的な没入感を誇るサウンドバー「JBL BAR 1000」という、DTS:Xを最大限に引き出す環境で実際に視聴した体験を詳しくレポートします。

設定方法から作品ごとの詳細な音質レビュー、さらには物理ディスクとの比較まで、どこよりも深く掘り下げて解説していきます。

    
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目次
yacchi
家電製品アドバイザー(AV情報家電) エグゼクティブ等級
オーディオ歴40年以上。
ホームシアター歴15年以上。
AV情報家電製品アドバイザーの資格を持つAV情報家電の専門家です。
2chのピュアオーディオで音楽を、サウンドバーでホームシアターを楽しんでいます。
コストパフォーマンスにはこだわりがあり、安価な製品でも徹底的に音質を向上させる策を試行錯誤しています。
オーディオ・ビジュアル(AV)ライフの楽しみの輪を広げたいと思っています。

1. ディズニープラスのDTS:X / IMAX Enhancedとは?

まず、今回導入された「DTS:X」と、それに関連する「IMAX Enhanced」という規格について、その歴史的背景から技術的な詳細まで徹底的に整理しておきましょう。

ここを理解することで、なぜ今回のアップデートがオーディオ・ビジュアルファンにとって「事件」と言えるほど重要なのかが見えてきます。

IMAX Enhancedの概要と映像・音声の進化

「IMAX Enhanced」とは、IMAX社とDTS社が共同で策定した認証プログラムです。

家庭でもIMAXシアターに近いクオリティの映像と音声を体験できるように設計されています。

この規格が目指すのは、単なる「高画質・高音質」ではありません。

制作者が意図した「IMAX体験」そのものを、リビングルームに忠実に再現することにあります。

ディズニープラスでは以前からIMAX Enhancedに対応しており、一部の作品(主にマーベル・シネマティック・ユニバース作品)では、通常のシネマスコープサイズよりも上下に広い「IMAXアスペクト比(1.90:1)」で視聴することが可能でした。

これにより、画面いっぱいに広がる迫力ある映像を楽しめていたのですが、唯一欠けていたピースが「音声」でした。

これまでのIMAX Enhanced作品の音声は、主にドルビーアトモス(Dolby Atmos)で配信されていました。

もちろんドルビーアトモスも素晴らしい規格ですが、IMAXシアターの音響体験を忠実に再現するという意味では、DTS社の技術を用いた「IMAX Enhancedサウンド(DTS:X)」の導入が長らく待ち望まれていたのです。

IMAXシアターの音響システムは、独自のスピーカー配置とチューニングにより、非常にパワフルでダイナミックレンジの広い音を提供します。

そのエッセンスを家庭に持ち込むための技術が、このDTS:XベースのIMAX Enhancedサウンドなのです。

DTS:Xとは何か?ドルビーアトモスとの違いを深掘り

DTS:Xは、ドルビーアトモスと同様に「オブジェクトベース」のオーディオ規格です。

従来のチャンネルベース(5.1chや7.1chなど)とは異なり、音の一つひとつを「オブジェクト」として扱い、3次元空間内の任意の場所に配置・移動させることができます。

しかし、その設計思想には明確な違いがあります。

1.音の質感とエネルギー感

一般的に、ドルビーアトモスは繊細で空間の広がりを感じさせる表現に長けていると言われます。

雨の音や、頭上を通り過ぎるヘリコプターの音など、環境音の再現に非常に優れています。

一方、DTS:Xは「音の芯」が太く、力強さや実在感に優れていると評価されることが多いです。

特にアクション映画の爆発音や、ライブ映像での楽器の響きなど、エネルギーを必要とするシーンにおいてDTS:Xはその真価を発揮します。

2.スピーカー配置の柔軟性

DTS:Xは、スピーカーの配置に対して非常に柔軟です。

特定の配置を厳格に求めるドルビーアトモスに対し、DTS:Xは再生環境に合わせて音をレンダリングする能力が高く、どのような部屋の形状でも最適な音響体験を提供しようとします。

3.IMAXとの親和性

IMAXシアターの音響設計は、もともとDTSの技術と深い関わりがあります。

そのため、IMAX Enhancedという枠組みにおいて、DTS:Xは「本来あるべき姿」の音声規格と言えるのです。

なぜ今、ディズニープラスでDTS:Xが注目されているのか

これまで、DTS:Xを家庭で楽しむためには、主に「Ultra HD Blu-ray(UHD BD)」などの物理ディスクを購入する必要がありました。

ストリーミングサービスでは、データ容量の制約からドルビーアトモス(特に圧縮効率の良いドルビーデジタルプラスベース)が主流であり、DTS系の規格が採用されることは稀だったのです。

しかし、ディズニープラスがIMAX EnhancedサウンドとしてDTS:Xを採用したことで、ボタン一つで手軽に、かつディスクに迫る高音質を体験できる環境が整いました。

これは、ホームシアターの歴史における大きな転換点と言っても過言ではありません。

特に、高速インターネットの普及により、より高いビットレートでの音声伝送が可能になったことが、この技術の導入を後押ししました。

2. 視聴に必要な環境と条件(公式情報の徹底検証)

ディズニープラスでDTS:Xを楽しむためには、いくつかの条件をクリアする必要があります。

せっかく対応作品を再生しても、機器や設定が適切でないと、本来の音質を享受することができません。

ここでは、公式情報を基に必須となる条件を、初心者の方にもわかりやすく、かつ詳細に解説します。

必須条件1:対応デバイス(Android TV / Google TV)の重要性

最も重要なのが、再生に使用するデバイスです。現時点でディズニープラスのDTS:X(IMAX Enhancedサウンド)に対応しているのは、以下の条件を満たすテレビやデバイスに限られています。

項目詳細理由
OSAndroid TV OS または Google TV OSアプリ側のデコード処理の互換性のため
認証IMAX Enhanced認証 および DTS:X認証規格通りの再生品質を保証するため
主なメーカーSony(BRAVIA), Sharp(AQUOS), Hisense, Xiaomi など各メーカーのフラッグシップモデルが中心

     
ここで注意が必要なのは、「Apple TV 4K」や「Fire TV Stick 4K Max」などの外付けストリーミングデバイスが現時点では非対応であるという点です。

これらのデバイス自体はDTS:Xのパススルーに対応しているものもありますが、ディズニープラスのアプリ側が、これらのデバイス上でのDTS:X出力をまだ許可していません。

そのため、テレビ内蔵のアプリを使用するのが、現時点で唯一かつ確実な方法となります。

必須条件2:ディズニープラスの契約プランの確認

ディズニープラスには複数のプランがありますが、DTS:Xを含む最高画質・最高音質を楽しむには「プレミアムプラン」への加入が必須です。

  • スタンダードプラン(月額990円): 最大1080p Full HD、5.1chサラウンドまで。DTS:Xは利用不可。
          
  • プレミアムプラン(月額1,320円): 最大4K UHD & HDR、ドルビーアトモス、IMAX Enhancedサウンド(DTS:X)対応。

     
もし現在スタンダードプランをご利用の場合は、設定画面からプランのアップグレードを行う必要があります。

月額330円の差で、これほどの音響体験が手に入るのであれば、オーディオファンにとっては非常にコストパフォーマンスの高い投資と言えるでしょう。

必須条件3:オーディオ機器とeARC接続の秘密

テレビのスピーカーだけでもDTS:Xのデコード自体は可能ですが、その真価を味わうには外部のオーディオ機器が不可欠です。

1.DTS:X対応のサウンドバーまたはAVアンプ

接続する機器自体がDTS:Xのデコードに対応している必要があります。

古いモデルやエントリークラスの製品では、ドルビーデジタルには対応していてもDTS系には非対応というケースがあるため、製品仕様書を必ず確認してください。

2.eARC(Enhanced Audio Return Channel)接続

テレビとオーディオ機器を接続する際は、必ず「eARC」対応のHDMI端子を使用してください。

従来のARCでは帯域不足により、DTS:Xの信号(特に高ビットレートなもの)を正しく伝送できない場合があります。

eARCは、非圧縮の5.1ch/7.1ch音声や、DTS:X/ドルビーアトモスといったオブジェクトベースの音声を伝送するために設計された規格です。

3.HDMIケーブルの品質

eARCの性能をフルに発揮するためには、「プレミアムハイスピードHDMIケーブル」以上の品質のものを使用することをおすすめします。

3. 私の視聴環境:BRAVIA 9 × JBL BAR 1000 の詳細レビュー

ここで、私が今回DTS:Xを体験するために用意した視聴環境を詳しくご紹介します。

まさに「ディズニープラスのDTS:Xを聴くための理想形」とも言える組み合わせであり、その選定理由についても触れていきます。

BRAVIA 9(XR90シリーズ):2024年フラッグシップの衝撃

私が導入したのは、ソニーの2024年モデルのフラッグシップ4K液晶テレビ「BRAVIA 9(65インチ)」です。

このテレビは、IMAX Enhanced認証を正式に取得しており、DTS:Xのパススルーにも完全対応しています。

BRAVIA 9を選んだ最大の理由は、その圧倒的な「光の制御能力」にあります。

新開発の「XR バックライト マスタードライブ」は、数千ものLEDを緻密に制御し、液晶テレビの常識を覆すコントラストを実現しています。

IMAX Enhanced作品は、その広大な画角と高い輝度が特徴ですが、BRAVIA 9はそれを見事に描き出します。

BRAVIA 9は、画面そのものを振動させて高音域を出す「フレームトゥイーター」や、壁や天井に音を反射させる「ビームトゥイーター」を搭載しています。

しかし、今回はさらなる高みを目指し、外部サウンドバーを組み合わせました。

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JBL BAR 1000:完全ワイヤレスリアスピーカーがもたらす自由と没入感

音響を受け持つのは、JBLのフラッグシップサウンドバー「JBL BAR 1000」です。

この製品は、DTS:Xおよびドルビーアトモスの両方に対応した7.1.4chシステムです。

JBL BAR 1000の最大の特徴は、サウンドバーの両端がワイヤレスのリアスピーカーとして分離する構造にあります。

配線の悩みからの解放

通常、リアルなサラウンド環境を作ろうとすると、部屋中にスピーカーケーブルを這わせる必要があります。

しかし、BAR 1000は充電式のワイヤレスリアスピーカーを採用しているため、視聴する時だけ後ろに置けば良いのです。

真の7.1.4ch体験

多くのサウンドバーが「バーチャル」で音を後ろに回そうとしますが、やはり物理的に後ろにスピーカーがある「リアルサラウンド」の迫力には勝てません。

DTS:Xの「音の芯の強さ」を、背後からも感じることができるのは、この製品ならではの強みです。

JBLサウンドのキャラクター

JBLらしい、明るくパワフルで、押し出しの強いサウンドキャラクターは、DTS:Xの設計思想と非常に相性が良いと感じます。
      

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接続と初期設定のコツ

BRAVIA 9とJBL BAR 1000の接続は、HDMIケーブル一本によるeARC接続です。

1.物理接続

BRAVIA 9の「HDMI 3(eARC/ARC対応)」端子と、JBL BAR 1000の「HDMI OUT (TV eARC)」端子を接続します。

2.テレビ側の設定

設定メニューから「音声出力」を選択し、「eARCモード」を「オート」に設定します。

また、「デジタル音声出力」を「オート1」または「パススルー」に設定することが重要です。

これにより、テレビ側で余計な加工をせずに、DTS:Xの生データをサウンドバーへ送り届けることができます。

4. 【図解】DTS:Xを有効にする設定手順:迷わないための完全ガイド

準備が整ったら、いよいよディズニープラスでDTS:Xを有効にします。

実は、対応機器を繋いだだけでは自動的にDTS:Xにならない場合があるため、注意が必要です。

ここでは、実際の画面操作をイメージしながら、ステップバイステップで解説します。

初回再生時のポップアップを見逃さないで!

初めてIMAX Enhanced対応作品(かつDTS:X対応作品)を再生すると、画面の右下あたりに以下のようなメッセージが数秒間ポップアップされます。

「音声オプションで、『DTS:X対応IMAX Enhancedサウンド』を有効にできます」

この表示は、あなたの機器が正しくDTS:Xを認識している証拠です。

もしこの表示が出ない場合は、機器の接続やテレビの設定をもう一度見直してみてください。

音声オプションからの切り替え方法(詳細手順)

ポップアップが消えてしまっても大丈夫です。以下の手順でいつでも切り替えが可能です。

  1. メニューの表示: コンテンツの再生中に、リモコンの決定ボタンや矢印ボタンを押し、画面下部にプレイヤーコントロールを表示させます。
        
  2. 音声オプションの選択: 画面右下にある「音声オプション(スピーカーのアイコン)」を選択します。
        
  3. 音声形式の変更: 通常は「ドルビーアトモス」や「5.1ch」が選択されていますが、対応作品ではここに「DTS:X対応IMAX Enhancedサウンド」という選択肢が出現しています。これを選択してチェックを入れます。
         
  4. 確認: 選択すると、一瞬音声が途切れた後、より力強く、広がりのある音に切り替わります。JBL BAR 1000の本体ディスプレイに「DTS:X」という文字が流れたら成功です!

設定の維持と自動再生の利便性

一度この設定を有効にすると、ディズニープラスのアプリがその設定を記憶してくれます。

次回以降、別のDTS:X対応作品を再生した際も、自動的にDTS:Xが選択されるようになるため、非常に便利です。

作品ごとに設定し直す必要がないのは、ユーザー体験として非常に優れていますね。

5. 視聴レビュー①:QUEEN ROCK MONTREAL(伝説の夜が蘇る)

いよいよ、実際の視聴体験に移ります。

最初に選んだのは、伝説のロックバンド、クイーンのライブ映像作品『QUEEN ROCK MONTREAL』です。

1981年に行われたモントリオールでのライブをデジタルリマスターしたこの作品は、IMAX EnhancedおよびDTS:Xのポテンシャルを測るにはこれ以上ない素材です。

作品概要とDTS:X対応の歴史的意義

『QUEEN ROCK MONTREAL』は、クイーンの絶頂期を捉えた貴重な記録です。

40年以上前の35mmフィルムからデジタルリマスターされた映像は、フレディ・マーキュリーの汗の一滴、ピアノの鍵盤の質感までが見て取れるほど鮮明です。

この作品がDTS:Xに対応した意義は、単なる「音質の向上」にとどまりません。

ライブ映像において、DTS:Xは「会場の空気感」と「楽器の分離感」を劇的に向上させます。

特に、JBL BAR 1000のようなリアルリアスピーカーを持つシステムでは、観客の歓声が背後から包み込むように聞こえ、自分があたかも1981年のモントリオール・フォーラムの最前列にいるかのような錯覚に陥ります。

音質レビュー:フレディの歌声とメンバーの超絶技巧

再生を開始してすぐに、その音の「厚み」と「実在感」に圧倒されました。

  • フレディ・マーキュリーのボーカル:
    この時期のフレディはまさに絶好調。
    高音の伸びが素晴らしく、DTS:Xによってその歌声に一本芯が通ったような力強さが加わります。
    センターチャンネルから突き抜けてくる彼の声は、決して他の楽器に埋もれることなく、圧倒的な存在感を放っています。
    息遣いや、マイクを握り直す音までもがリアルに伝わってきます。
          
  • ブライアン・メイのギター:
    独特のレッド・スペシャルの音色が、空間全体に響き渡ります。
    ギターソロのシーンでは、音が左右だけでなく、高さ方向(ハイトチャンネル)にも広がりを感じさせ、スタジアムロック特有のスケール感が見事に再現されています。
         
  • ジャー・テイラーのドラム:
    DTS:Xの得意とする低域の解像度が光ります。
    バスドラムのキックが腹に響くような感覚、スネアの乾いたアタック音。
    これらが混ざり合うことなく、一つひとつの音として独立して聞こえるのは、オブジェクトベースオーディオの恩恵でしょう。
         
  • ジョン・ディーコンのベース:
    楽曲の土台を支えるベースラインが、非常にクリアに聞こえます。
    JBL BAR 1000の強力なサブウーファーが、唸るような低音を正確に描き出しています。

ディスク版(Blu-ray)との徹底比較

私は、この作品のDTS-HD Master Audioを収録したBlu-rayディスク版も所有しています。

オーディオマニアとして避けて通れないのが、「配信版のDTS:Xはディスク版を超えられるのか?」という比較です。

  • 音の密度:
    純粋な音の密度や微細なニュアンスにおいては、依然としてディスク版に一日の長があります。
    これは、ストリーミングという性質上、ビットレートに制限があるため仕方のないことです。
    ディスク版の方が、シンバルの余韻が消えていく様や、会場の静寂部分の空気感において、より「ピュア」な印象を受けました。
        
  • 利便性と体験の質:
    しかし、「手軽にこのクオリティが楽しめる」という点では、ディズニープラス版の圧勝です。
    ディスクを入れ替える手間なく、これほどまでに肉薄した高音質を体験できるのは驚異的です。
    また、IMAX Enhancedの画角と組み合わさった時の「体験としての総合力」は、配信版の方が現代的で洗練されていると感じる場面もありました。

結論として、ディスク版は「至高の保存版」、ディズニープラス版は「日常的に最高のライブ体験を味わうための決定版」と言えるでしょう。

6. 視聴レビュー②:ソー:ラブ&サンダー(神々の戦いを全身で浴びる)

続いて視聴したのは、マーベル・スタジオのヒット作『ソー:ラブ&サンダー』です。

こちらは最新のハリウッド超大作として、ド派手なアクションと音楽が融合した、まさにエンターテインメントの塊のような作品です。

作品概要とIMAX Enhancedの圧倒的没入感

本作は、クリス・ヘムズワース演じるソーが、自分探しの旅の途中で「神殺し」のゴア(クリスチャン・ベール)と対峙する物語です。

まず視覚的な面で、IMAX Enhancedの恩恵が凄まじいです。

BRAVIA 9の広大な画面に、上下の黒帯が消えて映像がフルに表示されるシーン(IMAXアスペクト比)では、没入感が一気に跳ね上がります。

特に、色彩豊かな惑星の風景や、雷を操るソーのバトルシーンは、IMAX Enhancedの真骨頂と言えます。

音質レビュー:Guns N’ Rosesとバトルの衝撃

音響面では、DTS:Xがアクションの迫力を数段階引き上げています。

  • テーマ曲の響き:
    本作を象徴するのが、Guns N’ Rosesの名曲「Sweet Child O’ Mine」です。
    イントロのギターリフが流れた瞬間、JBL BAR 1000の全スピーカーから音が溢れ出し、部屋全体がロックコンサート会場へと変貌します。
    DTS:Xによる音の分離の良さが、ロックサウンドの激しさと映画のSE(効果音)を完璧に調和させています。
          
  • アクションシーンの重低音:
    ソーのハンマー「ムジョルニア」や斧「ストームブレイカー」が唸りを上げる音、そして雷鳴。
    これらの音が、単なる「大きな音」ではなく、重みを持った「衝撃」として伝わってきます。
    JBL BAR 1000のサブウーファーが唸りを上げ、床を震わせる感覚は、まさにDTS:Xならではの体験です。
         
  • ナタリー・ポートマンの存在感:
    今回、ジェーン・フォスターとして再登場したナタリー・ポートマン。
    彼女の鍛え上げられた腕の筋肉には驚かされましたが、その力強いビジュアルに負けないほど、彼女の声やアクションに伴う音響も力強くデザインされています。

ストーリーの感想とエンドロールの楽しみ

ストーリーは相変わらずの「ソー節」全開で、笑いと涙、そして愛がテーマになっています。

ディズニープラスの良いところは、劇場と同じようにエンドロールの最後までしっかりと見せてくれる点です。

本作の最後には、ゼウスが息子ヘラクレスにソーへの復讐を命じるシーンがあり、今後のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)への期待が膨らみます。

こうした「次への繋がり」を、最高の画質とDTS:Xの最高の音響で確認できるのは、ファンにとって至福のひとときです。

DTS:Xで聴くエンドロールの楽曲もまた、映画の余韻を深くしてくれる素晴らしい体験でした。

7. ディズニープラスでDTS:Xを楽しむためのQ&A(トラブルシューティング)

ここでは、私が実際に設定・視聴する中で感じた疑問や、よくある質問について詳しくお答えします。

Q1. Apple TV 4KやFire TV Stickでは本当に聴けないの?

A. 現時点(2026年2月)では対応していません。

多くのユーザーがこの点に戸惑っています。

デバイス自体がDTS:Xに対応していても、ディズニープラスのアプリ側が制限をかけているため、音声オプションにDTS:Xが表示されません。

今後のアップデートで対応する可能性はありますが、現時点ではソニーのBRAVIAなど、Android TV / Google TVを搭載した対応テレビの内蔵アプリを使用するのが唯一の解決策です。

Q2. ドルビーアトモスとDTS:X、どちらを選べばいい?

A. 基本的には「DTS:X(IMAX Enhancedサウンド)」をおすすめします。

IMAX Enhanced作品として制作されているものは、DTS:Xの音声トラックが「制作者の意図」に最も近いからです。

より映画館に近い、パワフルで芯のある音を楽しみたいならDTS:X一択です。

一方で、ドルビーアトモスはより繊細な空間表現が得意なため、静かなシーンが多い作品ではあえて切り替えて聴き比べてみるのも、ホームシアターの楽しみ方の一つです。

Q3. サウンドバーがDTS:X非対応の場合はどうなる?

A. 通常の5.1chやドルビーアトモスでの再生になります。

DTS:Xの選択肢自体が表示されないか、選択しても音が出ない可能性があります。

その場合は、テレビ側の設定で「DTSをPCMに変換して出力」するように設定すれば音は出ますが、それは本来のDTS:Xではありません。

真の体験を求めるなら、JBL BAR 1000のような対応機器への買い替えを検討してみてください。

Q4. ネット回線の速度はどれくらい必要?

A. 安定した25Mbps以上の速度を推奨します。

4K映像と高ビットレートなDTS:X音声を同時にストリーミングするため、回線速度は重要です。

速度が不足すると、音声が途切れたり、画質が低下したりすることがあります。

可能であれば、テレビをWi-Fiではなく有線LANで接続することをおすすめします。

ちなみに我が家はWi-Fi接続です。

8. まとめ:ホームシアターの新時代が到来

ディズニープラスによるDTS:Xの導入は、単なる「音声形式の追加」以上の意味を持っています。

それは、ストリーミングサービスが物理ディスクの領域に一歩踏み込み、真のハイエンド体験を大衆化したことを意味します。

今回、BRAVIA 9とJBL BAR 1000という環境で視聴してみて、改めて「音」が映画体験に与える影響の大きさを痛感しました。

映像が綺麗であることはもはや当たり前。

これからは、DTS:Xのような「芯のある音」が、リビングを映画館に変えるための鍵となります。

もしあなたが、対応するテレビやオーディオ機器をお持ちなら、今すぐディズニープラスの音声設定を確認してみてください。

そこには、今まで気づかなかった新しい感動、そしてアーティストや制作者の熱い想いが待っているはずです。

9. 付録:DTS:X対応作品リスト(2024年5月時点)

最後に、現在ディズニープラスでDTS:X(IMAX Enhancedサウンド)を楽しめる主な作品をリストアップしておきます。

これらの作品から、ぜひあなたのDTS:X体験をスタートさせてください。

  • QUEEN ROCK MONTREAL(ライブ映像の決定版)
  • 『Ant-Man and the Wasp』(アントマン&ワスプ)
  • 『Ant-Man and the Wasp: Quantumania』(アントマン&ワスプ:クアントマニア)
  • 『Avengers: Infinity War』(アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー)
  • 『Avengers: Endgame』(アベンジャーズ/エンドゲーム)
  • 『Black Panther』(ブラックパンサー)
  • 『Black Panther: Wakanda Forever』(ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー)
  • 『Black Widow』(ブラック・ウィドウ)
  • 『Captain America: Civil War』(シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ)
  • 『Captain Marvel』(キャプテン・マーベル)
  • 『Doctor Strange』(ドクター・ストレンジ)
  • 『Doctor Strange in the Multiverse of Madness』(ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス)
  • 『Eternals』(エターナルズ)
  • 『Guardians of the Galaxy (Vol. 2)』(ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス)
  • 『Guardians of the Galaxy (Vol. 3)』(ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3)
  • 『The Marvels』(マーベルズ)
  • 『Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings』(シャン・チー/テン・リングスの伝説)
  • 『Thor: Ragnarok』(マイティ・ソー バトルロイヤル)
  • 『Thor: Love & Thunder』(ソー:ラブ&サンダー)

  

(※作品は順次追加される予定です。)

あなたのホームシアターライフが、DTS:Xによってより豊かなものになることを願っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
      
      
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少しでも私の記事が皆さんの楽しいオーディオ・ビジュアルライフの一助になれば幸いです。     

それでは、楽しいオーディオ・ビジュアルライフを!!

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※この記事の内容はあくまで個人の見解で、間違っていたり、最新でない可能性があります。できるだけ公式サイトのリンクを貼っておきますので、正しい情報は公式サイトをご確認ください。

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