完全ワイヤレスイヤホンの選び方|買って後悔しない7つのポイントを徹底解説

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完全ワイヤレスイヤホンの選び方|買って後悔しない7つのポイントを徹底解説

完全ワイヤレスイヤホンを選ぶとき、「価格が高ければ音も使い勝手も良いはず」と考えていないでしょうか。

  
確かに、高価格帯になるほど高性能なノイズキャンセリングや高音質コーデック、多彩なアプリ機能などを搭載した製品は増えてきます。

しかし、3万円を超える高級イヤホンを購入しても、耳の形に合わず30分ほどで痛くなってしまったり、自分が使っているスマートフォンでは目当ての高音質コーデックを利用できなかったりすれば、満足度は下がってしまいます。

私が完全ワイヤレスイヤホンを選ぶときに重要だと考えているのは、単純なスペックの高さではありません。

「自分がどこで、どのように使うのか」から必要な機能を逆算することです。

この記事では、完全ワイヤレスイヤホンを買ってから後悔しないために、購入前に確認したいポイントを7つに分けて解説します。

音質やANCだけではなく、装着感、スマートフォンとの相性、Bluetoothコーデック、通話品質、遅延、バッテリー、マルチポイントまで詳しく確認します。

記事後半では、iPhoneとAndroidのコーデックの違いや、用途別に優先したい機能、よくあるトラブルと対策もまとめました。

現在イヤホン選びで迷っている方は、購入前のチェックリストとして活用してください。

📌動画でも解説しています。
→完全ワイヤレスイヤホンの選び方|買って後悔しない7つのポイント

目次
yacchi
家電製品アドバイザー(AV情報家電・エグゼクティブ等級)
オーディオ歴40年以上・ホームシアター歴15年以上。
AV情報家電製品アドバイザーの最高峰「エグゼクティブ等級」を保持する音と映像の専門家です。
2chピュアオーディオとサウンドバーを愛し、長年培った「確かな耳」で、安価な製品でも徹底的に音質を化けさせる試行錯誤が得意。
現在はSony α7C IIとDaVinci Resolveを相棒にシネマティックな旅動画(YouTube)も制作中。
コスパとクオリティ、どちらも一切妥協しません。

この記事の結論

完全ワイヤレスイヤホン選びで最初に考えてほしいのは、

「自分が最もよく使う使用シーンはどこか」

ということです。

そのうえで、

自分にとって絶対に必要な機能を3つ決めてください。

例えば、毎日の電車通勤が中心なら、音質だけではなく、

  • ANC
  • 外音取り込み
  • 装着感

の優先度が高くなります。

仕事のオンライン会議でも使うなら、

  • マイク性能
  • マルチポイント
  • 長時間装着できる快適性

が重要になります。

すべてが最高性能のイヤホンを探すのではなく、自分に必要な部分が優れているイヤホンを選ぶことが、後悔しないための近道です。

1.完全ワイヤレスイヤホンを選ぶ前に知っておきたいこと

完全ワイヤレスイヤホンとは、スマートフォンなどとBluetoothで接続し、左右のイヤホン同士をつなぐケーブルもないイヤホンです。

「TWS(True Wireless Stereo)」「左右独立型イヤホン」などと呼ばれることもあります。

現在は数千円程度のモデルから、3万円、4万円を超える高級モデルまで非常に多くの製品があります。

価格差が大きいため、「高いイヤホンほど良い」と考えたくなりますが、実際にはそれほど単純ではありません。

完全ワイヤレスイヤホンには、

  • 装着方法
  • 音の傾向
  • ANC性能
  • Bluetoothコーデック
  • 通話用マイク
  • バッテリー
  • マルチポイント
  • アプリ
  • 防水性能

など、多くの違いがあります。

そのため、まず商品を比較するのではなく、自分が何を重視するのかを決めてから製品を見る方が選びやすくなります。

検索上位でよく見られるイヤホン選びの記事でも、音質・機能・装着感・バッテリー・形状は主要な比較項目です。

この記事では、さらにスマートフォンとの相性まで含めて確認していきます。

2.今回はカナル型の完全ワイヤレスイヤホンを中心に解説

一口にワイヤレスイヤホンといっても、現在は装着方法がかなり増えています。

代表的なのは、

タイプ特徴向いている用途
カナル型イヤーピースで耳穴を密閉音楽、電車、ANC重視
オープンイヤー型耳穴を塞がず、耳に掛けて使用ながら聴き、散歩、仕事
イヤーカフ型耳を挟むように装着長時間使用、ながら聴き

カナル型は耳の中を物理的に密閉するため、遮音性が高く、低音を感じやすい傾向があります。

一方、耳掛け式のオープンイヤー型やイヤーカフ型は耳穴を塞がないため、周囲の音を聞きながら使用しやすいのが特徴です。

今回は、現在もっとも一般的なカナル型の完全ワイヤレスイヤホンを中心に解説します。

オープンイヤー型やイヤーカフ型は構造自体が違うため、同じ基準だけで比較すると分かりにくくなるからです。

3タイプの違いは、こちらの図解にまとめています。

3.完全ワイヤレスイヤホンを買って後悔しない7つのポイント

① 装着感を最優先で確認する

私が最初に確認してほしいのは、音質ではなく装着感です。

カナル型イヤホンは、イヤーピースを耳の中に入れて密閉する構造です。

そのため、本体のサイズ、形状、ノズルの太さ、角度、イヤーピースのサイズなどによって快適性が大きく変わります。

どれだけ高音質なイヤホンでも、30分使うと耳が痛くなってしまえば、結局使わなくなってしまいます。

また、装着感は快適性だけの問題ではありません。

イヤーピースが小さすぎて密閉できていない場合、低音が抜けて聞こえたり、ANCの効果が弱く感じられたりすることがあります。

逆に、大きすぎるイヤーピースを無理に使用すると、耳への圧迫感や痛みにつながります。

イヤーピースは最初から付いているサイズが正解とは限らない

多くのイヤホンにはS・M・Lなど、複数サイズのイヤーピースが付属しています。

購入直後はMサイズが装着されている製品が多いですが、自分の耳にMサイズが合うとは限りません。

左右の耳で適切なサイズが違う人もいます。

まず複数サイズを試し、

  • 簡単に抜けない
  • 強い圧迫感がない
  • 低音が十分に出る
  • ANCが自然に効く

という状態になるサイズを探してください。

可能であれば、購入前に実際に試着するのがおすすめです。

試着できない場合は、通販サイトの返品条件やイヤーピース交換の可否も確認しておくと安心です。

装着感のトラブル

症状考えられる原因確認するポイント
低音が弱い密閉不足イヤーピースのサイズ
ANCが弱く感じる装着位置・密閉不足フィット状態
耳が痛い本体・イヤーピースが大きいサイズ変更
歩くと外れそうフィット不足装着角度・イヤーピース

② スペックだけで音質を判断しない

次に確認したいのが音質です。

完全ワイヤレスイヤホンの商品ページを見ると、

  • 10mmドライバー
  • ハイレゾ対応
  • LDAC対応
  • aptX Lossless対応

など、多くのスペックが書かれています。

もちろん、これらは重要な情報です。

ただし、スペックが高いからといって、必ず自分の好みの音になるわけではありません。

イヤホンにはそれぞれ音の方向性があります。

  • 低音を強調した製品
  • ボーカルを近く感じさせる製品
  • 高音域を明るく聞かせる製品
  • 全体を比較的フラットにまとめた製品

どれが正解というわけではありません。

大切なのは、自分が普段どんな音楽を聴き、どんな音を心地よいと感じるかです。

できれば自分の好きな曲で試聴する

購入前に試聴できるのであれば、私は普段から聴き慣れている曲を使うことをおすすめします。

店頭用のデモ音源だけでは、自分が普段聴く楽曲との相性まで判断しにくいからです。

  • ボーカル中心の曲
  • ロック
  • EDM
  • ジャズ
  • クラシック

普段よく聴くジャンルで確認すると、自分に合うか判断しやすくなります。

試聴できない場合は、レビューを見る際も「音質が良い」という評価だけを見るのではなく、自分が好きな音楽ジャンルでどう評価されているかを確認してみてください。

EQが使えるかも重要

最近の完全ワイヤレスイヤホンは、専用アプリからEQを変更できる製品が増えています。

実際に聴いてみて、少し自分の好みと違うなと感じても、EQで調整すれば、自分好みの音に近づけられる場合があります。

そのため、

  • 専用アプリがあるか
  • EQを自由に変更できるか
  • プリセットしか使えないのか

も確認しておくとよいでしょう。

③ ANCは「強さ」だけで選ばない

3つ目はANCです。

ANCとは、

Active Noise Cancelling=アクティブノイズキャンセリング

のことです。

周囲の騒音をマイクで拾い、逆位相の音を利用して騒音を低減する技術です。

カナル型イヤホンでは物理的な密閉による遮音とANCを組み合わせられるため、電車や飛行機などで大きな効果を感じやすい製品があります。

ただし、

「ANCが最も強いイヤホン=自分に最適なイヤホン」

とは限りません。

人によっては強いANCを使ったときに、耳が詰まったような圧迫感を感じる場合があります。

また、電車では強いANCが便利でも、街中を歩くときには周囲の音を聞きたい場面があります。

そこで、ANCとセットで確認してほしいのが外音取り込み機能です。

  • コンビニで会話する
  • 駅のアナウンスを聞く
  • 家族に話しかけられる
  • 屋外を歩く

こうした場面では、イヤホンを外さずに周囲の音を自然に聞けると非常に便利です。

そのため私は、

ANCの強さだけでなく、外音取り込みの自然さまで確認する

ことをおすすめします。

④ スマートフォンとの相性を確認する

ここは、イヤホン選びで見落とされやすい重要ポイントです。

Bluetoothイヤホンでは、スマートフォンからイヤホンへ音声を送るためにBluetoothコーデックが使われます。

代表的なものには、

  • SBC
  • AAC
  • LDAC
  • aptX
  • aptX HD
  • aptX Adaptive
  • aptX Lossless
  • LHDC

などがあります。

重要なのは、

イヤホン側だけが対応していても意味がない

という点です。

例えば、イヤホンがLDACに対応していても、スマートフォン側がLDAC送信に対応していなければ、LDACでは接続できません。

送信側と受信側の両方が対応する必要があります。

DenonもPerL Proについて、接続機器が対応している最高品質のコーデックを利用し、aptX Losslessを利用するには送信側もaptX Losslessに対応している必要があると案内しています。

iPhoneの場合は特に注意

Appleは、Bluetooth接続のAirPodsなどでAAC Bluetoothコーデックを採用しており、通常のBluetooth接続はロスレスではないと案内しています。

そのため、iPhoneを通常のBluetooth接続で使う場合、AACが高音質側の主要な選択肢になります。

例えば、

「LDAC対応」

と大きく書かれたイヤホンを購入しても、iPhoneと直接Bluetooth接続した場合、そのLDAC機能を利用することはできません。

ソニーのWF-1000XM5もSBC・AAC・LDACなどに対応していますが、ソニーはAACについて「主にiPhoneなどのApple製品で使用」と説明しています。

つまり、イヤホン側の「LDAC対応」だけを見て選ばないことが大切です。

iPhoneでどうしてもLDACを使いたい場合

USB-C搭載iPhoneであれば、LDAC送信に対応した外付けBluetoothトランスミッターを使う方法があります。

例えばFIIO BT11は、Type-C端子搭載iOS機器に対応し、LDACやaptX Adaptive、aptX Losslessなどを送信できます。

この場合は、

iPhone → USB-C → Bluetoothトランスミッター → LDAC → イヤホン

という流れになります。

ただし、iPhone本体がLDAC対応になるわけではありません。

外付けトランスミッターがBluetooth送信を担当します。

Androidは機種ごとに確認

Androidは少し事情が違います。

Android Open Source ProjectではAAC・aptX・aptX HD・LDACなどが用意されていますが、メーカー側がどのコーデックを利用可能にするかを設定できます。

そのため、

「AndroidだからLDACが必ず使える」

「AndroidだからaptX Adaptiveが必ず使える」

とは限りません。

メーカーや機種によって対応状況が違います。

購入前に必ずスマートフォンの仕様ページを確認してください。

最近のAndroidではLHDC系の識別子もプラットフォーム側に追加されていますが、実際の利用可否は端末とイヤホン双方に依存します。

iPhone・AndroidのBluetoothコーデック比較

コーデックiPhoneAndroid備考
AAC○※機種依存iPhoneの主要Bluetooth音声
LDAC×※直接接続○※機種依存高ビットレート対応
aptX系×※直接接続○※機種依存機種ごとに対応差あり
LHDC / LLAC×※直接接続○※対応機種のみ対応端末が限定的

※「×」は、iPhone本体から一般的なBluetoothイヤホンへ直接接続する場合です。

USB-C外付けBluetoothトランスミッターを利用すれば、LDACやaptX系を使える構成もあります。

この部分は検索流入も期待できるため、独立した図解を入れることをおすすめします。

⑤ 通話品質と遅延も確認する

音楽再生の音質が良いイヤホンでも、マイク性能が良いとは限りません。

仕事の電話やオンライン会議で完全ワイヤレスイヤホンを使う方は、通話品質も確認してください。

特に差が出やすいのは屋外です。

  • 車の走行音
  • 人の話し声
  • 風切り音

こうしたノイズがあると、イヤホンによって相手への声の聞こえ方が大きく変わります。

レビューを見る場合は、静かな室内のマイクテストだけではなく、屋外や騒音環境での通話テストを確認するとよいでしょう。

動画やゲームでは遅延にも注意

音楽だけなら多少の遅延はほとんど気になりません。

しかしゲームでは、

  • 操作
  • 映像

のタイミングがずれると違和感が出ます。

動画アプリ側で補正される場合もありますが、ゲーム用途が多い人は低遅延モードやゲームモードの有無も確認してください。

aptX Adaptiveなど、低遅延も考慮したBluetooth技術があります。QualcommはaptX Adaptiveについて、接続環境に合わせたビットレート調整と映像・音声同期、低遅延を特徴として挙げています。

⑥ 操作性・接続・バッテリーを見る

購入前は音質やANCに目が行きます。

しかし毎日使い始めると、意外と大きな差になるのが操作性です。

例えば、

  • イヤホン本体から音量を変更できるか
  • タップ操作をカスタマイズできるか
  • イヤホンを外すと自動停止するか
  • 左右どちらか片方だけでも使用できるか
  • マルチポイントに対応しているか

といった違いがあります。

マルチポイントは仕事用途で特に便利

マルチポイント対応イヤホンなら、スマートフォンとパソコンなど、複数機器への接続を切り替えやすくなります。

例えばWF-1000XM5は2台同時接続のマルチポイントに対応しています。

スマートフォンで音楽を聴きながら、パソコンのオンライン会議でも同じイヤホンを使う人には非常に便利です。

バッテリーは「ケース込み」だけ見ない

完全ワイヤレスイヤホンの商品ページには、

「最大48時間」

など、大きな数字が書かれている場合があります。

しかし、これは充電ケースを使った合計時間の場合があります。

重要なのは、

イヤホン単体で何時間連続再生できるか

です。

さらに、

ANC ON。
高音質コーデック。
空間オーディオ。

などを使うと再生時間が短くなる製品があります。

例えばWF-1000XM5では、AAC使用時はANCオンで最大8時間ですが、LDAC使用時はANCオンで最大5時間という条件差があります。

そのため「最大○時間」という数字だけではなく、自分が使う設定での再生時間を確認してください。

⑦ 自分の用途から優先順位を決める

最後が、今回もっとも伝えたいポイントです。

イヤホンを購入する前に、

自分が最もよく使う使用シーンを考えてください。

そして、

自分にとって絶対に必要な機能を3つだけ決めます。

すべてが最高のイヤホンを探すと、価格はどんどん高くなります。

しかし、自分が使わない機能にまでお金を払う必要はありません。

例えば、ほとんど自宅でしか使用しないのに、最高クラスのANCが必要とは限りません。

逆に毎日電車に1時間乗るなら、ANCは非常に重要になるでしょう。

4.用途別「優先したい機能」一覧

使用シーン優先したい機能
通勤・電車ANC、外音取り込み、装着感
仕事・会議マイク品質、マルチポイント
音楽音質、EQ、装着感
動画・ゲーム遅延、音質
スポーツフィット感、防水性能

迷ったら、商品スペックを見る前にこの表から自分の使用シーンを選んでください。

例えば通勤用なら、

  • ANC
  • 外音取り込み
  • 装着感

を最優先にして、その条件を満たした中から音質や価格を比較します。

この順番にするだけでも、選択肢をかなり減らせます。

図解:使用シーンから必要な機能を選ぶ

5.カナル型・オープンイヤー型・イヤーカフ型はどれを選ぶ?

カナル型が向いている人

  • 電車や飛行機で使う
  • 音楽に集中したい
  • ANCを重視する
  • 低音の迫力も欲しい

このような人にはカナル型が向いています。

耳穴を密閉する構造なので、騒音の多い場所でも音楽へ集中しやすいのがメリットです。

一方で、耳の圧迫感が苦手な人には向かない可能性があります。

耳掛け式オープンイヤー型が向いている人

  • 散歩
  • 家事
  • 在宅勤務
  • ジョギング

など、周囲の音も確認しながら使いたい人にはオープンイヤー型が便利です。

耳穴を塞がないため、周囲の音を自然に聞きやすいのが特徴です。

ただし、静かな環境での没入感や遮音性ではカナル型と性格が違います。

イヤーカフ型が向いている人

イヤーカフ型は、耳を挟むように装着します。

耳穴へイヤーピースを入れないため、カナル型の圧迫感が苦手な人にも選択肢になります。

メガネなどと干渉しにくい製品もあり、長時間のながら聴きにも向いています。

6.完全ワイヤレスイヤホンでよくある失敗例

高いイヤホンなら間違いないと思って買う

価格が高くても、耳に合わなければ快適には使えません。

音質傾向が好みと違う可能性もあります。

価格は候補を絞る条件のひとつとして考えましょう。

「ハイレゾ対応」だけで選ぶ

ハイレゾや高音質コーデック対応は魅力的です。

ただし、再生するスマートフォン側が同じコーデックに対応している必要があります。

特にiPhoneユーザーはLDACやaptX系に注意してください。

ANCの強さだけで選ぶ

強いANCが快適とは限りません。

外音取り込みの自然さや圧迫感も確認しましょう。

ケース込みのバッテリー時間しか見ない

長距離移動では、イヤホン単体での連続再生時間の方が重要です。

ANCオン時の数字も確認してください。

通話用マイクを確認しない

音楽専用なら問題ありませんが、仕事で使うなら通話品質は重要です。

屋外テストのレビューも参考にしてください。

欲しい機能を全部載せようとする

使わない機能まで含めて選ぶと、価格だけが高くなってしまいます。

最も使う場面+必要な機能3つ

を基準にすると選びやすくなります。

7.困ったときのトラブルシューティング

症状考えられる原因確認する設定・対策
低音が出ない密閉不足イヤーピースサイズ、装着角度
ANCが弱いフィット不足、ANCがOFFアプリ設定、装着状態
LDACにならないスマホ側非対応、設定違いスマホの対応コーデック、音質優先設定
音が途切れる電波干渉、高ビットレート接続優先モード、スマホとの距離
動画と音がずれるBluetooth遅延低遅延モード、ゲームモード
通話音声が悪いマイク位置、風、騒音装着位置、ファームウェア
マルチポイントが使えない未対応・設定OFFアプリ設定、対応仕様

ソニーも音切れ対策として、再生機器側の設定変更や「接続優先」設定などを案内しています。

Bluetoothは2.4GHz帯を使うため、周囲の電波状況によって通信が不安定になることがあります。

AppleもBluetoothヘッドフォンの音切れについて、電波干渉やデバイスとの距離が影響する場合があると説明しています。

8.動画内で使用している完全ワイヤレスイヤホン3機種

今回のYouTube動画では、実際に私が所有している以下の5機種を使用しています。

  • SONY WF-1000XM5
  • DENON PerL Pro
  • JBL LIVE BEAM 3
  • SOUNDPEATS Air5 Pro+
  • AVIOT TE-W1-PNK

ここで紹介する5機種は、ランキングではありません。

それぞれ音質、コーデック、ANC、操作性、装着感などに違いがあるため、「完全ワイヤレスイヤホンは何を重視するかで選び方が変わる」という具体例として参考にしてください。

SONY WF-1000XM5

WF-1000XM5は、ソニーの高性能ANC搭載完全ワイヤレスイヤホンです。

対応コーデックは、

  • SBC
  • AAC
  • LDAC
  • LC3

です。

ANC、外音取り込み、マルチポイント、高い通話性能など、総合的に機能が充実しています。

特に、

電車で使用したい。
ANCを重視したい。
AndroidでLDACを使いたい。
仕事でも使いたい。

という人が比較候補に入れやすいタイプです。

DENON PerL Pro

DENON PerL Proの大きな特徴は、聴こえ方を測定して自分向けの音へ調整するパーソナライズ機能です。

対応コーデックは、

  • aptX Lossless
  • aptX Adaptive
  • aptX
  • AAC
  • SBC

です。

そのため、Snapdragon SoundやaptX Lossless対応端末を使用する人には興味深い選択肢です。

一方、iPhoneとBluetoothで直接接続する場合、aptX Losslessの機能をそのまま利用することはできません。

だからこそ、「イヤホンのスペックだけではなく、スマートフォン側も確認する」という今回の記事の良い例になります。

JBL LIVE BEAM 3

JBL LIVE BEAM 3は、ディスプレイ付きスマート充電ケースが特徴的な完全ワイヤレスイヤホンです。

JBL公式では、

リアルタイム補正対応ハイブリッドANC。
最大約48時間の再生。
6つの通話用マイク。
マルチポイント。
IP55。
JBL Headphonesアプリ。

などが案内されています。

特にスマート充電ケースから各種操作ができるため、「イヤホン本体だけではなく、日常の操作性も選択基準になる」という例として分かりやすいモデルです。

SOUNDPEATS Air5 Pro+

SOUNDPEATS Air5 Pro+は、今回の5機種の中でもBluetoothコーデックの選択肢が非常に多いモデルです。

国内公式サイトでは、

  • aptX Lossless
  • LDAC
  • AAC
  • SBC

に対応すると案内されています。
グローバル公式仕様では、さらにaptX、aptX Adaptive、LC3も記載されています。

また、ダイナミックドライバーとMEMSドライバーを組み合わせたハイブリッド構成を採用し、Snapdragon SoundとHi-Res Wirelessにも対応しています。

ANCはAIアダプティブ方式で、周囲の騒音や装着状態に応じて効き方を調整する仕様です。

このモデルは、

「イヤホンが高音質コーデックに対応していても、スマートフォン側が対応していなければ使えない」

という今回の記事の説明に非常に適しています。

例えば、Air5 Pro+がLDACやaptX Losslessに対応していても、iPhoneとの通常のBluetooth接続ではそれらを直接利用できません。

そのため、

Androidスマートフォンの対応コーデックを確認してから選ぶ重要性

を説明する具体例として使いやすい機種です。

公式仕様では、Bluetooth 5.4、IPX5、充電ケース込みで最大約30時間の再生に対応しています。

AVIOT TE-W1-PNK

AVIOT TE-W1-PNKは、ピエール中野氏が監修した「ピヤホン」シリーズの完全ワイヤレスイヤホンです。

音響面では、

10mm+6mmのコアキシャルデュアルダイナミックドライバー

を採用しています。

対応コーデックは、

  • AAC
  • SBC
  • LDAC

です。

そのため、LDAC対応Androidスマートフォンと組み合わせることで、ハイレゾ相当のワイヤレス再生を利用できます。

一方で、iPhoneとの通常Bluetooth接続ではLDACは使用できません。

この点でも、今回の記事で説明しているスマートフォンとの相性確認の具体例になります。

機能面では、

  • アダプティブハイブリッドノイズキャンセリング
  • 外音取り込み
  • マルチポイント
  • 3Dスペーシアルオーディオ
  • IPX4相当
  • ワイヤレス充電

などに対応しています。

バッテリーは、イヤホン単体で最大約16時間、充電ケース併用で最大約50時間と案内されています。

また、イヤーピースはS・M・Lだけではなく、short / tallの違いも用意されています。

そのため、

「イヤーピースによって装着感が変わる」

という具体例として分かりやすい製品です。

5機種を比較すると、イヤホン選びの違いが分かる

製品注目したい特徴対応コーデックの特徴向いている選び方
SONY WF-1000XM5ANC・総合性能AAC・LDACなど通勤、総合力重視
DENON PerL Pro音のパーソナライズaptX Lossless系音質・個人最適化
JBL LIVE BEAM 3スマートケース・操作性AAC系中心日常の使いやすさ
SOUNDPEATS Air5 Pro+高音質コーデックが豊富LDAC・aptX Losslessなどコスパ・高音質機能
AVIOT TE-W1-PNKLDAC・長時間再生・装着調整AAC・LDAC音質・装着感・長時間使用

この5機種の中でどれが一番良いという意味ではありません。

重視する項目によって選択肢が変わる

ということが重要です。

9.完全ワイヤレスイヤホン購入前チェックリスト

購入ボタンを押す前に、次の項目を一度確認してください。

確認項目チェック内容
使用シーン通勤、仕事、音楽、ゲーム、スポーツなど
装着方式カナル、オープンイヤー、イヤーカフ
装着感サイズ、重さ、イヤーピース
音質自分の好きなジャンルと合うか
EQアプリで調整可能か
ANC強さと圧迫感
外音取り込み自然に聞こえるか
コーデックスマホ側とイヤホン側の両方が対応しているか
通話屋外でも声が聞き取りやすいか
遅延ゲーム用途で問題ないか
マルチポイントPC+スマホで使うか
バッテリーイヤホン単体・ANCオン時
防水スポーツや雨天で使うか
アプリiPhone・Android両方に対応するか

すべてを最高にする必要はありません。

自分がよく使うシーンで重要な3項目を優先してください。

10.よくある質問

iPhoneならLDAC対応イヤホンを買っても意味がない?

イヤホンそのものが無駄になるわけではありません。

AACなどで通常通り使用できます。

ただし、イヤホン側が持っているLDAC機能をiPhoneとの通常Bluetooth接続で利用することはできません。

LDACを使いたい場合は、対応するUSB-C Bluetoothトランスミッターという方法があります。

Androidなら必ずLDACを使える?

必ずではありません。

AndroidプラットフォームにはLDACなどの仕組みがありますが、実際の対応はメーカー・端末によって違います。

購入前にスマートフォンの公式仕様を確認してください。

ハイレゾ対応なら音質は必ず良い?

必ず自分好みになるとは限りません。

ドライバー、チューニング、装着状態、音源、コーデック、EQなど、多くの要素が音に影響します。

可能なら実際に試聴するのがおすすめです。

ANCは強いほど良い?

使う環境によります。

電車や飛行機では強力なANCが便利ですが、人によっては圧迫感を感じる場合があります。

外音取り込みの自然さも含めて確認してください。

オープンイヤー型とカナル型はどちらが良い?

どちらが上というものではありません。

没入感やANCを重視するならカナル型。

周囲の音を聞きながら使用したいならオープンイヤー型。

というように使い分けるのがおすすめです。

まとめ|最高性能より「自分に合うイヤホン」を選ぶ

今回は、完全ワイヤレスイヤホンを買って後悔しないための7つのポイントを紹介しました。

重要なのは、

高価だから良い。

スペックが高いから良い。

高音質コーデック対応だから良い。

という考え方だけで選ばないことです。

確認したいのは、

  • 装着感
  • スペックだけで音質を判断しない
  • ANCは強さだけで選ばない
  • スマートフォンとの相性
  • 通話品質と遅延
  • 操作性・接続・バッテリー
  • 自分の用途から優先順位を決める

という7項目です。

そして最後に、

自分が最もよく使う使用シーンを考えて、自分にとって絶対に必要な機能を3つ決める。

これをおすすめします。

例えば毎日の通勤なら、ANC・外音取り込み・装着感。

仕事なら、マイク・マルチポイント・長時間の快適性。

音楽中心なら、音質・EQ・装着感。

というように優先順位は変わります。

完全ワイヤレスイヤホンは、性能競争が非常に激しいジャンルです。

だからこそ「最高性能のイヤホン」を探すより、

自分の耳、自分のスマートフォン、自分の使い方に合ったイヤホン

を選ぶことが大切です。

購入前に今回の7項目を確認して、自分に合った一台を探してみてください。    

     
    
最後までお読みくださり、ありがとうございました。

少しでも私のレビューが皆さんの楽しいオーディオ・ビジュアルライフの一助になれば幸いです。

      
「オーディオやカメラ」などについての悩みや疑問・質問など、ご自由にコメント欄に投稿してください。
(コメント欄はこの記事の最下部にあります)

※いただいたコメントは全て拝見し、真剣に回答させていただきます。
    

それでは、楽しいオーディオ・ビジュアルライフを!!

     
📌動画でも解説しています。
→完全ワイヤレスイヤホンの選び方|買って後悔しない7つのポイント


    

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※この記事の内容はあくまで個人の見解で、間違っていたり、最新でない可能性があります。できるだけ公式サイトのリンクを貼っておきますので、正しい情報は公式サイトをご確認ください。

完全ワイヤレスイヤホンの選び方|買って後悔しない7つのポイントを徹底解説

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