AV情報家電 家電製品アドバイザー(エグゼクティブ等級)でオーディオ歴40年以上のyacchiです。
そんな私がAV情報家電についておすすめ製品などを紹介していきます。
今回紹介するのは有線イヤホンです。
NICEHCK DB2 というコスパ抜群の中国製のいわゆる中華イヤホンです。
価格がAmazonで3,950円と結構安価な有線イヤホンです。
しかし、安価とはいえ音質はあなどることができないイヤホンです。
月 – Moon –
●自分に合ったイヤホンの選び方は、以下をご参照ください。
レビュー 結論
NICEHCK DB2 は、実際に使ってみて低価格にもかかわらずクリアで明瞭な明るい音で音楽を楽しく聴くことができます。
これってイヤホンには一番重要なことだと思います。
NICEHCK DB2 レビューの結論は以下です。
- 音楽を楽しく聴ける
- コストパフォーマンスが高い
- L・Rの表示が小さい
この後、レビュー結論に至った理由を説明していきます。
結論に至った理由①:楽しい音
NICEHCK DB2 は、価格の割には音がクリアで明瞭度が高い音質です。
高音の特徴によりクリアで明瞭度の高さを表現しているイヤホンと感じました。
この高音の特徴のおかげで音色が明るく、楽しく音楽を聴けます。
標準で付いていたグレーのイヤーピースは私の耳に合っていなかったので、黄色いイヤーピース(一番大きいもの)に変更しました。
付属のイヤーピースは大きさと種類含めて7種類あるので、自分の耳にあったものを装着してください。
- 音質を判断する際は、イヤホンをしっかり耳にフィットさせてください。
ちゃんと耳にフィットしていない状態だと低音がスカスカしたりして、イヤホン本来の音質を味わうことができません。
以下、詳しくレビューしていきます。
音質(アンバランス接続)
- 高音
高音は結構伸びています。
クリアで明瞭感があります。
しかし耳に刺さることはないです。
この高音がこのイヤホンの音色を決定づけていると感じます。
- 中音
ボーカルは張り感があって近くでくっきり聴こえます。
- 低音
低音は結構出ていますが、深いわけではありません。
でも充分な低音は出ています。
ベースラインはしっかりと聴き取れます。
- 音場
音場はそんなに広くはないです。
クラシックは結構小ホールで演奏しいる感じです。
各音楽ジャンルとも結構近くで演奏している感じがします。
- 全体
全体的にはクリアで透明感があって明瞭度の高い音色で、それは高音の特徴の影響が大きいと思います。
音に張り感があるので、ポップス、ロック、EDM、アニソンなどを聴くと気持ち良いです。
変に音がこもったり、平面的になったりしないので良いのではないでしょうか。
明るい音色なので私の好きな音の傾向です。
何よりも音楽を楽しく聴けます。
これはイヤホンの重要な要素だと思います。
音の細かい部分をモニタリング的に聴く人は結構特殊な人達だと思います。
音場は広くなく、エコー感も少ない方ですが、クリアで明瞭度が高く、4千円未満のイヤホンとしては音質は結構良いのではないでしょうか。
- 音源:Amazon Music Unlimited ULTRA HD(24-bit/48KHz)、HD(16-bit/44.1KHz)
- 再生ジャンル:ポップス、ロック、EDM、ジャズ、アニソン、アコースティック、クラシック
- 接続機器:
DAP:SONY NW-WM1AM2
●Amazon Music Unlimited のレビューは、以下をご参照ください。
●Amazon Music Unlimited の契約は以下より
●SONY NW-WM1AM2 のレビューは、以下をご参照ください。
相性の良いジャンル
- ポップス
- ロック
- EDM
- ジャズ
- アニソン
クラシックも全然聴けますが、少し響きが足りないのともう少し重厚感があった方がより良いと思います。
また、音の明瞭度が高いので、どうしても高音系のバイオリンなどの楽器が目立ってしまいます。
アコースティックももう少しエコー感があった方が良いと思いました。
結論に至った理由②:コストパフォーマンス
NICEHCK DB2 の2024年6月13日現在のAmazonでの価格は、3,950円(税込)です。
※Amazonの価格は日々変動することがあります
AliExpressでは、新規ユーザー特典で3,036円(税込)です。
かなり安いですよね。
この明るくて楽しい音質で4千円未満なので、コストパフォーマンスは非常に高いと思います。
結論に至った理由③:L・Rの表示が小さい
イヤホン本体を見ると確かにL・Rの表示がありますが、少し小さくて見にくいです。
老眼の人にはきっと見にくいでしょうね。
もう少し大きくL・Rの表示があると良いと思います。
若い方には全く問題ないと思いますが…。
NICEHCK DB2 はこんな人におすすめ
- 4千円未満で音質の良い有線イヤホンが欲しい人
- 安価な有線イヤホンで、とにかく楽しく音楽を聴きたい人
- 予算はあまりないがそれでもコストパフォーマンスの高い有線イヤホンが欲しい人
NICEHCK DB2 は、かなりコストパフォーマンスの高い有線イヤホンです。
4千円未満の価格でクリアで明瞭度の高い明るい音色で、楽しく音楽を聴けます!
外観
パッケージ
NICEHCK DB2 のパッケージはこんな感じです。
付属品
- イヤホンケース
- イヤホンに付いているもの以外に7セットのイヤーピース
- 使用手順書(日本語なし)
- 合格証
外観
イヤホン本体は価格に対して、アクセサリーのような見た目が綺麗です。
その他の特徴
10mm DD+1BAのダブルユニット
チタンメッキ・グラフェン振膜のDD+BAの構成です。
2Pinでリケーブル可能
0.78mm 2Pinコネクタになっており、リケーブル可能です。
更に高音質なケーブルに交換することによって、音質のグレードアップが可能です。
- Amazon HP参照
★おすすめの0.78mm 2pinケーブル
↓
★バランス接続化はこちら
↓
主な仕様
製品名 | DB2 |
ドライバー | 1DD+1BA |
再生周波数帯域 | 20 Hz – 20 kHz |
インピーダンス | 16Ω |
感度 | 107dB/mW |
プラグタイプ | 3.5mmプラグ |
コネクタ | 0.78mm 2Pin |
シェル材質 | 樹脂+アルミニウム合金製パネル |
ケーブル素材 | 無酸素銅 |
購入先
Amazonは、配送が速いのでおすすめです。
そんなに急がないのであれば、AliExpressで購入するのもおすすめです。
私は何回もAliExpressを利用しています。
現地価格で購入できるのがメリットなのですが、最近は円安でそのメリットをあまり享受できません。
送料は基本無料ですが、速達便にすると有料になったりします。
NICEHCK DB2 は、AliExpressの方が900円ほど安いので、そちらで購入するのもアリだと思います。
↓
イヤホン自体に対する私見
たまに凄い数のイヤホンを持っている人を見かけることがあります。
イヤホンを手に入れる本来の目的は何でしょうか?
イヤホンを手に入れる本来の目的は、楽しく音楽を聴くことだと思います。
イヤホンは音楽を聴くための手段の一つです。
仕事でもそうですが、『手段』が目的化してしまうことがよくあります。
私はIT業界に長くいましたが、システムを導入すること自体が目的になってしまう人達が結構多くいました。
システムが稼働してしまえばそのプロジェクトは終わりで、当初のシステム導入目的がどうなったのか誰も検証しません。
そんなことが普通に起こっています。
真の目的は『システムを手段として業務を改善したり、業務を改革したりすること』であるはずです。
イヤホンで言うと、『イヤホンを購入すること』自体が目的になってしまうことが多いのでは? ということです。
何かを買った時点で満足してしまうことって、結構ありますよね。
どんなイヤホンであれ、自分の好きな音楽が楽しく聴ければ良いのではありませんか?
自分で実際に聴いてみて気に入った、そんなイヤホンで楽しく音楽を聴けば良いのだと思います。
少しでも良い音で音楽を聴きたいという気持ちは分かります。
じゃあ、自分にとって良い音って何なんでしょうか?
まずはその辺を明確にした方が良いと思います。
そうでないと、いわゆる『沼』にはまるだけで良いことはない気がします。
単に「音質」の良さを求めると、音楽を楽しく聴けないと思います。
少しくらい音質が悪くても楽しく音楽を聴ければ良いのです。
私も色々とイヤホンのレビューをしていますが、本当によく聴くもの以外は結構メルカリなどで売ってしまいます。
沢山のイヤホンがあってもどうせ聴くことはないので。
もし、本当に音場の広さとか目の前に音像が浮かび上がるといったことをとことん求めるなら、スピーカーで音楽を聴いた方が良いです。
イヤホンに数十万円もかけるなら、そこそこのアンプとスピーカーが買えます。
そのアンプとスピーカーを正しくセッティングして音楽を聴いてみてください。
スピーカーの間や後ろに、目の前で演奏しているような音像が浮かび上がって、きっと驚くはずです。
イヤホンではどんな高価なものでも音場や音像表現に関しては限界があると思っています。
NICEHCK DB2 レビュー まとめ
NICEHCK DB2 のレビューをまとめると以下です。
- 音楽を楽しく聴ける
- コストパフォーマンスが高い
- L・Rの表示が小さい
4千未満のイヤホンにそんなに高音質は求められないかと思います。
そこそこの音質で音楽を聴ければ充分です。
また、音楽以外のコンテンツを楽しめれば充分です。
しかしながら NICEHCK DB2 は、4千円未満のイヤホンとしては音質は良い方です。
しかも明るい音質で、普通に音楽を楽しく聴けます。
この『音楽を楽しく聴ける』というのがポイントです。
なぜなら、本来のイヤホンの目的は『音楽を楽しく聴くこと』だからです。
決してイヤホンを所有すること自体が目的ではないはずです。
4千円未満で楽しく音楽が聴ければ、イヤホンとしてはそれで充分ではないでしょうか。
少しでも安価で楽しく音楽を聴きたいなら NICEHCK DB2 はかなりおすすめできます。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
気になった方は以下リンクより製品を確認してみてください。
少しでも私のレビューが皆さんの楽しいオーディオ・ビジュアルライフの一助になれば幸いです。
「オーディオやカメラ」などについての悩みや疑問・質問など、ご自由にコメント欄に投稿してください。
(コメント欄はこの記事の最下部にあります)
※いただいたコメントは全て拝見し、真剣に回答させていただきます。
それでは、楽しいオーディオ・ビジュアルライフを!!
月 – Moon –
※この記事の内容はあくまで個人の見解で、間違っていたり、最新でない可能性があります。できるだけ公式サイトのリンクを貼っておきますので、正しい情報は公式サイトをご確認ください。
コメント