AV情報家電 家電製品アドバイザー(エグゼクティブ等級)のyacchiです。
外付けSSDは、私にとってYouTube制作やブログ用の写真・動画データを扱う上で欠かせない存在です。
とくに4K動画や写真のRAWデータは容量が大きく、HDDでは転送速度に時間がかかり、編集作業やバックアップにストレスを感じていました。
今回レビューするのは、Nextorage ポータブルSSD USB3.2 Gen2(NX-P2SEシリーズ) です。
このモデルは「軽量」「高速」「耐久性」に強みを持ち、ソニー出身の技術者が立ち上げた日本ブランドという安心感もあります。
この記事では、実際に私が 動画編集・写真バックアップ用途で使った体験談 を中心に、他社製品(Samsung T7、SanDisk Extreme、バッファロー SSD-PMS1.0U3-BA)との比較も交えながらレビューしていきます。




Nextorageというブランドについて
Nextorage(ネクストレージ)は、ソニーのメモリーストレージ事業に携わっていたメンバーによって設立された会社です。
カメラ・映像関連機器に精通しているチームが作っているだけあって、信頼性や映像分野での使い勝手に注力しています。
私が選んだ理由の一つもここにあります。
SamsungやSanDiskのように海外メーカーが中心の中、国内ブランドのNextorageには「サポートがしっかりしていそう」という安心感がありました。
製品スペックと外観
容量ラインナップ
- 500GB / 1TB / 2TB
私が購入したのは 1TBモデルと2TBモデルです。
YouTube用の動画素材とRAW写真をまとめて保存しても余裕があります。
転送速度
- 読み込み最大 1050MB/s
- 書き込み最大 1000MB/s
実測でもほぼカタログ値に近く、HDDや古いSSDとは比べ物にならない速さでした。
CrystalDiskMarkで実測してみた結果は以下です。
1TB、2TBとも最大読み出し速度は近い値が出ています。
最大書き込み速度は、うたい文句通りです。


1TBモデルの方は、T字型のUSBケーブル付属モデルを購入しました。
2TBの方もUSBケーブルが付属していましたが、別途以下のUSB-C 3.2 Gen2対応のUSB-Cケーブルを購入しました。
転送速度も速くおすすめです。

安心の耐久性能
NX-P2SEシリーズは7種類の保護耐久テストをクリアしています。
- 耐落下:1.5 mからの落下試験を実施済
- 耐衝撃: IEC 60068-2-27 準拠
- 耐振動:IEC 60068-2-6 準拠
- 曲げ耐性:50 N(ニュートン)加圧テスト済
- 捻り耐性:0.5 N・m(ニュートン・メートル)加圧テスト済
- 耐挿抜:1万回超のケーブル挿抜テスト済
- 耐温度: 0 ℃ ~ 40 ℃(動作保証温度)
デザインとサイズ
- 本体サイズ:66 × 40 × 9 mm
- 重量:わずか 19g

クレジットカードサイズより小さく、ケーブルよりも軽いと感じるほど。
持ち運び時に全く邪魔になりません。
私が以前使用していたバッファロー SSD-PMS1.0U3-BA と比較してもこの小ささです。


同梱品
- USB-C to C ケーブル
- USB-C to A ケーブル
- PUレザー製キャリングポーチ
ポーチが付属しているのは意外と便利で、カバンの中でも安心感があります。





実際に使ってみた感想
最初にPCに接続したとき、フォーマットはexFATになっていたのでWindowsでもMacでもすぐに認識されました。
セットアップの手間がなく、買ってすぐに使えます。
写真のRAWとJPEGデータを数百枚コピーしても体感で数十秒。
HDD時代に比べて圧倒的に速いです。
YouTube用の撮影データ(数GB単位の4K動画素材)もサクサク転送でき、バックアップ作業のストレスが激減しました。
もう約半年ほど常にノートPCと接続した状態で使用していますが、全く問題ありません。
途中で転送速度が遅くなるとか、読み込みできなくなる、ということは一切ありません。
携帯性も抜群で、カメラバッグの隙間に入れておけるほどの小ささです。
何よりデスクの引き出しなどにしまう際、収納スペースが少なくて良いのは助かります。



動画編集用途での使用体験
動画編集ソフト「Filmora」で、Nextorage SSD上のデータを直接読み込んで編集してみました。
結果は非常に快適で、4K素材を複数トラック重ねてもコマ落ちすることなく作業が進みます。
以前は外付けHDDで作業していたため、プレビューの読み込み待ち時間が長く、編集作業が滞ることも多かったのですが、このSSDでは待機時間がほぼゼロ。
バックアップだけでなく「SSD上で直接編集する」運用も十分実用的だと感じました。

他社製品との比較
外付けSSDは多くのメーカーから販売されており、価格や性能も幅広いです。
ここでは代表的なモデルと比較してみます。
Samsung T7
- 最大速度:読 1050MB/s / 書 1000MB/s
- 定番で安心感あり
- セキュリティ機能が豊富
→ スペック的にはほぼ同等。ただし、重さが約58gあり、Nextorageの軽さには敵いません。
SanDisk Extreme Portable SSD
- 防水・防塵性能あり(IP55)
- 最大速度:1050MB/s
- 野外撮影に強い
→ アウトドア派には強い選択肢。ただし価格はやや高め。
バッファロー SSD-PMS1.0U3-BA
私が以前に使用していたSSDです。既に容量が一杯になってしまったため新たに購入した次第です。
- 最大速度:読み 1200MB/s / 書き 1140MB/s
- 重量:約35g(ケーブル込み45g)
- MagSafe対応でiPhone背面に装着可能、iPhoneでのProRes録画にも対応
- 価格:約19,000円(1TBモデル)
→ iPhoneユーザーには最適。ただし重量がNextorageより重く、ポータブル性は若干劣ります。
比較まとめ
製品名 | 最大速度 | 重量 | 特徴 | 主な用途 |
---|---|---|---|---|
Nextorage NX-P2SE | 読1050 / 書1000 MB/s | 19g | 超軽量・耐久・国内ブランドの安心感 | 写真・動画バックアップ、編集 |
Samsung T7 | 読1050 / 書1000 MB/s | 58g | 世界的定番モデル、セキュリティ強い | バランス重視 |
SanDisk Extreme Portable SSD | 読1050 / 書1000 MB/s | 約52g | 防水防塵、アウトドア向き | 野外撮影・タフな環境 |
バッファロー SSD-PMS… | 読1200 / 書1140 MB/s | 約35〜45g | MagSafe対応、iPhone録画に直結可能 | iPhone撮影データの保存・編集 |
私は新たにSSDを追加する上で、軽量で持ち運びやすく、PCでの動画編集用途に最適なNextorageを選びました。
メリット・デメリット
メリット
- 圧倒的に軽量(19g)で携帯性が高い
- 転送速度が速く、動画編集やバックアップが快適
- 耐久試験済みで安心して使える
- 国内ブランドによる安心感
デメリット
- 他社と比べるとやや割高に感じる場合がある
- 海外ブランドに比べ知名度がまだ低い
- 防水・防塵性能はないのでアウトドア派には不向き


価格
Nextorage ポータブルSSD USB3.2 Gen2(NX-P2SEシリーズ)の価格は、2025年9月2日時点のAmazon価格で、
1TBが、12,921円(税込)
2TBが、22,933円(税込)
です。
ポータブルSSDの中では比較的安価な部類だと思います。


まとめ
私はこれまで外付けHDDをメインに使ってきましたが、Nextorage ポータブルSSDに切り替えてからは、バックアップ作業と動画編集の快適さが大きく変わりました。
特にYouTube用の撮影データはサイズが大きく、HDDではコピーに時間がかかり、編集中もカクつきが気になっていました。
しかし、このSSDではそのストレスが一気に解消され、編集作業に集中できます。
「Nextorage ポータブルSSD USB3.2 Gen2」は、
- YouTubeやブログ用のデータを快適にバックアップしたい方
- 軽量・小型のSSDを持ち運びたい方
- 安心できる国内ブランドを選びたい方
におすすめできる製品です。
結論:
「Nextorage ポータブルSSD USB3.2 Gen2」は、私の動画・写真バックアップ環境を大きく改善してくれた、信頼できる一台でした。
それでは、楽しいオーディオ・ビジュアルライフを!!



※この記事の内容はあくまで個人の見解で、間違っていたり、最新でない可能性があります。できるだけ公式サイトのリンクを貼っておきますので、正しい情報は公式サイトをご確認ください。


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