MOONDROP ARIA2 の音質は、1万円台半ばの価格ですが価格帯を超えるレベルで、低音から高音までバランス良く再現されています。
中高音の明瞭度の高さが特徴です。
初めて1万円台の有線イヤホンを買う人に特におすすめです。
- MOONDROP ARIA2 の音質
- MOONDROP ARIA2 の外観
- MOONDROP ARIA2 の機能性
- MOONDROP ARIA2 の装着感
- MOONDROP ARIA2 の仕様
- MOONDROP ARIA2 の価格
📌イヤホンの選び方の詳細な解説はこちら
→イヤホンの選び方|宣伝レビューに騙されないための完全ガイド
Aria 2 と旧Ariaの違い
「Aria 2」と旧モデル「Aria(初代)」の主な違いは、サウンドの厚みと解像度、ドライバー構造、そして付属ケーブルの利便性です。
特に低音の迫力や全体の分離感が向上しており、より現代的なチューニングに進化しています。
主な違いを以下の項目にまとめました。
サウンドの傾向
- Aria 2:旧モデルに比べて中低音の厚みと量感が増しており、ボーカルや楽器の音がより立体的で派手な印象を与えます。
解像度や音の分離感も向上し、高音のディテールもクリアに表現されます。
- 旧Aria:フラットでバランスの取れた優等生的なサウンドですが、Aria 2と比べるとやや音が軽く、大人しい印象を受けます。
ドライバーとノズル構造
- Aria 2:新開発のTiNセラミックドーム複合振動板と、大口径ダイナミックドライバーを搭載しています。
また、ノズル部分には独立した真鍮製金メッキパーツが採用されており、音質チューニングの精度が上がっています。
- 旧Aria:LCP(液晶ポリマー)振動板を採用していました。
ケーブルとコネクタ
- Aria 2:プラグ部分(3.5mmアンバランス / 4.4mmバランス)を簡単に交換できる構造のケーブルが付属しています。素材や質感も旧モデルより強化されています。
- 旧Aria:プラグの交換はできず、一般的な固定式のケーブルでした。
ビルドクオリティ(塗装)
- Aria 2:金属製のフェースプレートが採用されており、旧Ariaで一部ユーザーから報告されていた「塗装剥げ」の問題が改善され、耐久性が向上しています。
Aria 2は、初代が持っていたバランスの良さをベースにしながらも、低音の迫力や解像度、そしてケーブルの利便性を大きく底上げした上位互換モデルと言えます。
音質 徹底評価
MOONDROP ARIA2 の音質は、価格帯を超えるレベルで、低音から高音までバランス良く再現されています。
中高音の明瞭度の高さが特徴です。
より詳細に見ていきます。
音質(3.5mmアンバランス接続)
- 高音
クリアーな高音を奏でます。
結構スーッと伸びていきます。
シンバルやハイハットなどはしっかり聴こえ、シンセサイザーの高音も伸びていきます。
明瞭度も高く、この明瞭度が高くクリアな高音が特徴だと感じます。
決して刺さることはなく、高音ボイスのボーカルが実に気持ちが良いです。
- 中音
ボーカルは結構クリアにクッキリと表現し、結構近くで聴こえます。
ボーカルが中央にしっかり定位しており、コーラスとの分離感も良いです。
ドラムの音の再現性はかなり高いです。
- 低音
低音の量感はそこそこ出ており、深いところもしっかり鳴っています。
適度な弾力感もあり、ベースラインもしっかり聴こえて音楽をしっかり下支えしている感じが分かります。
低音の質は高い方だと思います。
- 音場
普通の音場です。
イヤホンで広大な音場を求める方が難しいです。
目の前に広がる音空間や臨場感を求めるならスピーカーで聴いた方が良いです。
- 全体
実に滑らかに音を出します。
音の出方に全くストレスを感じずに、実にスーッと素直に音を出してきます。
中高音の明瞭度の高さが特徴だと思います。
音楽を聴いていて明るい気持ちになります。
音質という面で言うとかなり良いと思います。
解像度も高い方です。
- ポップス (P!NK – Never Gonna Not Dance Again):
ポップスの弾む感じが良く出ています。
中高音の明瞭度の高さがポップスに合ってます。
実に楽しくポップスを聴けます。
- ロック(Nirvana – Smells Like Teen Spirit):
ドラムの再現性は高いです。
ギターのハードなカッティングの表現も良いです。
低音にも重厚感があり、ノリ良くロックを聴けます。
ついリズムに合わせて体が動いてしまいます。
- EDM (Gryffin feat. Maia Wright – Body Back):
踊りだしたくなるような感じです。
中高音の明瞭度も高く、ボーカルも聴いていて気持ち良いです。
低音の弾力感もあって、かなりノレます。
- ジャズ (The Dave Brubeck Quartet – Take Five):
トランペットやピアノの再現性が高いです。
ジャズのしっとりしたボーカルもくっきり浮き上がってきて、目の前がジャズホールになったように感じます。
- アニソン (YOASOBI – アイドル):
音域の幅の狭いアニソンをしっかり鳴らします。
アニソンは音質の良くない楽曲が多いですが、明瞭度高く表現します。
アニソンの音作りの方向性は分かるのですが、もっと音域の幅を出しても良いのではないでしょうか。
ボーカルをしっかり聴けます。
- アコースティック (Norah Jones – Don’t Know Why):
アコースティックギターの弦の響きやピアノの響きが良い感じです。
ボーカルもくっきり再現性するので、相性が良いです。
- クラシック (ヴィヴァルディ – 《四季》より「春」 ~第1楽章):
弦楽器の弦の音が生々しく、金管楽器の音もスーッと伸びていて、明瞭に聴こえるので気持ち良いです。
中くらいのホールで演奏しているような臨場感です。
低音も豊かなので重厚感も出ており、相性は良いと思います。
音質(4.4mmバランス接続)
- 高音
明瞭度の高さは、3.5mmより少し抑えられた感じがします。
私は3.5mmの音の方が好みでした。
- 中音
ボーカルの定位感は3.5mmより増します。
- 低音
低音の質感は3.5mmよりも増します。
- 音場
音場の感じは3.5mmと変化ありません。
- 全体
全体の静寂感が増した感じです。
一気に全体のノイズ感が減少した感じがします。
仕組み上当然ですが、セパレーションが向上し、定位感はより良くなりました。
個人的には多少粗削りでも、より明瞭度の高い3.5mmアンバランス接続の方が好みでした。
SHURE SE215SPE との比較(4.4mmバランス接続)
SHURE SE215SPE よりも MOONDROP ARIA2 の方が明瞭度・クリアー感が高いです。
低音の量感・質感も MOONDROP ARIA2 の方が高いです。
📌SHURE SE215SPE のレビュー記事はこちら
→SHURE SE215SPE レビュー。長年売れ続けている超定番有線イヤホン!!
qdc SUPERIOR との比較(4.4mmバランス接続)
qdc SUPERIOR の方がクリア感は高いです。
音のバランスが高音寄りになる感じです。
これはこれで qdc SUPERIOR のクリアーな音も良いです。
低音の質感は MOONDROP ARIA2 の方が高く感じます。
📌qdc SUPERIOR のレビュー記事はこちら
→qdc SUPERIOR レビュー。人気なのが納得の高音質!
Kiwi Ears Quartet との比較(3.5mmアンバランス接続)
Kiwi Ears Quartet の方が高音の鳴り方が強いです。
Kiwi Ears Quartet の方がより耳の近くで鳴っている感じがします。
📌Kiwi Ears Quartet のレビュー記事はこちら
→Kiwi Ears Quartet レビュー。これはかなりの高音質です!
HZsound Heart mirror pro との比較(4.4mmバランス接続)
HZsound Heart mirror pro の方がイヤホン本体がかなり小振りです。
耳の中へすっぽり収まってしまう感じです。
HZsound Heart mirror pro も明瞭度が高く、気持ち良いです。
音の滑らかさは、MOONDROP ARIA2 の方が高く感じます。
📌HZsound Heart mirror pro のレビュー記事はこちら
→これを買えばすぐにバランス接続もできる! HZsound Heart mirror pro レビュー
音の好みは人それぞれなので、あくまで参考までに。
- 音源:Amazon Music Unlimited ULTRA HD(24-bit/48KHz)、HD(16-bit/44.1KHz)
- 再生ジャンル:ポップス、ロック、EDM、ジャズ、アニソン、アコースティック、クラシック
- 接続機器:
DAP:SONY NW-WM1AM2
●Amazon Music Unlimited の契約は以下より

相性の良いジャンル
苦手なジャンルはないと思います。
明瞭度が高いので、どのジャンルでも聴いていて気持ち良く聴けます。
- ポップス
- ロック
- EDM
- ジャズ
- アニソン
- アコースティック
- クラシック
パッケージ・外観・付属品
パッケージ
MOONDROP ARIA2 のパッケージはこんな感じです。
中華系のイヤホンに多い、美少女のアニメが描かれています。
これ、何故なんでしょう…




外観
イヤホン本体は金属製で冷っとした感触があります。
ケーブルの質感も高く、絡まりにくい設計になっています。

イヤホン本体は金属でドットの加工がしてあり、お洒落感があります。
美しい見た目です。




付属品

- イヤーピース(S/M/L)1ペア
- 3.5mmプラグ
- 4.4mmプラグ
- イヤホンケース
- マニュアル
機能性
MOONDROP ARIA2 は、付属しているジャックの交換のみでアンバランス接続のみならず、バランス接続も可能です。
最近のイヤホンに多い機能です。
通常はイヤホンケーブル自体をバランス接続用にリケーブルする必要があります。
ケーブル自体も良いものだと結構な価格がしたりします。
ジャックのみの交換でバランス接続化できるのは、良い機能だと思います。
以下のようにジャックも3.5mmアンバランス用、4.4mmバランス接続用の2つが付属しています。

ジャックの先端を抜いて、差し替えるだけでバランス接続化できます。

下の写真のように▲の位置を合わせて、ジャックを差し込みます。
違う位置でも刺さってしまいます。
位置を合わせてはめ込まないと音質に影響が出るので、注意してください。

装着感
MOONDROP ARIA2 は、金属製のため少し冷んやりする感じはあるのと、少し重量感を感じます。
装着感は良く、耳にぴったりフィットします。
ただ、重量感があるため長時間装着していると少し耳が痛くなってくる可能性はあります。
イヤーチップもS・M・Lの3種類から選ぶことができます。
仕様
| 製品名 | ARIA2 |
| ドライバー | ダイナミックドライバー 新開発のTiNセラミックコーティングドーム複合振動板を採用 |
| 周波数特性 | 20Hz-20kHz |
| 感度 | 122dB/Vrms (@1kHz) |
| インピーダンス | 33Ω±15% (@1kHz) |
| コネクタタイプ | 0.78mm 2pin |
| ジャックタイプ | 3.5mm、4.4mm |
| 重量 | 5.75g(イヤホン+ケーブル) |

価格
2024年1月にHiFiGOで、14,462円(税込)で購入しました。
2024年10月24日時点でのAmazonでの価格は、15,300円(税込)です。
※Amazonの価格は日々変動することがあります
購入先
私はHiFiGOで購入しましたが、AliExpressなどの中国のショッピングサイトで購入するのもおすすめです。
私は何回もAliExpressを利用しています。
現地価格で購入できるのがメリットです。
ただ、配送に時間がかかるというデメリットもあります。
送料は基本無料ですが、速達便にすると有料になったりします。
日本のAmazon等と価格を比較して安かったら購入するのもアリです。
↓

MOONDROP ARIA2 をおすすめする人・しない人
MOONDROP ARIA2 をおすすめする人
- 1万円台で中高音がクリアーで明瞭な傾向の有線イヤホンが欲しい人
- 色々なジャンルを聴く人
- バランス接続化もすぐに試してみたい人
MOONDROP ARIA2 をおすすめしない人
- 重低音重視の人
- ドンシャリ好きな人
- バランス接続に興味のない人
よくある質問(FAQ)
スマホ直挿しでも十分?
スマホ直挿しでも十分に良い音(中高音の透明感やしっかりした低音)を楽しむことができます。
ただし、インピーダンスが33Ωとやや鳴らしにくいため、ポータブルアンプ(ドングルDAC)を使うことで音の迫力や見通しがさらに向上します。
📱 スマホ直挿しのメリット・注意点
- メリット: アンプなどの追加投資なしで、透き通った中高音と十分な低音を手軽に楽しめます。
- 注意点: スマホによっては音量を取りにくかったり、出力の限界で音が少しぼやけたりすることがあります。
🎵 さらに音質を引き上げるための手段
スマホとイヤホンの間に「ドングルDAC(小型のヘッドホンアンプ)」を挟むのが非常に効果的です。
- 迫力と解像度の向上: 音の分離感が良くなり、低音の沈み込みやボーカルの艶やかさが増します。
- バランス接続への対応: Aria 2の付属ケーブルはプラグ交換が可能で、別売の4.4mmプラグや対応DACを使えば「バランス接続」による圧倒的な音場の広がりを体感できます。
まずはスマホ直挿しで聴いてみて、もっと解像度や低音の迫力を求めたいと感じた段階でドングルDACの追加を検討するのがおすすめです。
DACは必要?
音質を最大限に引き出すためには強く推奨します。
外付けDACが必要になる理由は以下の通りです。
- 直挿しでも聴ける:スマホやPCにイヤホンジャックや変換アダプタ(3.5mm)があれば、そのまま音楽を鳴らすことができます。
- ポテンシャルの解放:Aria 2は「再生機器の性能が良いほど良い音が出る」という高い線形性を持っています。スマホ内蔵の簡易的なDAC(または安価な変換アダプタ)では、本来の解像度や低音の深み、高音の伸びがスポイルされてしまう傾向があります。
- バランス接続の利用:Aria 2のケーブルは3.5mmプラグだけでなく、4.4mmバランス接続プラグにも対応しています。より高音質で空間表現豊かなバランス接続を楽しむためには、4.4mm端子を搭載したUSB-DACが必須となります。
おすすめのUSB-DAC
Aria 2と組み合わせて定番かつ相性が良いと評価されているのは、同じ水月雨(MOONDROP)の「DAWN PRO 2」です。
小型でありながら4.4mmバランス接続にも対応しており、価格帯(約10,000円前後)もAria 2と合わせやすく、音質の大幅な向上を体感できます。
私が使用しているFiiO K7 もおすすめです。
📌FiiO K7 のレビュー記事はこちら
→【FiiO K7 レビュー】3万円台でデスクトップオーディオを極める!高音質DAC/ヘッドホンアンプの真価
エージングで音は変わる?
エージングによって音は変化します。
特に新品の状態から鳴らし込むことで、低音域の量感やレスポンスが向上し、高音の刺さりが取れて全体的に角が取れた自然で豊かなサウンドに変化すると言われています。
エージングで期待できる変化
- 低域の改善: 振動板の動きがスムーズになることで、より深く豊かな低音が出るようになります。新品時に感じる「こもり」が解消されやすくなります。
- 高域の滑らかさ: TiNセラミックドーム複合振動板特有の高い解像度を保ちつつ、高音の硬さや刺さりが取れて聴き疲れしにくくなります。
- 空間表現の広がり: 音の分離感が増し、音場(サウンドステージ)が少し広くなったように感じられることがあります。
ただ、エージングは必須ではありません。
エージングしない状態でも充分楽しめます。
リケーブルする価値はある?
Aria 2のリケーブルには、音質や装着感のさらなる向上、バランス接続への変更といった明確な価値があります。
ただし、純正ケーブルの完成度も高いため、目的(不満点の解消や用途の拡張)に合わせて選ぶことが大切です。
●リケーブルするメリット・価値
- バランス接続への移行
標準で交換可能な3.5mmプラグだけでなく、4.4mmバランス接続対応ケーブル(または4.4mmプラグのみの交換)にすると、左右の分離感が向上し、音の広がりや解像度をより引き出せます。 - 特定の音域のチューニング
「低音の量感を増やしたい」「ボーカルをもっと近くで聴きたい」といった好みに合わせ、銀メッキ銅や純銅など材質の異なるケーブルに変更することで微調整が可能です。 - 取り回し(タッチノイズ)の改善
純正ケーブルはやや硬さやタッチノイズ(服に擦れる音)が気になる場合があり、しなやかな社外製ケーブルに変えることで快適性が大きく向上します。
●注意点・純正の優秀さ
Aria 2の純正ケーブルは「星形カッド構造(Star Quad)」を採用しており、1万円台半ばのイヤホンとしては非常に優秀です。
そのため、とりあえずの音質向上目的であれば、まずは付属のプラグを4.4mmに付け替えてバランス接続を試してみるのが最もコストパフォーマンスが高い方法です。
初心者でも違いは分かる?
初心者でも違いが分かります。
スマホに付属しているイヤホンや数千円の安価なワイヤレスイヤホンと比べると、ボーカルのくっきり感や低音の迫力、音の広がりが圧倒的なため、その進化を体感できます。
なぜ違いが分かるのか?
- 圧倒的な解像度: 音の粒が細かく、これまで聴こえなかった楽器の音や歌手の息づかいまで聴こえるようになります。
- バランスの良さ: 低音から高音まで非常にバランス良く鳴るため、特定の音がこもったり耳障りになったりしません。
- 有線接続の強み: Bluetoothのようなデータ圧縮がないため、スマートフォンの音楽をダイレクトに高音質で楽しめます。
まとめ
MOONDROP ARIA2 は、1万円台半ばの価格で中高音がクリアーで明瞭度の高いイヤホンです。
ジャンルも幅広く対応しており、特に苦手なジャンルはなく、明るく楽しく音楽を楽しめます。
また、ジャックの交換ですぐにバランス接続化できるのは有難い機能です。
この価格を出して購入しても後悔することはないと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
少しでも私のレビューが皆さんの楽しいオーディオ・ビジュアルライフの一助になれば幸いです。
「オーディオやカメラ」などについての悩みや疑問・質問など、ご自由にコメント欄に投稿してください。
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※いただいたコメントは全て拝見し、真剣に回答させていただきます。
それでは、楽しいオーディオ・ビジュアルライフを!!





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